三連休東日本・函館パス
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三連休東日本・函館パス(さんれんきゅうひがしにほん・はこだてぱす)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)、北海道旅客鉄道(JR北海道)が2016年度から2020年度まで発売していた[1]、期間指定でJR東日本全線とJR北海道線一部区間、東北地方・関東地方・静岡県・新潟県の一部私鉄・第三セクター線が乗り放題となる特別企画乗車券(トクトクきっぷ)である。
概要
[編集]2015年度まで発売が行われていた三連休乗車券の後継として、2016年度から2020年度まで発売されていたフリーきっぷである。2021年度以降の設定は行わず[1]、2021年1月9日(土) - 11日(月・祝)利用分を最後に発売終了となった。
三連休乗車券と同様に、毎年7月から次の年の3月までの下記の日に限り発売していた。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始が発売対象外となるため、以下の祝日を金曜日・日曜日・月曜日に含む3連休には発売されない。
三連休乗車券との相違点
[編集]- 北海道新幹線開業に伴い、利用可能区間にJR北海道管轄の新青森駅 - 新函館北斗駅間が追加された。並行在来線となった江差線の第三セクター転換区間である道南いさりび鉄道線も利用可能である[注 1]。
- 定期旅客列車の運行がなくなった海峡線は利用不可となった。
- 函館本線の五稜郭駅以北の森駅までの区間が追加された。
- 富士急行線は利用不可となった。
- JR北海道のみどりの窓口・旅行センター・指定席券売機での購入が可能となった。
フリーエリア
[編集]- 東日本旅客鉄道:全線
- 北海道旅客鉄道:北海道新幹線新青森駅 - 新函館北斗駅間、函館本線函館駅 - 森駅間(支線含む)
- 青い森鉄道線:全線
- IGRいわて銀河鉄道線:全線
- 北越急行ほくほく線:全線
- 伊豆急行線:全線
- 三陸鉄道:全線
- 道南いさりび鉄道線:全線
- えちごトキめき鉄道:妙高はねうまライン直江津駅 - 新井駅間
※東海道新幹線など、上記以外の鉄道会社・区間は利用できない。
発売期間と有効期限
[編集]- 発売期間:指定された利用開始日の1ヶ月前から利用開始日前日まで。
- 使用期間:週末とその前後(金曜日もしくは月曜日)の国民の祝日の、連続した休日3日間(金・土・日または土・日・月)。
- 2016年度の設定期間(【】内は発売期間)[2]
- 2016年7月16日 - 18日【6月16日 - 7月15日】
- 2016年9月17日 - 19日【8月17日 - 9月16日】
- 2016年10月8日 - 10日【9月8日 - 10月7日】
- 2016年12月23日 - 25日【11月23日 - 12月22日】
- 2017年1月7日 - 9日【12月7日 - 12月6日】
- 2017年3月18日 - 20日【2月18日 - 3月17日】
価格
[編集]2016年度から2019年9月30日発売分まで[2]
- 大人:14,050円
- 小人:4,300円
2019年10月1日以降発売分[3]
- 大人:14,370円
- 小人:4,390円
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “おトクなきっぷ”. 東日本旅客鉄道株式会社 (2021年6月13日). 2021年6月13日閲覧。
- ^ a b c “北海道新幹線開業に伴うおトクなきっぷの設定および2016年3月ダイヤ改正に伴うおトクなきっぷの見直しについて” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2016年1月5日). 2020年1月18日閲覧。
- ^ “2019年10月1日、消費税率引上げに伴うおトクなきっぷ発売価格改定のご案内” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社 (2019年8月23日). 2020年1月18日閲覧。
注釈
[編集]- ^ 当初は利用不可とされたが、発売開始に当たって変更となった。
関連項目
[編集]- 三連休パス→スリーデーパス→三連休乗車券→三連休東日本・函館パス(本項):3連休フリーパスタイプのJR東日本の企画乗車券。
- 土・日きっぷ→ウィークエンドパス→週末パス(現行):2連休フリーパスタイプのJR東日本の企画乗車券。
- 北海道&東日本パス