中山善三郎
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中山善三郎(なかやま ぜんざぶろう、1904年(明治37年)6月21日 - 1974年(昭和49年)1月13日)は、日本のジャーナリスト、劇作家。劇作家としての筆名は塩谷国四郎。
経歴
[編集]1904年(明治37年)秋田市本町(現在の秋田市大町)に生まれる。日本大学卒[1]。
1927年(昭和2年)、毎日新聞社入社[2]。日米開戦前後には、海軍徴用報道班員として鹿屋海軍航空隊に随行し、戦況などを日本に伝えた[3]。この折の体験を基に実録「真珠湾奇襲」「不沈戦艦北へ」を執筆している(いずれも『大東亜戦史 1 太平洋編』所収)。 戦後、西部本社社会部長兼地方部長、横浜支局長、東京本社連絡部長、東京本社社会部長、サンデー毎日編集長を歴任した[1]。
劇作家としては、「恋は颱風の如くに」、「新しき地図」、「のっこみ鮒」などの脚本を書いている[1]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『釣人の四季』 明玄書房、1953年。
- 『写真記者物語』 東方社、1962年。
- 『罪・その周辺』 東方社、1965年。
- 『釣りキチの履歴』 丸の内出版、1970年。
共著
[編集]- 池田佑責任編集『大東亜戦史 1 太平洋編』 富士書苑、1974年。
脚注
[編集]- ^ a b c 井上隆明監修、塩谷順耳ほか編『秋田人名大事典』(第2版)秋田魁新報社、2000年、428頁。ISBN 4-87020-206-9。
- ^ コトバンク デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
- ^ 石川達三『心に残る人々』文春文庫、1976年、82頁。ISBN 978-4167103040。