下郎 (映画)
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(下郎の首から転送)
下郎 | |
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監督 | 伊藤大輔 |
脚本 | 伊藤大輔 |
原作 | 中村藤吉 |
出演者 |
河部五郎 久米譲 |
撮影 | 唐沢弘光 |
製作会社 | 日活大将軍撮影所 |
配給 | 日活 |
公開 | 1927年10月14日 |
上映時間 | 77分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『下郎』(げろう)は、1927年(昭和2年)製作・公開、伊藤大輔監督による日本の長篇劇映画である。サイレント映画、剣戟映画であり、時代劇の傾向映画とされる。第二次世界大戦後の1955年(昭和30年)、『下郎の首』(げろうのくび)のタイトルで伊藤がセルフリメイクしている。セルフリメイク版についても本稿で詳述する。
略歴・概要
[編集]『三遊れん新作落ばなし』(1891年)の編者・中村藤吉[1]の原作を伊藤大輔が脚色、演出したのが本作である。1955年(昭和30年)のセルフリメイクでは、役名も脚本も一新している。
サイレントのオリジナル版の上映用プリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されておらず[2]、マツダ映画社も所蔵していない[3]。リメイク版に関しては、東京国立近代美術館フィルムセンターに所有されている[2]。
スタッフ・作品データ
[編集]- 監督・脚本 - 伊藤大輔
- 原作 - 中村藤吉
- 撮影 - 唐沢弘光
- 製作 : 日活大将軍撮影所
- 上映時間(巻数 / メートル) : 77分[4](7巻 / 2,121メートル)
- フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.33:1) - サイレント映画
- 初回興行 : 神田・神田日活館 / 浅草・観音劇場
キャスト
[編集]1955年版
[編集]下郎の首 | |
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監督 | 伊藤大輔 |
脚本 | 伊藤大輔 |
製作総指揮 | 津田勝二 |
出演者 |
田崎潤 高田稔 |
音楽 | 深井史郎 |
撮影 | 平野好美 |
編集 | 宮田味津三 |
製作会社 | 新東宝 |
配給 | 新東宝 |
公開 | 1955年7月26日 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『下郎の首』(げろうのくび)は、1955年(昭和30年)製作・公開、伊藤大輔監督による日本の長篇劇映画である。1927年(昭和2年)製作・公開のサイレント映画『下郎』のセルフリメイクである。
スタッフ・作品データ
[編集]- 製作 - 津田勝二
- 監督・脚本 - 伊藤大輔
- 撮影 - 平野好美
- 照明 - 佐藤快哉
- 美術 - 松山崇
- 録音 - 根岸寿夫
- 編集 - 宮田味津三
- 音楽 - 深井史郎
- 助監督 - 山田達雄
- 製作 : 新東宝
- 上映時間 (巻数 / メートル) : 97分 (11巻 / 2,670メートル)
- フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.37:1) - モノラル録音
キャスト
[編集]- 田崎潤 - 下郎・納平
- 高田稔 - 主人・結城新兵衛
- 片山明彦 - 息子・新太郎
- 小沢栄 - 須藤巌雪
- 瑳峨三智子 - 妾・市
- 山本豊三 - 息子・静馬
- 岡譲司 - 門弟・溝呂木
- 高松政雄 - 同・片品
- 三井弘次 - 小屋者・壁勝
- 舟橋元 - 千石
- 丹波哲郎 - 石谷
- 鳥羽陽之助 - 丹波
- 浦辺粂子 - 雇婆・お角
- 市川正之助 - 小屋者・馬六
- 五月藤江 - 同・お花
- 井波静子 - 同・お歳
- 小森敏 - 一文字屋番頭・彦六
- 東京子 - 同・少女・お初
- 横山運平 - ゆうとや主人・嘉十
- 伊藤皇紀子 - 同・少女・つぎ
- 倉橋宏明 - 手代・六助
- 高堂国典 - 旅人・梅里軒
- 広瀬康治 - 同・重兵衛
- 水村民子 - お稲
- 武田正憲 - 小屋番弥陀七
- 沢村昌之助
- 築地博
註
[編集]- ^ 三遊れん新作落ばなし、国立国会図書館、2010年1月14日閲覧。
- ^ a b 所蔵映画フィルム検索システム、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年1月14日閲覧。
- ^ 主な所蔵リスト 劇映画=邦画篇、マツダ映画社、2010年1月14日閲覧。
- ^ Film Calculator Archived 2008年12月4日, at the Wayback Machine.換算結果、コダック、2010年1月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- オリジナル
- 下郎 - 日本映画データベース
- リメイク
- 下郎の首 - 日本映画データベース
- 下郎の首 - allcinema
- 下郎の首 - KINENOTE
- Gerô no kubi - IMDb