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下野伸一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
下野 伸一郎 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム しもの しんいちろう
ラテン文字 Shinichiro Shimono
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技 (跳躍)
種目 走幅跳
所属 九電工
大学 福岡大学
生年月日 (1990-10-10) 1990年10月10日(34歳)
出身地 鹿児島県日置市[1]
身長 178cm[2]
体重 67kg[2]
成績
地域大会決勝 アジア選手権
走幅跳 5位 (2013年)
国内大会決勝 日本選手権
走幅跳 2位 (2013年, 2017年)
自己ベスト
走幅跳 8m11 (2015年)
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下野 伸一郎(しもの しんいちろう、1990年10月10日 - )は、鹿児島県日置市出身の陸上競技選手。専門は走幅跳で、自己ベストは日本歴代7位の8m11。2013年2017年アジア選手権日本代表九電工所属。

経歴

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高校生時代

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鹿児島商業高校時代にはインターハイ国民体育大会、日本ユース選手権に出場を果たし、2007年の日本ユース選手権では7m06(0.0)で5位に入っている(インターハイと国民体育大会での入賞経験はなし)。高校時代の自己ベストは3年時の2008年にマークした7m23[3]

大学生時代

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福岡大学に進学すると、1年時の2009年に自己ベストを7m76まで更新し、日本選手権にも初出場を果たした。2年時の2010年には九州インカレ初優勝、3年時の2011年には九州インカレ2連覇と西日本インカレ初優勝を果たしたが、1年時の自己ベストを更新することはできなかった。

最終学年の2012年、5月の九州インカレは自己ベスト(7m76)を3年ぶりに更新する7m80で3連覇を飾ると、7月14日の福岡大競技会では日本歴代10位(当時)・九州学生新記録の8m08(+2.0)をマークし、8mジャンパーの仲間入りを果たした。9月の日本インカレは1位と4cm差の2位に終わり、大学4年間で学生日本一に輝くことはできなかったが、10月の国民体育大会で初の全国タイトルを獲得した[4]

社会人時代

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2013年、九電工に入社。6月の日本選手権では1cm差で優勝を逃すも初の表彰台(2位)に上り、初めて日の丸を背負った7月のアジア選手権では5位に入った。

2015年、8月2日の福岡大競技会で日本歴代7位の8m11(+1.6)をマークし、自己ベスト(8m08)を3年ぶりに更新した。

2016年のシーズン終了後、師事する福岡大学の片峯隆監督の助言をきっかけに、10年以上続けていた反り跳びからダブルシザースにフォームを変更した[5]

2017年、4月の織田記念は追い風参考記録ながら8mを超える8m05(+2.3)で初優勝を飾ると、5月のゴールデングランプリ川崎では公認記録で自身3度目の8mジャンプとなる8m00(+1.7)をマークして3位に入った[6]。6月の日本選手権は4年ぶりに表彰台(2位)に上り、2大会ぶり2度目の出場となった7月のアジア選手権は6位に入った。

自己ベスト

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  • 記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 記録 年月日 場所 備考
走幅跳 8m11 (+1.6) 2015年8月2日 日本の旗 福岡市 日本歴代7位

主要大会成績

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  • 備考欄の記録は当時のもの

国際大会

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2013 (社1) アジア選手権 インドの旗 プネー 走幅跳 5位 7m71 (+0.5)
2016 (社4) 日中韓3カ国交流 大韓民国の旗 金泉 走幅跳 4位 7m54 (+0.2)
2017 (社5) アジア選手権 インドの旗 ブバネーシュワル 走幅跳 6位 7m76 (+0.8)

日本選手権

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2009 (大1) 第93回 広島市 走幅跳 19位 7m20 (+0.3)
2010 (大2) 第94回 丸亀市 走幅跳 16位 7m17 (+2.4) 公認記録:7m16 (+0.3)
2011 (大3) 第95回 熊谷市 走幅跳 4位 7m53 (-0.3)
2012 (大4) 第96回 大阪市 走幅跳 記録なし NM
2013 (社1) 第97回 調布市 走幅跳 2位 7m75 (0.0)
2014 (社2) 第98回 福島市 走幅跳 14位 7m34 (+0.3)
2015 (社3) 第99回 新潟市 走幅跳 6位 7m58 (-1.6)
2016 (社4) 第100回 名古屋市 走幅跳 6位 7m62 (+0.3)
2017 (社5) 第101回 大阪市 走幅跳 2位 7m86 (+0.2)

国内獲得タイトル

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  • 優勝した国内主要大会を記載
大会 場所 種目 優勝記録 備考
2010 (大2) 九州インカレ 福岡市 走幅跳 7m44 (-0.3)
2011 (大3) 九州インカレ 熊本市 走幅跳 7m82 (+2.9)
西日本インカレ 岐阜市 走幅跳 7m67 (+1.7)
2012 (大4) 九州インカレ 福岡市 走幅跳 7m80 (+0.7) 自己ベスト
西日本インカレ 京都市 走幅跳 7m56 (+2.5)
国民体育大会 岐阜市 走幅跳 7m86 (+0.8)
2017 (社5) 織田記念国際 広島市 走幅跳 8m05 (+2.3)
田島直人記念 山口市 走幅跳 7m95 (+1.5) 大会記録
全日本実業団選手権 大阪市 走幅跳 7m73 (+0.1)

テレビ出演

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誰が一番遠くに跳べるかを競う「ロングジャンプダービー」に出場。カラテカ矢部や各分野のスペシャリストと対決し、7m50を跳んで優勝した[7]

脚注

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  1. ^ 選手・スタッフ紹介 / 一般種目”. 九電工 (2017年7月28日). 2018年1月7日閲覧。
  2. ^ a b 2017年アジア選手権・ガイドブック(P.10参照) (PDF, 9.3 MB) 日本陸上競技連盟 2018年1月7日閲覧
  3. ^ 2013年アジア選手権・ガイドブック(P.15参照) (PDF, 19.8 MB) 日本陸上競技連盟 2018年1月7日閲覧
  4. ^ 「岐阜国体」『月刊陸上競技』第46巻第12号、講談社、2012年11月号、48頁。 
  5. ^ 「2017 日本GPシリーズ ハイライト」『月刊陸上競技』第51巻第7号、講談社、2017年6月号、66頁。 
  6. ^ 「ゴールデンGP川崎」『月刊陸上競技』第51巻第8号、講談社、2017年7月号、15頁。 
  7. ^ スパニチ!!珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー”. TVでた蔵 (2015年12月26日). 2018年1月7日閲覧。

外部リンク

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記録
先代
大石博之
(7m88)
2002年9月7日
男子走幅跳
九州学生記録保持者
(8m08)

2012年7月14日 -
次代
未定