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上門知樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上門 知樹
名前
愛称 ジョー、サト
カタカナ ウエジョウ サトキ
ラテン文字 UEJO Satoki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1997-04-27) 1997年4月27日(27歳)
出身地 沖縄県うるま市[1]
身長 166cm
体重 61kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 セレッソ大阪
ポジション MF
背番号 7
利き足 右足
ユース
2008-2011 勝連FC(うるま市立勝連小学校[2]
2012-2014 うるま市立与勝中学校
2013-2015 沖縄県立与勝高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2016-2019 FC琉球 77 (16)
2020-2021 ファジアーノ岡山FC 83 (20)
2022- セレッソ大阪 75 (6)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月8日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

上門 知樹(うえじょう さとき、1997年4月27日 - )は、沖縄県うるま市出身のプロサッカー選手Jリーグセレッソ大阪所属。ポジションはミッドフィールダー(MF)

元々は高校でサッカーを見限って、調理師を目指していた。沖縄県立与勝高等学校史上初のプロサッカー選手。

来歴

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プロ入り前

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小学三年生でサッカーを始めた[3]

中学・高校共に公立学校のサッカー部に所属していた(高校は2001年を最後に全国大会に出場しておらず強豪ではない)。実力が近い相手がおらず本気で練習をしない時期もあった[3]与勝高校ではワントップに配され、チームの大黒柱として牽引した[4]

2015年、全国高校サッカー選手権大会沖縄県大会決勝に出場した。その県大会3回戦を偶然観戦していた2016年度からFC琉球監督に就任するキン・ジョンソンの目に留まり、加入のオファーを受けたが、すでに本人はサッカー選手ではなく、調理師を目指し、内定を受けていた専門学校への進学を決めていたため乗り気でなかった[3]。また、父子家庭で経済的に余裕があるわけではなく、J3では安定した収入が見込めないため入団には後ろ向きだったが、父親に「誰でもできることじゃない」と背中を押されたことで[5] 高校卒業後の2016年FC琉球へ加入[3][6]

FC琉球

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これまでライバルになるような選手がいなかったが、プロ入り後は自分以上の選手に囲まれプロの洗礼を受けた[3]。1年目は8試合出場、放ったシュートは2本と、全く活躍できなかった[5]。2年目も同様に活躍しなかった。

3年目に練習の成果を実らせ、開幕戦でプロ入り後初ゴールを含む2ゴール1アシストの活躍。勢いに乗りかけたが、再び壁にぶつかり2戦目以降は得点は無かった[5]。プロ入り後3年間、目立った活躍は無かった[5][7]。チームはJ3からJ2に昇格を決めた。

4年目の2019年、チームメイトとの連携の中で攻撃陣の一枚として期待されるようになり、第2節の大宮J2リーグ第2節でJ2初出場初ゴールを決め、最終的にリーグ戦で14ゴールの活躍を見せた[8]

ファジアーノ岡山FC

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2020年に、ファジアーノ岡山FCへ完全移籍で加入[9]。加入初年度、7ゴール・5アシストとチームトップの活躍を見せた。

2021年岡山と契約を延長し、献身的な守備や遠くからのロングシュートなどで2桁得点をマークした[7]。10月のJ2月間MVPを受賞している[10]

セレッソ大阪

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2022年J1セレッソ大阪へ完全移籍で加入した[11]。入団を祝してうるま市は本庁に懸垂幕を掲揚した[12]。背番号は、過去には乾貴士が着用し、水沼宏太横浜F・マリノスへの移籍後、空き番号となっていた7番を付けた[8]。2月23日、アウェイ開催のルヴァンカップガンバ大阪戦でJ1デビュー、チームの2点目を決めて勝利に貢献した[13]。9月21日、ルヴァンカップ準決勝、浦和レッズとの第1戦で、無回転気味のドライブミドルシュートで先制点を決めて、2年連続の決勝進出に貢献[14]。12月9日、毎熊晟矢鈴木徳真と共に2025年までの複数年契約更新が発表された[15]

