ワンチュク・ナムゲル
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ワンチュク・テンジン・ナムゲル དབང་ཕྱུག་བསྟན་འཛིན་རྣམ་རྒྱལ་ | |
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ナムゲル朝 | |
シッキム王家の紋章 | |
称号 | 王子(王政廃止) |
敬称 | 殿下(王政廃止) |
出生 |
1953年4月1日(71歳) |
父親 | パルデン・トンドゥプ・ナムゲル |
宗教 | チベット仏教 |
ワンチュク・テンジン・ナムゲル(Wangchuk Tenzing Namgyal、シッキム語:དབང་ཕྱུག་བསྟན་འཛིན་རྣམ་རྒྱལ་、ワイリー表記:dbang-phyug bstan-'dzin rnam-rgyal、1953年4月1日 - )は、シッキム王国の第12代目にして最後の国王(チョギャル)パルデン・トンドゥプ・ナムゲルの王子。シッキム王位請求者。チベット仏教の僧侶。
半生
[編集]ワンチュクが王子として生を享けたシッキム王国は、1975年に国民投票にもとづき王政が廃止されたのち、保護国であったインドに併合されて滅亡した。
1982年2月19日、ツクラカン宮殿で戴冠して、名目上の第13代シッキム国王となった[1]。当時出席していた元首相の回想によると、44以上の僧院からの著名なラマが祈祷し、また禁止されていたシッキム国旗を振りながら「国王(チョギャル)万歳」と学生たちが叫んでいたという[1]。
しかし、ワンチュクはすぐに王位継承者として表舞台に立つ道を捨てた。旧シッキム王家は世界中にカルダモン農園や不動産、ホテルを所有している[1]。それにもかかわらず、ワンチュクは静かな生活を送っている。過去35年間、ワンチュクはブータンとネパールの洞窟で僧侶として瞑想をして過ごしてきた[1]。
王国滅亡から40年以上が経過した今なお、少数の王党派の間では畏敬の念を抱かれている[1]。ワンチュクは公然とその姿を見せることがめったにないため、かえって神秘性が高まっているという[1]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f “From monarch to monk: Scion of Sikkim dynasty who became a spiritual recluse”. ヒンドゥスタン・タイムズ. (2017年4月23日) 2019年5月20日閲覧。