三上春海
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三上 春海(みかみ はるみ、男性、1991年10月6日 - )は、日本の歌人。新潟県出身、北海道在住。「北海道大学短歌会」OB[1]。短歌同人「稀風社」主宰。北海道大学大学院農学院博士後期課程修了[2]、専攻は土壌物理学。なお三上春海は筆名。
歌歴
[編集]2010年4月に北海道大学入学後、Twitterで作歌を始める。2015年、北海道大学大学院農学院修士課程在学中に、投稿評論「歌とテクストの相克」で第33回現代短歌評論賞を受賞[3]。
2011年1月、同人誌発行所「稀風社」を鈴木ちはねとともに創設[4]。同年10月、北海道大学短歌会に入会。石井僚一や山田航と交流を持つ。2014年、穂村弘トリビュート同人誌『手紙魔まみ、わたしたちの引越し』に連作『まみかみん』を発表[5]。2015年11月、評論同人誌『誰にもわからない短歌入門』を、鈴木ちはね、寺井龍哉、石井僚一と共に刊行[6]。2018年、石井僚一の初の歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』批評会イベントの司会進行を務める[7]。この批評会は北海学園大学で開催された。2019年、月岡道晴(國學院大學北海道短期大学部教授)が、朝日カルチャーセンター札幌で、「時代の先端を走る、熱くてみずみずしい短歌の作品群」として三上の作品を取り上げている[8]。
作品リスト
[編集]商業誌掲載作のみ
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雑誌掲載作品
[編集]単著
[編集]- 論考
- 「歌とテクストの相克」 - 『短歌研究』2015年10月号(短歌研究社)
- 「「極」/現在」 - 『現代短歌』2019年5月号(現代短歌社)
- エッセイなど
- 「もうすこし別の感情を言う(逆選の面白さ)」 - 『短歌』2016年3月号(KADOKAWA)
- 「終わりの可能性」 - 『短歌研究』2017年7月号(短歌研究社)
- 「〈心の火〉/を疑うこと」 - 『短歌研究』2019年10月号(短歌研究社)
- 「〈流動体〉について」 - 『現代短歌』2020年3月号(現代短歌社)
- 「〈さびしさ〉について」[9] - 『短歌ムック ねむらない樹 vol.5』(書肆侃侃房、2020年8月)
- 「〈わがまま〉について/〈無責任〉について」 - 『短歌研究』2020年10月号(短歌研究社)
- 歌
- 「青色本、楽しいな」(10首とエッセイ) - 『短歌研究』2015年11月号(短歌研究社)
- 「天使の動態学」(7首) - 『現代短歌』2019年3月号(現代短歌社)
- 「自選10首」 - 『現代短歌』2021年9月号(現代短歌社)
- 「死の島/霜月」(5首) - 『現代短歌新聞』2021年12月号(現代短歌社)
- 「Metamorphosis/raspberry」(12首) - 『現代短歌』2022年9月号(現代短歌社)
共著
[編集]- 「最近刊歌集・歌書評・共選」(本木巧、尾﨑朗子との共編著) - 『短歌研究』2018年6月号(短歌研究社)
- 「最近刊歌集・歌書評・共選」(本木巧、尾﨑朗子との共編著) - 『短歌研究』2018年7月号(短歌研究社)
その他
[編集]- 書評(田中教子著『覚醒の暗指』) - 『短歌』2018年12月号
- 「「心の花」的なもの 書評 佐佐木幸綱著『心の花の歌人たち』」 - 『現代短歌新聞』2019年7月号
- 解説 - 永田和宏『メビウスの地平』文庫版第二版、2020年1月25日発行、現代短歌社
- 書評(尾崎まゆみ『レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く』) - 『短歌』2020年2月号
- 「大いなる混沌へ 書評 加藤治郎著『岡井隆と現代短歌』」 - 『短歌研究』2021年11月号
脚注
[編集]- ^ 朝日新聞「(あるきだす言葉たち)名と叫び」『朝日新聞』夕刊文化芸能、2016年、3頁。
- ^ “撤退戦 三上春海 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト”. 2019年10月28日閲覧。
- ^ 『三十三回 現代短歌評論賞 発表』短歌研究社、2015年10月。
- ^ “カミハルさんのプロフィール - はてな”. profile.hatena.ne.jp. 2019年10月28日閲覧。
- ^ 『手紙魔まみ、わたしたちの引越し オンデマンド』密林社、2014年6月14日。
- ^ “国立国会図書館オンライン | National Diet Library Online”. ndlonline.ndl.go.jp. 2019年10月28日閲覧。
- ^ 朝日新聞「飛花落葉 /北海道」『朝日新聞』夕刊北海道情報、2018年7月6日、5頁。
- ^ 朝日新聞「朝日カルチャーセンター札幌 おすすめ講座/北海道」『朝日新聞』朝刊2道、2019年8月8日、26頁。
- ^ 「特集2 学生短歌会からはじまった」内「北海道大学短歌会」