南木曽駅
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(三留野駅から転送)
南木曽駅* | |
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駅舎 | |
なぎそ Nagiso | |
◄十二兼 (5.5 km) (6.3 km) 田立► | |
所在地 | 長野県木曽郡南木曽町読書[1] |
駅番号 | CF 23 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■中央本線 |
キロ程 |
298.0km(東京起点) 名古屋から98.9 km |
電報略号 | ナソ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
291人/日(降車客含まず) -2018年(平成30年)- |
開業年月日 | 1909年(明治42年)7月15日[1][2] |
備考 |
簡易委託駅[3] マルス端末設置 標高:408.4m[1] |
南木曽駅(なぎそえき)は、長野県木曽郡南木曽町読書(よみかき)にある、東海旅客鉄道(JR東海)中央本線の駅である[1]。駅番号はCF23。
駅舎内に観光案内所を併設する。
歴史
[編集]- 1909年(明治42年)
- 1911年(明治44年)5月1日:線路名称改定[4]。当駅を含む中央西線が中央本線に編入される[4]。
- 1968年(昭和43年)10月1日:南木曽駅に改称[1]。
- 1972年(昭和47年)11月30日:貨物の取扱いを廃止[2]。
- 1980年(昭和55年)6月18日:駅舎改築[1][5][6]。6月25日に改築駅舎の開業式[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱いを廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる[7]。
- 2012年(平成24年)10月1日:簡易委託化[3][8]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅[1]。1番線(島式西側)と3番線(単式)が本線、2番線(島式東側)が副本線となっている。この他に保線車両留置用の側線もある。
駅舎は構内西側にあり、2つのホームとは跨線橋で繋がっている。この跨線橋の窓には鉄道車両[注釈 1]を模した装飾が施されている。
中津川駅管理の簡易委託駅[3]で、営業時間は7:50 - 16:05。窓口ではきっぷの販売のみを行い、集改札は無人駅同様に取り扱われる。かつては東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、JR全線きっぷうりばが設置されていた[3]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 中央本線 | 下り | 木曽福島・長野方面[9] | |
2 | 1日1本のみ[注釈 2] | |||
上り | 中津川・名古屋方面[9] | 主に当駅始発 | ||
3 |
- 2番線は、当駅始発・終着の列車と一部の下り列車が使用する。
- 2022年(令和4年)3月12日のダイヤ改正までは快速列車の上りは早朝に当駅始発の名古屋行きが2本(土休日は1本)設定されていた。現在は中津川で系統分離され、名古屋駅から当駅に乗り入れる列車はしなのを除き存在しない。朝夕を中心に当駅と中津川駅を結ぶ列車もある。当駅より塩尻方面の普通列車の本数が減る(約2時間に1本の間隔)。
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改札口
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プラットホーム、跨線橋
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3番ホームの様子(奥は十二兼方面)
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駅名標と駅裏の材木置き場
利用状況
[編集]「長野県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
- 2007年度 - 407人[1]
- 2009年度 - 388人[1]
- 2010年度 - 382人[3]
- 2011年度 - 344人[10]
- 2012年度 - 300人[11]
- 2013年度 - 291人[12]
- 2014年度 - 293人[13]
- 2015年度 - 303人[14]
- 2016年度 - 294人[15]
- 2017年度 - 304人[16]
- 2018年度 - 291人[17]
駅周辺
[編集]主な施設
[編集]駅の東側を中央本線と平行な形に市街地が広がっている。街の元となった中山道三留野宿の中心や南木曽町役場は北に位置する。
ハイキングコース
[編集]信濃路自然歩道のハイキングコースが整備されている(妻籠宿までは約4.0km)[18]。
バス路線
[編集]- 南木曽町新交通システム
- 2007年(平成19年)4月よりおんたけ交通から南木曽町新交通システムへ移管された路線。
隣の駅
[編集]※当駅に一部が停車する特急「しなの」の隣の停車駅は、列車記事を参照。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、177頁。ISBN 9784784071647。
- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、187頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 48号 岐阜駅・高山駅・奈良井駅ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月21日、21頁。
- ^ a b c d 『歴史でめぐる鉄道全路線』 23頁
- ^ 交建設計・駅研グループ、1996、『駅のはなし 明治から平成まで』改訂初版、成山堂書店 ISBN 4-425-76032-8 p. 208
- ^ a b “新装なった南木曽駅”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1980年6月19日)
- ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線』 27頁
- ^ 吉川翔大 (2012年9月15日). “従業員雇用し駅員に”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 21(長野総合)
- ^ a b “在来線携帯時刻表” (PDF). 東海旅客鉄道 (2017年3月). 2017年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月21日閲覧。
- ^ “平成23年長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 196 (2014年1月). 2017年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月21日閲覧。
- ^ “平成24年長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2015年2月). 2017年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月21日閲覧。
- ^ “平成25年長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2016年1月). 2017年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月21日閲覧。
- ^ “平成26年(2014年)長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2017年1月). 2017年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月21日閲覧。
- ^ “平成27年(2015年)長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2018年1月). 2018年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月11日閲覧。
- ^ “平成28年(2016年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2019年3月15日閲覧。
- ^ “平成29年(2017年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2020年3月13日閲覧。
- ^ “平成30年(2018年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2021年3月9日閲覧。
- ^ “妻籠宿案内図”. 南木曽町観光協会. 2021年11月11日閲覧。