下深川駅
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下深川駅 | |
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駅舎(2011年7月) | |
しもふかわ Shimo-Fukawa | |
◄JR-P07 中深川 (1.4 km) (1.9 km) 玖村 JR-P05► | |
所在地 | 広島市安佐北区深川一丁目10-46 |
駅番号 | JR-P06 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■芸備線 |
キロ程 |
144.9 km(備中神代起点) 三次から54.6 km |
電報略号 | フカ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,074人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)4月28日[1] |
備考 |
下深川駅(しもふかわえき)は、広島県広島市安佐北区深川一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)芸備線の駅である。駅番号はJR-P06。
広島方面への折り返し列車も多数設定されており、朝ラッシュ時には当駅で一部車両を切り離す列車も存在する。
歴史
[編集]- 1913年 (大正2年):芸備鉄道起工式が下深川停車場予定地で行われる。
- 1915年(大正4年)4月28日:芸備鉄道開業時に同路線の駅として設置[1]。
- 1937年(昭和12年)7月1日:芸備鉄道買収により国有化[1]。国有鉄道芸備線の駅となる。
- 1973年(昭和48年)5月1日:国鉄(→JR)の特定都区市内制度における「広島市内」の駅となる[2][注釈 1]。
- 1981年(昭和56年)4月1日:貨物の取り扱いを廃止[1]。
- 1983年(昭和58年)3月1日:現在の駅舎になる[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化で西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅になる[1]。
- 1996年(平成8年)10月16日:みどりの窓口の営業開始[4][5]。
- 2004年(平成16年)10月1日:みどりの窓口の営業時間が短縮され、営業時間中に閉鎖時間帯が設定される。
- 2007年(平成19年)
- 2018年(平成30年)
- 2023年(令和5年)9月30日:みどりの窓口の営業を終了[7][8]。
- 2024年(令和6年)3月1日:駅員は周辺駅を含めて巡回するため当駅には常駐せず、改札口付近に設置されているインターホンにて遠隔対応を行なう運用に変更[9]。つまりは無人化された。
可部駅との連絡計画
[編集]1955年2月3日付毎日新聞に、可部線の横川駅 - 可部駅間を廃止し、芸備線経由で当駅から可部駅を連絡する案が掲載された[10][11]。
駅構造
[編集]掘割の底に島式ホーム1面2線を持つ行違い可能な地上駅である。側線があり、SLみよし号運転時に当駅折り返しの列車が入線したことがある。駅員は周辺駅を含めて巡回するため当駅には常駐せず、改札口付近に設置されているインターホンにて対応する運用となっている[9]。
ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が利用可能。JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 芸備線 | 上り | 志和口・三次方面 |
下り | 広島行き |
- 付記事項
- 1番・2番のりばとも両方向の入線・発車に対応している。
- 基本的に三次方面は1番のりば(上り本線)、広島行きは2番のりば(下り本線)を使用する。当駅折り返しの列車は基本的に1番のりばに停車するが、2番のりばでの折り返しも設定されている。1番のりばに折り返し列車が停車中の場合は、三次方面行きの列車は2番のりばを使用する。 また広島発23時台の最終は当駅止まりで、そのまま夜間滞泊し、翌朝5時台の始発広島行きとなる。
利用状況
[編集]以下の情報は、広島市統計書及び広島市勢要覧に基づいたデータである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
年度毎 総数 |
定期券 総数 |
普通券 総数 |
---|---|---|---|---|
1968年(昭和43年) | 373.2 | 272,461 | 231,152 | 41,309 |
1969年(昭和44年) | 380.0 | 277,393 | 231,242 | 46,151 |
1970年(昭和45年) | 367.0 | 267,934 | 215,726 | 52,208 |
1971年(昭和46年) | 341.1 | 249,721 | 202,318 | 47,403 |
1972年(昭和47年) | 322.0 | 235,090 | 188,162 | 46,928 |
1973年(昭和48年) | 353.4 | 257,949 | 196,536 | 61,413 |
1974年(昭和49年) | 385.8 | 281,640 | 210,708 | 70,932 |
1975年(昭和50年) | 381.5 | 279,228 | 194,156 | 85,072 |
1976年(昭和51年) | 404.7 | 295,451 | 204,628 | 90,823 |
