ヴェクター・ローンチ
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種類 | 非公開会社 |
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業種 | 航空宇宙科学 |
設立 | 2016年 |
解散 | 2019年12月13日 |
本社 | アメリカ合衆国 アリゾナ州ツーソン |
主要人物 | Jim Cantrell (CEO) |
ウェブサイト | 公式ウェブサイト |
ヴェクター・ローンチ (Vector Launch Inc) は、アメリカ合衆国アリゾナ州ツーソンを拠点とする航空宇宙企業。
2016年にヴェクター・スペースシステムズ (Vector Space Systems) の名称で設立。小型ロケットのVector-RとVector-Hを開発する[1]。2019年12月に連邦倒産法第11章の適用を受け破産した[2]。2020年11月現在、新しい出資者の元再建が図られている[3]
ロケット
[編集]Vector-R
[編集]Vector-R (Vector Rapid) は2段式の小型ロケット。推進剤はプロピレンと液体酸素の組み合わせで2017年に弾道飛行実験をした。1段目をパラシュートで回収して年100回の打ち上げが可能とされる[1]。
- 全高: 12m
- 直径: 1.2m(1段目)
- 総質量: 5000kg
- ペイロード重量: 60kg(低軌道)、26kg(太陽同期軌道)
- 打ち上げ回数: 3回(いずれも弾道飛行)
Vector-H
[編集]Vector-H (Vector Heavy) は2段式の小型ロケット。Vector-Rより大型化されている。1段目をパラシュートで回収して年25回程度の打ち上げが可能とされる[1]。
- 全高: 19.5m
- 直径: 1.2m(1段目)
- 総質量: 11,910 kg
- ペイロード重量: 290 kg(低軌道)、95 kg(太陽同期軌道)
脚注
[編集]- ^ 稲川貴大 (2019年12月15日). “110億円調達の米国ロケットベンチャー企業Vector Launchの破産はナゼ?”. note. 2022年11月9日閲覧。
- ^ “Vector restarting operations under new ownership” (英語). SpaceNews (2020年11月3日). 2022年11月9日閲覧。