ヴィセンテ・ロペス・ポルターニャ
ヴィセンテ・ロペス・ポルターニャ Vicente López Portaña | |
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息子のベルナルド・ロペス・ピケールによる肖像画 | |
生誕 |
1772年9月19日 スペイン帝国・バレンシア |
死没 |
1850年7月22日(77歳没) スペイン王国・マドリード |
ヴィセンテ・ロペス・ポルターニャ(Vicente López Portaña または Vicente López y Portaña、1772年9月19日 - 1850年7月22日)は、スペインの画家である。肖像画家として知られる。
略歴
[編集]バレンシアで生まれた。13歳からバレンシアのフランシスコ会の修道院で働いていた画家、アントニオ・デ・ビジャヌエバ(Antonio de Villlanueva: 1714-1785)から絵を学んだ。バレンシアの美術学校、 Academia de San Carlosで学び、1889年に展覧会で1等を得て、マドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミーで学ぶ奨学金が与えられた。王立サン・フェルナンド美術アカデミーでは3年間、肖像画家のマリアーノ・サルバドール・マエラ(Mariano Salvador Maella:1739–1819)に学んだ。
1794年にバレンシアに戻り、バレンシアの母校の副校長を務め、翌年に結婚した。
1802年にスペイン国王カルロス4世がバレンシアを訪れた時、肖像画を描き、1814年に次の国王、フェルナンド7世に宮廷に招かれ、フランシスコ・デ・ゴヤの後任の宮廷肖像画家に任じられた。王妃マリア・イサベルや次の王妃マリア・ホセファの絵の教師も務めた。1817年に王立サン・フェルナンド美術アカデミーの校長に任じられた。
宗教画、歴史画描いたが、主にスペインの有力な人物の肖像画を描いた。1826年に、80歳になっていたゴヤの肖像画も描いた。
息子のベルナルド・ロペス・ピケール(Bernardo López Piquer:1799-1874)とルイス・ロペス・ピケール(Luis López Piquer:1802-1865)も画家になった。
作品
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両シチリア王妃マリーア・イザベッラ・ディ・スパーニャ(1829)
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フランシスコ・デ・ゴヤ(1826)
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マリア・フランシスカ・デ・アシス・デ・ブラガンサ (c.1823)
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フランシスコ・ハビエル・デ・エリオ (c.1815)
参考文献
[編集]- Vicente López Portaña (1772–1850). Su vida, su arte, su obra.(pinturas, dibujos y estampas), by José Luis Diez García, Alfonso E Pérez Sánchez - 1994
- Madrazo, Pedro de (1872). Catálogo Descriptivo e Histórico del Museo del Prado de Madrid (Parte Primera: Escuelas Italianas y Españolas). Calle del Duque de Osuna #3; Original from Oxford University, Digitized May 1, 2007: M. Rivadeneyra. pp. 432–433.