中村時蔵 (6代目)
ろくだいめ なかむら ときぞう 六代目 中村時蔵 | |
屋号 | 萬屋 |
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定紋 | 桐蝶 |
生年月日 | 1987年11月22日(37歳) |
本名 | 小川義晴 |
襲名歴 | 1. 四代目中村梅枝 2. 六代目中村時蔵 |
別名 | 藤間明(日本舞踊宗家藤間流) |
出身地 | 日本・東京都 |
曽祖父 | 三代目中村時蔵 |
祖父 | 四代目中村時蔵 |
父 | 中村萬壽 |
兄弟 | 中村萬太郎(弟) |
妻 | 千葉素美 |
子 | 五代目中村梅枝[1][2] |
公式サイト | 歌舞伎俳優 中村時蔵・中村萬太郎 公式ホームページ |
六代目 中村時蔵(ろくだいめ なかむら ときぞう、1987年〈昭和62年〉11月22日 - )は、日本の歌舞伎役者。屋号は萬屋。定紋は桐蝶、替紋は蔓片喰。歌舞伎名跡「中村時蔵」の当代。30年間名乗ってきた前名「中村梅枝」としても知られる[3]。本名は
人物
[編集]東京都出身。女形歌舞伎役者中村萬壽の長男で、歌舞伎界における若女形の1人。菊五郎劇団一座の舞台で数多くの役を務める。
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学文学部に進学するも、舞台の生活に重点を置くため大学を中退[4]。
2014年4月27日、茶道表千家・堀内長生庵行分千葉宗立の三女である千葉素美と結婚[5][6]。
2015年10月28日に長男・
2018年、重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となる[10]。同年12月、五代目坂東玉三郎の指名を受け、芸の継承をしていくかたちで、六代目中村児太郎とともに『壇浦兜軍記』の阿古屋を演じている[11][12][13]。
将来演じたい憧れの役として挙げた2役のうち『八重桐廓噺
各種お稽古事は次の通り。 ①日本舞踊:三世藤間勘祖・八世藤間勘十郎・藤間勘紫恵、②鼓:十三代目田中傳左衛門、③太鼓:九代目田中佐太郎、④長唄三味線:杵屋栄津三郎、⑤清元節:清元志佐雄太夫、⑥義太夫節:竹本喜太夫、⑦箏曲(琴):川瀬白秋、⑧謡・仕舞:浅井文義。他、茶道・書道・日本画なども(※2010年当時,故人の名も含む)[15]。
若手の歌舞伎役者仲間で趣味の「歌舞伎ダーツクラブ」を作っている。2010年時点のリーダーは、二代目中村勘太郎。メンバーは、梅枝のほか、二代目尾上松也、四代目中村種太郎、中村壱太郎、坂東新悟など[15]。
2024年6月、歌舞伎座「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿」の杉酒屋娘お三輪で六代目中村時蔵を襲名した[16]。長男大晴は五代目中村梅枝を襲名した[17]。
テレビ出演
[編集]書籍
[編集]- 「襲名記念写真集 六代目中村時蔵」 写真:小川知子(2024年5月)[18]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b (独立行政法人日本芸術文化振興会 2020年11月2日発行)『国立劇場 第320回─令和2年11月歌舞伎公演』プログラムP.36掲載,「彦山権現誓助剣」一味斎孫弥三松として初お目見得。
- ^ “菊之助「カムカム」モモケン「朝ドラで知っていただけて良かった」”. デイリースポーツ online (2022年2月11日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ “あなたに一問一答 中村時蔵”. 歌舞伎美人(かぶきびと):歌舞伎公式総合サイト. 松竹. pp. 1-2 (2024年5月31日). 2024年6月1日閲覧。 “30年間、梅枝でした。皆さんが僕のことを「ばいちゃん」と呼んでくれる”
- ^ “プロフィール | 中村梅枝 中村萬太郎 公式ホームページ”. 中村梅枝 中村萬太郎 公式ホームページ. 2022年1月5日閲覧。
- ^ 季刊誌『美しいキモノ 2014夏,通巻248号』(ハースト婦人画報社,2014年5月20日発売)p.180-183
- ^ 『25ans(ヴァンサンカン)9月号,通巻456号』(ハースト婦人画報社,2017年7月28日発売)p.215 "1988年京都生まれ、四人姉妹の三女"
- ^ 『婦人画報9月号』(ハースト婦人画報社,2021年7月30日発売)歌舞伎の底力p.226-227
- ^ 「小川綜真さん、小川大晴さんインタビュー「いつかお獅子の毛ぶりがしたいです!」」『婦人画報9月号・歌舞伎の底力より』ハースト婦人画報社、2021年8月14日。2022年2月25日閲覧。
- ^ 「【歌舞伎 文売り・三社祭】梅枝「使命感感じる演目」鷹之資・千之助「『僕たちならでは』を」」『紡ぐプロジェクト』文化庁・宮内庁・読売新聞社、2020年11月12日。2022年2月25日閲覧。 "大晴は京都で生まれまして…"
- ^ “会員一覧 | 伝統歌舞伎保存会”. www.kabuki.or.jp. 2020年10月25日閲覧。
- ^ “高橋彩子の「耳から“観る”舞台」第8回|音楽は嘘をつかない? 舞台上で3種の楽器を演奏する女方の難役! 十二月大歌舞伎『阿古屋』”. 音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」(2018年12月1日). 2020年11月1日閲覧。
- ^ “中村梅枝&中村児太郎、女形の大役「阿古屋」初挑戦 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com(2018年11月26日). 2020年11月1日閲覧。
- ^ “玉三郎が梅枝と児太郎に大役継承 きっかけは3年前 - 舞台雑話 - 芸能コラム : 日刊スポーツ”. nikkansports.com(2018年12月1日). 2020年11月1日閲覧。
- ^ 清水まり(聞き手・文)「中村梅枝:若手花形インタビュー 緑立つ季節vol.2」『演劇界 10月号』第71巻、第10号、演劇出版社、49-54頁、2013年10月1日。ASIN B00ENMGQJA。
- ^ a b “第3回 中村梅枝(芸の眼差し、遊の素顔)”. 歌舞伎美人 (松竹株式会社). (2010年12月9日) 2022年2月15日閲覧。
- ^ “六月大歌舞伎”. 歌舞伎美人. 2024年6月15日閲覧。
- ^ “中村時蔵、梅枝に名跡を譲り初代中村萬壽を襲名「目が黒いうちに息子に継がせて、もっと指導しなければ」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2024年1月22日) 2024年1月22日閲覧。
- ^ “【梅枝】写真集発売記念トークイベント”. 中村時蔵・中村萬太郎 公式ホームページ (2024年4月25日). 2024年6月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 歌舞伎俳優 中村時蔵・中村萬太郎 公式ホームページ
- 中村 時蔵 (6代目) - 歌舞伎俳優名鑑