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ヴァーサ州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴァーサ県から転送)
ヴァーサ州
Vaasan lääni
Vasa län

1996年の州分割
(4がヴァーサ州)
成立 1775年
エステルボッテン県の分割により成立
廃止 1997年9月1日
トゥルク・ポリ州中央スオミ州ハメ州北部と合併
州都 ヴァーサ
伝統州 ポフヤンマー
所属県 ポフヤンマー県
南ポフヤンマー県
中部ポフヤンマー県
面積
 - 全体

27,319 km²
人口
 - 合計(1993年)
 - 人口密度

448,384人
16.4人/km²

ヴァーサ州 (ヴァーサしゅう、フィンランド語: Vaasan lääniスウェーデン語: Vasa län)は、かつて存在したフィンランド1775年から1997年まで存在した。スウェーデン統治時代は、スウェーデンの県として成立しており、ヴァーサ県と名付けられていた。

1775年に、エステルボッテン県 (フィンランド語ではポフヤンマー州)がヴァーサ県とウレオボルイ県 (フィンランド語ではオウル州)に分割され成立した。県名(州名)は、ヴァーサにちなんでいる。

その後、1809年からはフィンランド大公国の州として存続する。1855年ロシア帝国皇帝でありフィンランド大公でもあったニコライ1世が死去すると、ヴァーサの小さな市民グループが、街の名前をニコライ1世にちなんだ名前に変更するように請願書を提出した。ヴァーサの都市名はヴァーサ王朝から採られていたが、僅か15人の市民の提案によってヴァーサの都市名はニコライ (ニコラインカウプンキ (フィンランド語: Nikolainkaupunki)、ニコライスタッド (スウェーデン語: Nikoraistadロシア語: Николайстада))へと変更された。これに伴い、ヴァーサ州の州名も変更された。しかし、この都市名及び州名の変更は、ヴァーサの市民の多数から支持されず、1862年には多くの市民が都市名と州名を元に戻すように請願書を提出する事態となった。このニコライ1世にちなんだ名前は、ロシア帝国の影響下にあったフィンランド大公国が存続する1917年まで公式に使用された。しかし、市民の間にニコライ1世にちなむ名前は浸透せず、口頭ではヴァーサという都市名、州名が使われ続けていた。

1960年に、東部が中央スオミ州として分割される。

1994年に、州下にポフヤンマー県南ポフヤンマー県中部ポフヤンマー県が設立される。

1997年9月1日、州の大規模再編に伴って、トゥルク・ポリ州中央スオミ州ハメ州北部と合併して消滅。合併後は、西スオミ州となった。西スオミ州はその後、2010年1月1日に他州と共に廃止され、フィンランドの州の歴史は幕を閉じた[1]

州域の変遷

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自治体

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歴代知事

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  • Bror Cederström 1775–1785
  • Adolf Tandefeldt 1785–1794
  • Carl Fridrik Krabbe 1794–1805
  • Magnus Wanberg 1805–1808
  • Nils Fredric von Schoultz 1808
  • Carl Constantin de Carnall 1808–1822
  • Herman Henrik Wärnhjelm 1822–1830
  • Gustaf Magnus Armfelt 1830–1832
  • Carl Gustaf von Mannerheim 1832–1833 (acting) and 1833–1834
  • Carl Olof Cronstedt 1834–1837 (acting) and 1837-1845
  • John Ferdinand Bergenheim 1845–1847
  • Berndt Federley 1847–1854
  • Alexander von Rechenberg 1854–1858
  • Otto Leonard von Blom 1858–1861
  • Carl Gustaf Fabian Wrede 1862–1863 (vt.) and 1863–1884
  • Viktor Napoleon Procopé 1884–1888
  • August Alexander Järnefelt 1888–1894
  • Fredrik Waldemar Schauman 1894–1898
  • Gustaf Axel von Kothen 1898–1900
  • Fredrik Geronimo Björnberg 1900–1903
  • Theodor Knipovitsch 1903–1906
  • Kasten Fredrik Ferdinand de Pont 1906–1910
  • Bernhard Otto Widnäs 1910–1913
  • Nikolai Sillman 1913–1916
  • Leo Aristides Sirelius 1916–1917
  • Juho Torppa 1917 (acting)
  • Teodor August Heikel 1917–1920
  • Bruno Sarlin 1920–1930
  • Erik Heinrichs 1930
  • Kaarlo Martonen 1930–1938
  • Jalo Lahdensuo 1938–1943
  • Toivo Tarjanne 1943–1944
  • K. G. R. Ahlbäck 1944–1967
  • Martti Viitanen 1967–1977
  • Antti Pohjonen 1977–1978
  • Mauno Kangasniemi 1978–1991
  • Tom Westergård 1991–1997

脚注

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  1. ^ New regional administration model abolishes provinces in 2010”. HELSINGIN SANOMAT. 2011年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月15日閲覧。