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中村由香里 (競輪選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中村 由香里
Yukari Nakamura
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1981-03-09) 1981年3月9日(43歳)
出身地 大阪府大阪市
身長 166.7cm
体重 65.3kg
選手情報
登録番号 014902
所属 日本競輪選手会東京支部
ホーム 京王閣競輪場
期別 102期
登録地
2012- 日本競輪選手会東京支部
業績
特別競輪勝利
GP ガールズグランプリ 2013
FII ガールズケイリンコレクション 2013 2014
選手情報 KEIRIN.JP
■最終更新日:2019年11月27日  テンプレートを表示

中村 由香里(なかむら ゆかり、1981年3月9日 - )は、大阪市出身の女子競輪選手日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第102期(ガールズケイリン第1期)生。師匠は田谷勇(競輪学校第54期生)。弟子は石田典大(123期)[1]

来歴

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1988年ソウルオリンピック金メダリストフローレンス・ジョイナーに憧れ、小学4年生で陸上競技を始めた[2]

幼いころからプロスポーツ選手が夢であったが、当時は女性のプロスポーツが少なかったこともあり、進学した大阪教育大学では陸上競技を続けながら教員免許を取得、結局は大学卒業後陸上競技は辞めて小学校教員となる[2]。そして教師生活の傍ら、シクロクロスを手始めとする自転車競技大会にも随時出場していた。2009年10月、競輪学校でガールズケイリンの生徒募集が行われることを知り、競輪選手になることを決意。当時6年生の担任を務めていた勤務先の小学校に、2010年3月に挙行された卒業式を終えた後、辞表を提出し、教師生活にピリオドを打った[2]

2011年2月25日、競輪学校入学試験に合格[3]。女子1期生として入学し、在校競走成績は54戦41勝の成績を挙げ第1位[4]。卒業記念レースでは加瀬加奈子に次いで2位に入った。そして2012年3月24日に挙行された競輪学校卒業式では、学業や技能、人物について総合的に優れていたと評価され、「優等賞」が授与された[5]

2012年5月1日、日本競輪選手会東京支部所属の競輪選手として登録された。ホームバンクは京王閣競輪場。また同年同月に行われた全日本プロ選手権自転車競技大会前橋競輪場)のエキシビションケイリンレース、『なでしこカップ』では加瀬らを抑えて優勝した[6]。同年7月8日、ホームバンクの京王閣でデビュー戦を迎え、最終バックから捲り、2着に大差をつけて勝った[7]。その後の2走も勝ち、ガールズケイリン初の完全優勝者となった[8]。同年10月23日、同年12月28日に開催予定のガールズグランプリ出場選手に選出された[9]

2013年2月24日高松競輪場で行われた第1回ガールズケイリンコレクション高松ステージで優勝。年末の12月28日立川競輪場で行われた第2回ガールズグランプリで優勝して年間獲得賞金額が1948万9000円となり、当年の女子賞金王を確定させた[10]

2014年6月29日取手競輪場で行われた第5回ガールズケイリンコレクション取手ステージで優勝、3つ目のタイトルを獲得。ガールズケイリンコレクションには同年の第6回(前橋ステージ)まで連続6回出場。7月16日岐阜競輪場でのレースで通算100勝を達成。

2015年以降はタイトルからは遠ざかっているが、2019年競輪祭前半3日間で行われたガールズケイリン特別競走「ガールズグランプリトライアルレース[11]に選考され出場した[12]ほか、12月20日から開催された豊橋FIIでは3日間とも1着で完全優勝。40歳となってからも2021年8月16日からの京王閣FIで約2年ぶりの優勝を果たしたほか、2022年9月19日名古屋競輪場で行われたガールズグランプリ覇者を中心に選出された企画レース「ティアラカップ」でも2着に入るなど、安定した活躍を続けている。

2022年7月から日本競輪選手会東京支部の役員も務めているほか、123期の石田典大ほかアマチュア含めて弟子を7名取っている[1]

主な獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ a b “中村由香里は弟子7人が燃える材料 今春デビューの石田典大らに師匠の威厳見せる/京王閣ミッド”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年3月31日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/mid_cal/news/202303310001235.html 2023年3月31日閲覧。 
  2. ^ a b c Vol.5 ガールズケイリン@中村由香里 『日々成長。ケイリンで1番、人間性でも1番!人生をかける』 - ガールズケイリン・夢挑戦~松瀬学日誌(6)” (2011年12月22日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月11日閲覧。
  3. ^ 日本競輪学校女子第1回生徒入学試験合格者名簿 (PDF) - KEIRIN.JP
  4. ^ 競走成績戦法別一覧表 (PDF) - KEIRIN.JP
  5. ^ 男勝り!ガールズ中村由香里が「優等賞」 - 日刊スポーツ 2012年3月25日付
  6. ^ 競走成績 (PDF)
  7. ^ A級ガールズ予選1成績 - KEIRIN.JP
  8. ^ 2012/07/08(最終日)第6レースA級ガールズ決勝 - KEIRIN.JP
  9. ^ 『ガールズグランプリ2012【FII】』出場予定選手の決定について - KEIRIN.JP 10月23日付
  10. ^ 【ガールズGP】中村由香里2代目クイーン!加瀬を差した - スポーツ報知 2013年12月29日付
  11. ^ 当年1月から8月の獲得賞金額上位者と特別に選考された28名による、年末のオッズパーク杯ガールズグランプリ出場権をかけたトライアルレース。
  12. ^ ガールズグランプリトライアル2019 出場予定選手” (PDF). keirin.jp (2019年9月26日). 2019年11月24日閲覧。

外部リンク

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