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ワンダフル・ワールド (サム・クックの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ワンダフル・ワールド」
サム・クックシングル
初出アルバム『The Wonderful World of Sam Cooke
B面 Along the Navajo Trail
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ロサンゼルス、レディオ・レコーダーズ(1959年3月2日)
ジャンル R&Bソウル
時間
レーベル キーン・レコード
作詞・作曲 ルー・アドラー、ハーブ・アルパート、サム・クック
チャート最高順位
サム・クック シングル 年表
You Understand Me
(1960年3月)
ワンダフル・ワールド
(1960年4月)
With You
(1960年7月) Misc =
ミュージックビデオ
「Wonderful World」 - YouTube
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ワンダフル・ワールド」(Wonderful World)は、サム・クック1960年に発表した楽曲。クックの代表作の一つであり、数多くのカバー・バージョンがある。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では382位にランクされている[2]

概要

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ルー・アドラーとハーブ・アルパートが曲の大半を書き、クックが学校教育についての細かな描写を書き加えた。彼はビリー・ホリデイに捧げるアルバム『Tribute to the Lady』の録音を終えると、その5日後の1959年3月2日にロサンゼルスのレディオ・レコーダーズで「ワンダフル・ワールド」のレコーディングを行った。

ところがクックは印税の支払いを巡って所属会社のキーン・レコードと争い始め、未発表のままレーベルを離れ、1960年に大手のRCAビクターと契約。しかしRCAから出した「Teenage Sonata」も「You Understand Me」もヒットはしなかった。「You Understand Me」が市場に出始めた頃、キーン・レコードの共同創立者であるジョン・シアマスはクックが残した音源の中に「ワンダフル・ワールド」があるのを見つけ、自社から発売することを決めた。同年4月14日にキーンから発売。B面は「Along the Navajo Trail」。

作詞作曲のクレジットは「Only Sixteen」や「Everybody Loves to Cha Cha Cha」などと同じくバーバラ・キャンベル(Barbara Campbell)とされているが、これは匿名で、クックの高校時代の恋人の名からとられた[3]

ビルボード・Hot 100で12位、R&Bチャートで2位を記録し大ヒットとなった。イギリスでも27位を記録した。

カバー・バージョン

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アーティスト名 レコード・CDなど
1965年 ハーマンズ・ハーミッツ シングル
1965年 スプリームス We Remember Sam Cooke
1965年 オーティス・レディング オーティス・ブルー
1969年 ボビー・ゴールズボロ 『"Today"』
1972年 ルース・ブラウン 『The Real Ruth Brown』
1974年 ブライアン・フェリー アナザー・タイム、アナザー・プレイス (いつかどこかで)
1976年 ジョニー・ナッシュ シングル
1978年 パット・ケリー シングル
1978年 アート・ガーファンクル
withジェームス・テイラー&ポール・サイモン
シングル[4]
1979年 小椋佳 映画『限りなく透明に近いブルー』サウンドトラック
1986年 グロリア・ゲイナー 『The Power』
1989年 ドン・マクリーン 『For the Memories - Volumes 1 & 2』
1997年 林憶蓮 『Wonderful World』
1997年 ドビー・グレイ 『Diamond Cuts』
1997年 ウルフルズ かわいいひと
テレビドラマ『それが答えだ!』(フジテレビ)エンディング
1999年 マイケル・ボルトン 『Timeless - The Classics Vol. 2』
2004年 沢知恵 『いいうたいろいろ5 英語のいいうた』
2009年 ロッド・スチュワート ソウルブック

脚注

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