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中村稔 (経産官僚)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中村 稔(なかむら みのる、1962年6月30日 - )は、日本の経産官僚

経歴

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1962年6月30日、広島市に生まれる。灘高等学校東京大学法学部を卒業[1]

1986年、通商産業省(現・経済産業省)に入省。技術開発、情報システム開発、知的財産保護、オゾン層保護対策に携わり1993年から1996年まで在ポーランド日本国大使館一等書記官としてワルシャワに駐在。帰国後は、航空機武器産業、原子力安全、環境・企業立地などを担当した後、石油公団総務課長、中東アフリカ室長、大臣官房参事官、石油流通課長を務めた。地方へは近畿経済産業局の総務課長と総務企画部長として大阪に2回勤務し、2006年には兵庫県庁出向(産業振興局長と産業労働部長)で神戸にも赴任した。2013年夏から2016年夏まで独立行政法人情報処理推進機構(IPA)参事・企画戦略部長[2]。2016年7月より原子力発電環境整備機構(NUMO)専務理事[3]。2020年経済産業省を退官、パソナグループを経て現在は兵庫県立大学政策科学研究所客員教授[4]奈良先端科学技術大学院大学教育推進機構イノベーション教育部門客員教授[5]などを務める。

2024年10月9日、兵庫県庁で記者会見し、同年11月17日投開票予定の兵庫県知事選挙無所属で立候補すると表明した[6]。しかし同月29日、「選挙戦が政策とは離れ、名前を売らんがための議論になる。私の思いや政策を広くご理解いただくことは困難」として立候補しないことを表明した[7]

主な著書

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  • 何が「地方」を起こすのかーIT、「橘街道プロジェクト」戦略と方法論(国書刊行会、2016年)[8]

脚注

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  1. ^ 兵庫県知事選、元経産官僚の中村氏が立候補へ 自民県議団が面談、支援を検討” (Japanese). 神戸新聞NEXT (2024年10月1日). 2024年10月2日閲覧。
  2. ^ 何が「地方」を起こすのか―IT、「橘街道プロジェクト」、戦略と戦術と方法論”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2024年10月2日閲覧。
  3. ^ 新役員の略歴”. 原子力発電環境整備機構. 2024年10月2日閲覧。
  4. ^ 専任教員 / 特任教員 /客員教員・研究員 / 研究協力者”. 兵庫県立大学 政策科学研究所. 2024年10月2日閲覧。
  5. ^ 教員紹介|奈良先端科学技術大学院大学 教育推進機構 イノベーション教育部門”. dive.naist.jp. 2024年10月2日閲覧。
  6. ^ 兵庫県知事選挙、元経済産業省官僚の中村稔氏が立候補表明”. 日本経済新聞 (2024年10月9日). 2024年10月10日閲覧。
  7. ^ “兵庫県知事選 元経産省官僚の中村稔氏が立候補見送る”. 神戸新聞. (2024年10月29日). https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202410/0018282383.shtml 2024年10月29日閲覧。 
  8. ^ 何が「地方」を起こすのか”. 国書刊行会. 2024年10月2日閲覧。