1977年(昭和52年) | 421.6 | 307,749 | 209,822 | 97,927 |
1978年(昭和53年) | 521.2 | 380,447 | 257,184 | 123,263 |
以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1979年(昭和54年) | 695 |
1980年(昭和55年) | 628 |
1981年(昭和56年) | 591 |
1982年(昭和57年) | 595 |
1983年(昭和58年) | 692 |
1984年(昭和59年) | 853 |
1985年(昭和60年) | 987 |
1986年(昭和61年) | 1,069 |
1987年(昭和62年) | 1,133 |
1988年(昭和63年) | 1,322 |
1989年(平成 元年) | 1,224 |
1990年(平成 2年) | 1,376 |
1991年(平成 3年) | 1,444 |
1992年(平成 4年) | 1,542 |
1993年(平成 5年) | 1,644 |
1994年(平成 6年) | 1,691 |
1995年(平成 7年) | 1,671 |
1996年(平成 8年) | 1,697 |
1997年(平成 9年) | 1,701 |
1998年(平成10年) | 1,664 |
1999年(平成11年) | 1,770 |
2000年(平成12年) | 1,803 |
2001年(平成13年) | 1,841 |
2002年(平成14年) | 1,838 |
2003年(平成15年) | 1,881 |
2004年(平成16年) | 1,956 |
2005年(平成17年) | 1,987 |
2006年(平成18年) | 2,015 |
2007年(平成19年) | 1,986 |
2008年(平成20年) | 1,920 |
2009年(平成21年) | 1,828 |
2010年(平成22年) | 1,768 |
2011年(平成23年) | 1,736 |
2012年(平成24年) | 1,699 |
2013年(平成25年) | 1,729 |
2014年(平成26年) | 1,662 |
2015年(平成27年) | 1,639 |
2016年(平成28年) | 1,551 |
2017年(平成29年) | 1,508 |
2018年(平成30年) | 1,490 |
2019年(令和 元年) | 1,479 |
2020年(令和 2年) | 1,137 |
2021年(令和 3年) | 1,074 |
2022年(令和 4年) | 1,110[12] |
- 乗車数グラフ
駅周辺
[編集]- 西山公園
- 安佐北区スポーツセンター
- 広島市立真亀小学校
- 広島市立落合中学校
- 広島市立亀崎小学校
- 広島市立亀崎中学校
- 広島文教大学 - 当駅からスクールバスが発着
- 高陽ニュータウン地区センター
- 寺迫公園
- 可部線 - 中島駅(北西1.5 km)
バス路線
[編集]南口側の「下深川駅前」停留所は広島交通[13] と中国JRバス、北口側の「下深川」停留所は広島交通の路線バスが発着する。
- 下深川駅 バス停(駅南口 地区センター方面)
- 下深川駅 バス停(駅南口 近隣センター方面)
-
- 30,33 深川線 高陽A団地系統(広島交通) 諸木・矢口方面
- 雲芸南線(中国JRバス) 諸木・矢口方面
- 下深川 バス停(駅北口 中深川方面)
-
- 30 可部・深川線(広島交通) 中深川・矢口・基町方面
- 32 可部・深川線(広島交通) 中深川・矢口・にぎつ方面
- 可部・高陽団地線(広島交通) 中深川・高陽車庫方面 平日4本・土曜1本運行
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、269頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』1973年5月号、巻頭「今月のお知らせ」、p.438「運賃の計算」。
- ^ “橋上駅舎化が完成 芸備線下深川駅で落成式”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1983年3月5日)
- ^ 『JR西日本広島支社10年史 : 次なる10年に向かって : 1987-1997』(西日本旅客鉄道広島支社)p.180
- ^ 『JR時刻表』1996年11月号・12月号、索引地図
- ^ 「西日本豪雨(平成30年7月豪雨)」に伴う運転計画・復旧状況について:JR西日本
- ^ “下深川駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月22日閲覧。
- ^ 『JR時刻表』2023年10月号、索引地図
- ^ a b “下深川駅 | 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。
- ^ 『可部線 波乱の軌跡』 - 28ページ
- ^ 『乗客わずかに54パーセント 国鉄の可部-横川廃止案』 - 毎日新聞 1955年2月3日 毎日広島版 8ページ
- ^ 広島市統計書(令和5年版)
- ^ 広島市内路線バスのご案内 広島交通
参考書籍
[編集]- 各 広島市統計書
- 各 広島市勢要覧
- 『可部線 波乱の軌跡』
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 下深川駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道