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下津井町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しもついちょう
下津井町
廃止日 1948年4月1日
廃止理由 新設合併
下津井町味野町児島町本荘村児島市(初代)
現在の自治体 倉敷市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 岡山県
児島郡
隣接自治体 児島郡味野町、本荘村
下津井町役場
所在地 岡山県児島郡下津井町
座標 北緯34度26分12.4秒 東経133度48分2.5秒 / 北緯34.436778度 東経133.800694度 / 34.436778; 133.800694 (下津井町)
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下津井町(しもついちょう)は、かつて岡山県児島郡にあったである。1948年昭和23年)4月1日にほか3町村と合併し児島市となった。現在は倉敷市児島地域下津井地区にあたる。ここでは、町制施行前の名称である下津井村(しもついそん)についても述べる。

歴史

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  • 939年天慶2年) - 藤原純友が釜島に砦を築く。(承平天慶の乱
  • 1183年寿永2年) - 治承・寿永の乱下津井沖の合戦で平教盛らが長浜城(現在の祇園神社)に陣を敷く。
  • 1336年延元元年) - 南北朝の戦いで足利尊氏が上陸する。
  • 1603年慶長8年) - 池田忠継が28万石で岡山に入封、岡山藩池田家の支配地になる。
  • 1606年(慶長11年) - 新しい下津井城が築城される。
  • 1639年寛永16年) - 一国一城令により下津井城が廃城。
  • 1732年享保17年) - 下津井の漁師と塩飽諸島の漁民が漁業権争いに決着をつけるため大岡忠相の命により“樽流し”が行われる。
  • 1889年(明治22年) - 町村制施行の際に児島郡下津井村・吹上村が合併し同郡下津井村(しもついそん)、同郡田之浦村・大畠村が合併して同郡長浜村(ながはまそん)をそれぞれ新設。
  • 1896年(明治29年) - 下津井村が町制を施行し下津井町となる。
  • 1900年(明治33年) - 下津井村のうち大字吹上が長浜村へ移管。
  • 1907年(明治40年) - 下津井町と長浜村が合併し、新しい下津井町を新設。
  • 1911年(明治44年) - 下津井軽便鉄道(後の下津井電鉄)が設立される。
  • 1914年(大正2年) - 下津井軽便鉄道の下津井〜味野間が完成し営業を開始する。
  • 1948年(昭和23年) - 児島郡下津井町・味野町・児島町・琴浦町・本荘村が合併し、児島市(こじまし)を新設。
  • 1972年(昭和47年)2月1日 - 児島市・倉敷市・玉島市が合併し、現在の倉敷市を新設。
  • 1972年(昭和47年)4月1日 - 下津井電鉄が、茶屋町〜児島間を廃止し、路線跡を倉敷市へ売却する。
  • 1986年(昭和61年) 岡山県の町並み保存地区に指定。
  • 1988年(昭和63年) - 瀬戸大橋が開通する。
  • 1991年(平成3年)1月1日 - 下津井電鉄が下津井〜児島間を廃止し、鉄道事業から撤退する。

脚注

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参考文献

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  • 『北前船と下津井港』1992年 著者 角田直一、発行 手帖舎
  • 『下津井と荻野家物語』1996年 著者 十河直樹、発行 岡山県方言研究会
  • 巌津政右衛門『岡山地名事典』(1974年)日本文教出版社
  • 岡山県大百科事典編集委員会『岡山地名事典』(1979年)山陽新聞社
  • 渡辺光・中野尊正・山口恵一郎・式正英『日本地名大辞典2 中国・四国』(1968年)朝倉書店
  • 下中直也『日本地名大系第三四巻 岡山県の地名』(1988年)平凡社
  • 黒田茂夫『県別マップル33 岡山県広域・詳細道路地図』(2010年)昭文社

関連項目

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