世界を売った男 (曲)
「世界を売った男」 | |
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デヴィッド・ボウイの楽曲 | |
収録アルバム | 『世界を売った男』 |
英語名 | The Man Who Sold the World |
リリース | 1970年11月4日 |
録音 | 1970年5月4日・22日 |
ジャンル | ロック |
時間 | 3分55秒 |
レーベル | マーキュリー・レコード |
作詞者 | デヴィッド・ボウイ |
プロデュース | トニー・ヴィスコンティ |
「世界を売った男」(せかいをうったおとこ 原題:The Man Who Sold the World)はデヴィット・ボウイの楽曲。
ボウイの三枚目のスタジオ・アルバムに収録されている。1970年にアメリカ合衆国で、1971年にイギリスでマーキュリー・レコードから発売された。
概要
[編集]「世界を売った男」はリリース時あまり注目されていなかった。ボウイ自身によるシングルとしてはリリースされなかったが1973年アメリカで「スペイス・オディティ」、同年イギリスから「火星の生活」のB面としてRCAレコードから発売された。この曲が人気になったのは、ボウイとミック・ロンソンがプロデュースをしたスコットランドの歌手ルルが、カバーをして全英シングル・チャート最高3位になったときだった[1]。1982年にミッジ・ユーロがカバーバージョンを発表、1993年にニルヴァーナがMTVアンプラグドでこの曲をカバーし、新しい年代層にも広まった[2]。ボウイのキャリアの後期ではこの楽曲のアレンジをし演奏しており、1995年のアウトサイド・ツアーではよりダークなスタイルで演奏をした。ツアーでのアレンジ版を「ストレンジャーズ・ホエン・ウィ・ミート」のB面として1995年に発売された。彼は1996年のドキュメンタリー『チェンジスナウボウイ』の為にこの楽曲をアコースティックバージョンで再録音、2020年にEP『イズ・イット・エニィ・ワンダー?』のデジタル版とアルバム『チェンジスナウボウイ』でリリースされた[3]。オリジナル版は複数回コンピレーション・アルバムに収録されている。
背景
[編集]『世界を売った男』のバッキングトラックは、1970年5月4日にロンドンのトライデントスタジオで、「ランニング・ガン・ブルース」と共に録音された。この時点でこの楽曲は「Saviour Machine」というタイトルで録音され、本作のタイトルは含まれていなかった。ケビン・カンによるとラインナップは、アコースティックギターのボウイ、エレキギターのミック・ロンソン、ベースとプロデューサーのトニー・ヴィスコンティ、ドラムとパーカッションのミック・ウッドマンジー、そしてモーグ・シンセサイザーのラルフ・メイスをフィーチャーした[4]。その後ロンソンとミックは「ザ・スパイダーズ・フロム・マーズ」で有名になった[5]。ヴィスコンティによると、ボウイは5月22日にアドヴィジョンスタジオでボーカルを録音しました。このアルバムのミキシング最終日、ボウイはアドビジョンに移動している際、彼はフリッツ・ラング監督の1927年の映画メトロポリスへのオマージュとして『メトロボリスト』と名付けるつもりであった[6]。
パーソネル
[編集]ケヴィン・カンによると[7]
- ミック・ロンソン – エレキギター
- トニー・ヴィスコンティ – エレキベース
- ウッディ・ウッドマンシー – ドラム、パーカッション
- ラルフ・メイス – モーグシンセサイザー
認定と売上
[編集]国 / 地域 | 認定 | 認定/売上数 |
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イギリス(BPI)[8] | Silver | 200,000‡ |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “THE MAN WHO SOLD THE WORLD” (英語). Official Charts (1974年1月26日). 2024年8月1日閲覧。
- ^ “Nirvana - The Man Who Sold the World (MTV Unplugged )”. www.youtube.com. 2024年8月1日閲覧。
- ^ “ChangesNowBowie LP and Repetition video update” (英語). David Bowie (2020年4月1日). 2024年8月1日閲覧。
- ^ 『Any Day Now: David Bowie: The London Years: 1947-1974』Adelita Ltd、2月28日、191-192頁。
- ^ 『Any Day Now: David Bowie: The London Years: 1947-1974』Adelita Ltd、210-211頁。
- ^ 『Any Day Now: David Bowie: The London Years: 1947-1974』Adelita Ltd、191-192頁。
- ^ 『Any Day Now: David Bowie: The London Years: 1947-1974.』Adelita Ltd、210頁。
- ^ “イギリスのシングル認定 デヴィッド・ボウイ/世界を売った男 ”. 2024年10月18日閲覧。