ヴィクター・サンダース
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ヴィクター・サンダース(Anthony Victor Saunders)は、イギリスの登山家。UIAGM(国際山岳ガイド連盟)認定の山岳ガイド、スキーインストラクターを務める。ガイド資格取得以降は先鋭的登攀よりも商業公募隊のガイド、隊長としての8000m峰登頂が多くなっている。
人物
[編集]ロンドンのAAスクールで建築家として学ぶ傍ら登山の経験を積み、1980年代から90年代にかけて数多くの困難な未踏峰、未踏壁をアルパインスタイルで攻略した。 1996年にUIGM資格を取得し専業ガイドとなる。2003年にはSNGM(フランス国家山岳ガイド)の資格を取得しシャモニーに拠点を移している。
著書
[編集]- Elusive Summits Four expeditions in the Karakoram(1991年8月16日) ISBN 978-0-3404-8557-6
- No Place to Fall(1994年6月16日) ISBN 978-0-3405-7226-9
- Himalaya Les tribulations de Mick et Vic.(2015年6月24日) ISBN 978-2-3654-5018-8
主な山行・登頂歴
[編集]- 1978年 - アイガー北壁 冬季登頂
- 1980年 - ウズン・ブラック(6,422m) 東壁 初登
- 1984年 - ボイオハグール・ドゥアナシール(7,329m) 頂上直下で敗退。 パートナーはフィル・バトラー
- 1985年 - リモI峰(7385m)敗退。パートナーはスティーヴン・ベナブルズ。
- 1986年 - ウシュバ峰(4,710m) 西壁ダイレクトルート初登 パートナーはミック・ファウラー
- 1987年 - スパンティーク(7,027m)ゴールデンピラー(北西壁)初登。パートナーはミック・ファウラー
- 1988年 - ジチュ・ダケ(7,000m) 初登頂
- 1989年 - カンシュンツェ(マカルーII峰、7,659m)西壁ルート初登。パートナーはスティーブン・サスタッド
- 1991年
- ウルタール・サールII峰(7,388m) 南東ピラー6500mで敗退。
- ギルギンディール(5,296m)初登頂
- 1992年
- ラジュランバ(6,537 m) 南東稜新ルート
- パンチ・チュリV峰(6,437 m) 初登頂。 パートナーはディック・レンショー、スティーブン・サスタッド、スティーブン・ベナブルズ
- 1993年 - K2(8,611m) レスキューの為8000mで撤退。
- 1997年 - チョ・オユー(8,201m)[1]
- 2000年 - コズ・サール(6,800m)初登頂
- 2001年 - ランタン・リルン(7,234 m) 冬季初登頂
- 2002年 - オンビガイチェン(6,340m)初登頂
- 2003年 - チャムセン(7,017m)初登頂
- 2005年
脚注
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外部リンク
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