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ヴェリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ヴェリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』
ミック・ジャガーベスト・アルバム
リリース
録音 1968年 - 2004年
ジャンル ロック
時間
レーベル WEA/ライノ
プロデュース ミック・ジャガー、レニー・クラヴィッツリック・ルービンビル・ラズウェルデイヴ・スチュワート、クライヴ・ランガー、アラン・ウィンスタンリー、ジョン・レノンジャック・ニッチェマット・クリフォード、マーティ・フレデリクセン、ピーター・トッシュロバート・シェイクスピア
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 8位(ドイツ)[1]
  • 22位(スウェーデン)[2]
  • 25位(オーストリア[3]、ノルウェー[4]
  • 26位(日本)[5]
  • 27位(オランダ)[6]
  • 57位(イギリス)[7]
  • 77位(アメリカ)[8]
  • ミック・ジャガー アルバム 年表
    アルフィー
    (2004年)
    ヴェリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー
    (2007年)
    テンプレートを表示

    ヴェリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』(The Very Best of Mick Jagger)は、ミック・ジャガー2007年に発表したベスト・アルバム

    解説

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    過去に発表した4枚のソロ・アルバムから選出された10曲に加え、未発表曲3曲、他アーティストとのコラボレーション・シングル曲、映画のサウンドトラックに提供した楽曲を含む内容。

    未発表曲のうち「チャームド・ライフ」は、アルバム『ワンダーリング・スピリット』(1993年)のアウトテイクだったが、アシュリー・ビードによるリミックスが施された上で発表された。同曲は、本作からのプロモーション・シングルとしても配布され[9]、『ビルボード』誌のダンス・ミュージック/クラブ・チャートで18位に達した[8]

    「トゥー・メニー・クックス」は1973年12月下旬、当時ロサンゼルスのレコード・プラント・スタジオで毎週日曜日に行われていた「ジム・ケルトナー・ファンクラブ・アワー」と称されていたジャム・セッション[注釈 1]ジョン・レノンハリー・ニルソンが訪れた際、レノンがプロデュースを担当してレコーディングした曲。当時レノンのガールフレンドだったメイ・パンが所有していたマスター・テープを提供した[11]。演奏にはダニー・コーチマー(ギター)、ジェシ・エド・デイヴィス(ギター)、アル・クーパー(キーボード)、ジャック・ブルース(ベース)、ジム・ケルトナー(ドラムス)、ボビー・キーズ(サックス)、トレヴァー・ローレンス(サックス)、ニルソン(バッキング・ボーカル)が参加した[12]

    「チェッキン・アップ・オン・マイ・ベイビー」は、『ワンダーリング・スピリット』のプロデューサーであるリック・ルービンの発案により行われた、ザ・レッド・デヴィルス(ロサンゼルス出身のブルースロック・バンド)とのジャム・セッションで録音されたうちの1曲[13]

    DVD付きのデラックス・エディション盤もリリースされ、2007年10月24日には日本でも同様のエディションで発売された。

    収録曲

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    CD

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    特記なき楽曲はミック・ジャガー作詞・作曲。

    1. ゴッド・ゲイヴ・ミー・エヴリシング - "God Gave Me Everything" (Mick Jagger, Lenny Kravitz) - 3:32
    2. プット・ミー・イン・ザ・トラッシュ - "Put Me in the Trash" (M. Jagger, Jimmy Rip) - 3:34
    3. ジャスト・アナザー・ナイト - "Just Another Night" - 5:15
    4. ドント・テア・ミー・アップ - "Don't Tear Me Up" - 4:12
      • アルバム『ワンダーリング・スピリット』(1993年)より。
    5. チャームド・ライフ - "Charmed Life" - 3:35
      • 1992年録音の未発表曲。
    6. スウィート・シング - "Sweet Thing" - 4:18
      • アルバム『ワンダーリング・スピリット』(1993年)より。
    7. オールド・ハビッツ・ダイ・ハード - "Old Habits Die Hard" (M. Jagger, David A. Stewart) - 4:24
      • 映画『アルフィー』(2004年公開)のサウンドトラックより。
    8. ダンシング・イン・ザ・ストリート - "Dancing in the Street" (Marvin Gaye, Ivory Joe Hunter, William "Mickey" Stevenson) - 3:18
    9. トゥー・メニー・クックス - "Too Many Cooks (Spoil the Soup)" (Ronald Dunbar, Angelo Bond, Edith Wayne) - 4:04
    10. メモ・フロム・ターナー - "Memo from Turner" (M. Jagger, Keith Richards) - 4:03
      • 映画『パフォーマンス』(1970年公開)のサウンドトラックより。録音は1968年。ローリング・ストーンズのコンピレーション・アルバム『メタモーフォシス』(1975年)には、同曲の別ヴァージョンが収録されている。
    11. ラッキー・イン・ラヴ - "Lucky in Love" (M. Jagger, Carlos Alomar) - 5:02
      • アルバム『シーズ・ザ・ボス』(1985年)より。
    12. レッツ・ワーク - "Let's Work" (M. Jagger, D. A. Stewart) - 4:44
    13. ジョイ - "Joy" - 4:40
      • アルバム『ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ』(2001年)より。
    14. ドント・コール・ミー・アップ - "Don't Call Me Up" - 5:13
      • アルバム『ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ』(2001年)より。
    15. チェッキン・アップ・オン・マイ・ベイビー - "Checkin' up on My Baby" (Sonny Boy Williamson II) - 3:21
    16. ドント・ルック・バック - "(You Got to Walk and) Don't Look Back" (Smokey Robinson, Ronnie White) - 5:17
    17. イヴニング・ガウン - "Evening Gown" - 3:32
      • アルバム『ワンダーリング・スピリット』(1993年)より。

    DVD

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    1. ビデオ・インタビュー (2007) - "Interview With Mick Jagger" (2007) - 35:45
    2. ゴッド・ゲイヴ・ミー・エヴリシング - "God Gave Me Everything" - 3:41
    3. ジャスト・アナザー・ナイト - "Just Another Night" - 4:58
      • ミュージック・ビデオ
    4. スウィート・シング - "Sweet Thing" - 4:15
      • ミュージック・ビデオ
    5. レッツ・ワーク - "Let's Work" - 4:08
      • ミュージック・ビデオ
    6. ラッキー・イン・ラヴ - "Lucky in Love" - 4:54
      • ミュージック・ビデオ
    7. ドント・テア・ミー・アップ - "Don't Tear Me Up" - 4:09
      • ミュージック・ビデオ
    8. ダンシング・イン・ザ・ストリート (with デヴィッド・ボウイ) - "Dancing in the Street" - 2:57
      • ミュージック・ビデオ
    9. ジョイ (『BEING MICK』より、with ボノ) - "Joy" (excerpt from the documentary Being Mick) - 3:07
    10. ドント・ルック・バック (サタデイ・ナイト・ライヴ、1978、with ピーター・トッシュ) - "(You Got to Walk and) Don't Look Back" (Peter Tosh with Mick Jagger on Saturday Night Live, 1978) - 4:20

    脚注

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    注釈

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    1. ^ レコード・プラント・スタジオの共同設立者であるゲイリー・ケルグレンが1973年3月からレコード・プラント主催で開始した、親友で有名なスタジオ・ドラマーのジム・ケルトナーによる毎週日曜夜に行われたジャム・セッション。このセッションにはピート・タウンゼントロニー・ウッドビリー・プレストン、ミック・ジャガー、ジョージ・ハリスンなどの有名ミュージシャンが参加していた[10]

    出典

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