三保造船所 (静岡県)
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒424-0901 静岡県静岡市清水区三保3797番地 |
設立 | 1919年5月30日 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 1080001009214 |
事業内容 | 小型船舶の建造・修繕 |
代表者 | 代表取締役社長 鈴木健悟 |
資本金 | 5,000万円 |
純利益 |
2億2100万円 (2023年12月期)[1] |
総資産 |
49億9000万円 (2023年12月期)[1] |
従業員数 | 151名 |
外部リンク | https://www.mihoshipyard.com/ |
株式会社三保造船所(みほぞうせんしょ)は、静岡県静岡市清水区に本社・造船所を置く造船・船舶修繕事業者である。日本中小型造船工業会の会員企業である[2]。
概要
[編集]1919年(大正8年)に、遠洋漁船の建造・修理を主たる事業として創業した[3][4][5]。以来、日本国内における漁船の主要造船企業としての地位を占め、漁船以外にも貨物船や官公庁船にも事業を拡大した[4][5]。1980年代には水産業の不振等を背景に業績が悪化し、1996年(平成8年)に会社更生法の適用を申請するに至るが、2014年(平成16年)に更生手続きを終結し、再建を完了した[4]。その後、2016年(平成18年)にツネイシホールディングスと資本関係を強化し、常石グループの傘下に入った[4]。以後も引き続き、大型漁船を中心に各種船舶の建造・修理を行っている[5][6]。
漁船建造技術の高さ・豊富な建造実績等から、様々な先進的な漁船の建造を受注することも多く、建造船は日本船舶海洋工学会のシップ・オブ・ザ・イヤー2006年・2010年・2013年の漁船・作業船部門賞を受賞している[7][8][9]。
主要設備
[編集]- 第1船台:110.2m×22m 収容能力600GT[3][5]
- 第2船台:120.0m×16m 収容能力800GT[3][5]
- 第3船台:125.0m×22m 収容能力2,000GT[3][5]
- 第5修理船架:60m×9m 収容能力600GT[3][5]
- 第6修理船架:60m×9m 収容能力700GT[3][5]
- 乾ドック:95m×16m 収容能力2,500GT[3][5]
沿革
[編集]- 1919年(大正8年)5月30日 - 設立[3][4][5]。
- 1971年(昭和46年) - 日本初の海外まき網漁船を建造[4]。
- 1996年(平成8年) - 会社更生法の適用を申請[4]。
- 2013年(平成25年)7月 - 日本初の北欧型遠洋トロール漁船となる第五十一開洋丸が竣工、船主の八戸機船漁業協同組合(運用は開洋漁業(株))に引き渡し[9][10]。
- 2014年(平成16年) - 更生手続きを終結し、再建を完了[4]。
- 2016年(平成18年) - ツネイシホールディングスと資本関係を強化し、常石グループの傘下に入る[4]。
脚注
[編集]- ^ a b 株式会社三保造船所 第141期決算公告
- ^ 日本中小型造船工業会公式サイト掲載「会員名簿」(2021年11月15日閲覧)
- ^ a b c d e f g h 株式会社三保造船所公式サイト掲載「会社概要・事業紹介」(2021年11月15日閲覧)
- ^ a b c d e f g h i 2019年6月18日付常石グループプレスリリース「三保造船所は創立100周年を迎えました - 漁船建造で日本の水産業発展に貢献した100年 - 」(2021年11月15日閲覧)
- ^ a b c d e f g h i j 『海運・造船会社要覧2018』 日刊海事通信社、2017年、pp.704-705
- ^ 株式会社三保造船所公式サイト掲載「製品情報」(2022年2月6日閲覧)
- ^ 公益社団法人日本船舶海洋工学会『シップ・オブ・ザ・イヤー2006』(2023年6月27日閲覧)
- ^ 公益社団法人日本船舶海洋工学会『シップ・オブ・ザ・イヤー2010』(2023年6月27日閲覧)
- ^ a b 公益社団法人日本船舶海洋工学会『シップ・オブ・ザ・イヤー2013』(2023年6月27日閲覧)
- ^ 『世界の艦船』2013年10月号(No.785)pp.124-125