2023年、第7節で人生初のレッドカードを受けた、チームは敗北。出場停止明けの第9節では追加点を決めて勝利に貢献した。「退場した次の日は、何を言われるか怖かった思いもあったが嫌なメッセージは何一つなくセレッソサポーターのみなさんがSNSで凄く温かいメッセージをくれて、セレッソのサポーターは素晴らしい人たちばかりだと改めて思った。今日のゴールはサポーターに向けたゴールだ。このサポーターのために優勝したい思いが強くなった」と明かした[16][17]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2016 琉球 19 J3 10 0 - 1 0 11 0
2017 14 11 0 - 0 0 11 0
2018 18 2 - 0 0 18 2
2019 J2 38 14 - 1 1 39 15
2020 岡山 19 42 7 - - 42 7
2021 14 41 13 - 1 0 42 13
2022 C大阪 7 J1 18 2 12 2 2 0 32 4
2023 28 4 6 0 3 2 37 6
2024 29 0 4 1 2 0 35 1
通算 日本 J1 75 6 22 3 7 2 104 11
日本 J2 121 34 - 2 1 123 35
日本 J3 39 2 - 1 0 40 2
総通算 235 42 22 3 10 3 267 48
出場歴

タイトル

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クラブ

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FC琉球

脚注

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  1. ^ “FC琉球、健闘の準V ニューイヤー杯沖縄R 札幌に1―2”. 沖縄タイムス. (2017年1月29日). https://ryukyushimpo.jp/news/entry-435344.html 2017年2月20日閲覧。 
  2. ^ 上門知樹(うえじょう さとき) J1セレッソ大阪入団おめでとう!”. うるま市. 2022年4月2日閲覧。
  3. ^ a b c d e 上門知樹(FC琉球) 森永ヨーゴのCMに出演中?現在伸び盛りのストライカー!”. 沖縄巡りめんそ~れ.com. 2022年2月23日閲覧。
  4. ^ “那覇西か与勝か、全国懸けきょう決勝 高校サッカー”. 沖縄タイムス. (2015年11月7日). http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/20588 2017年2月20日閲覧。 
  5. ^ a b c d J2元年開幕3連勝のFC琉球 チーム躍進の鍵は「純県産」ストライカー・上門知樹 「男手一つで育ててくれた父、地元沖縄のために」”. 琉球新報デジタルサービス. 2022年3月1日閲覧。
  6. ^ 上門知樹選手・山川デション諒選手 新加入のお知らせ』(プレスリリース)FC琉球、2015年12月28日http://fcryukyu.com/news/2135/2017年2月20日閲覧 
  7. ^ a b J2屈指の“ゴラッソメーカー” 攻守にハイクオリティーな五輪世代MF【J2からの推薦状】”. 2022年2月23日閲覧。
  8. ^ a b セレッソ大阪、期待の新戦力5人。サイドを重点補強、J2を席巻した実力者たちが新風を吹き込む”. FOOTBALL CHANNEL. 2022年2月20日閲覧。
  9. ^ 「ゆたしくうにげーさびら!」岡山が琉球FW上門知樹を完全移籍で獲得”. ゲキサカ (2019年12月23日). 2021年1月15日閲覧。
  10. ^ 上門知樹選手 10月「2021明治安田生命J2リーグKONAMI月間MVP」 受賞のお知らせ”. ファジアーノ岡山. 2022年2月24日閲覧。
  11. ^ 上門 知樹選手 完全移籍加入のお知らせ”. セレッソ大阪 (2021年12月23日). 2021年12月23日閲覧。
  12. ^ a b 上門知樹(うえじょう さとき) J1セレッソ大阪入団おめでとう!”. うるま市. 2022年4月2日閲覧。
  13. ^ C大阪の上門、J1デビュー戦ゴール ルヴァン杯1次リーグ 沖縄・与勝高出身”. 沖縄タイムス. 2022年2月24日閲覧。
  14. ^ 2022Jリーグ YBC ルヴァンカップ 準決勝 第1戦”. 2022年9月22日閲覧。
  15. ^ 複数年契約更新選手について”. 2022年12月9日閲覧。
  16. ^ 一発退場もSNSに誹謗中傷なし C大阪・上門が「サポーターにささげる」一撃でアウエー4連勝に!”. 2023年5月24日閲覧。
  17. ^ 【C大阪】MF上門知樹が7日鹿島戦の人生初の一発退場を反省「相手とチームに申し訳ない」”. 2023年5月24日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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