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ワロッディ・ワイブル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エルンスト・ヒャルマール・ワロッディ・ワイブル
Waloddi Weibull
生誕 (1887-06-18) 1887年6月18日[1]
ヴィットシェフレ英語版, スウェーデン
死没

1979年10月12日(1979-10-12)(92歳没)

[2]
アヌシー, フランス
国籍 スウェーデン
研究分野 工学, 数学
研究機関 王立工科大学
出身校 王立工科大学 (1924),[1] ウプサラ大学 (1932)[1]
主な業績 ワイブル分布
破壊力学[1]
主な受賞歴 米国機械学会 金メダル (1972)
王立科学アカデミー 大金メダル (1978).
プロジェクト:人物伝
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エルンスト・ヒャルマール・ワロッディ・ワイブル: Ernst Hjalmar Waloddi Weibull, 1887年6月18日 - 1979年10月12日)は、スウェーデンの技師、科学者、数学者である。

ワイブルは、スコーネ地方に縁の深い一族の出身だった。彼は、歴史家のローリッツ英語版、カール・グスタフ、カート・ワイブル英語版とは従兄弟にあたる。

1905年、ワイブルは、スウェーデン沿岸警備隊に士官候補生として入隊した。1907年に中尉、1916年には大尉、1940年には少佐へと昇進した。沿岸警備隊にいる間、彼は王立工科大学で授業を受けていた。彼は1924年に卒業し、正教授となった[1]。1932年にワイブルはウプサラ大学博士号を取得した[1]。彼はスウェーデンやドイツの産業界で顧問技師の職に就いた。

1914年、調査船アルバトロス号で地中海カリブ海太平洋に遠征したとき、ワイブルは爆発波の伝播に関する最初の論文を書いた。彼は、爆発物を使って海底の堆積物の種類やその厚さを測定する技術を開発した[3]。同じ技術が現在でも海底油田探査英語版で使われている。

1939年に、彼は確率論と統計におけるワイブル分布に関する論文を発表した[1]。1941年に彼は、兵器メーカーのボフォースから、ストックホルム王立工科大学工学物理学の個人研究教授の職を得た[1]

ワイブルは、材料力学疲労、固形体やベアリングの破断、そしてもちろんワイブル分布に関する多くの論文を発表し、1961年には疲労解析に関する1冊の本を出版した[2][4]。これらの論文のうち27本は、ウィルバー・ライト・フィールド英語版米空軍へ提出したワイブル解析に関する報告である。1951年に、彼は7つの事例研究を用いてワイブル分布に関する論文をアメリカ機械学会(ASME)で発表した。

アメリカ機械学会は、1972年にワイブルに金メダルを授与した。1978年には、スウェーデンのカール16世グスタフ国王から王立科学アカデミーの大金メダルが個人的に贈られた[1]

1979年10月12日、ワイブルはフランスアヌシーで死去した[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i K.B. Broberg (1997). H.P. Rossmanith. ed. Fracture Research in Retrospect: An anniversary volume in honour of G.R. Irwin's 90th birthday. CRC Press. p. 142. ISBN 9054106794. https://books.google.com/books?id=G1vPG891tBsC&q=waloddi+weibull&pg=PA141 
  2. ^ a b c K.B. Broberg (1997). H.P. Rossmanith. ed. Fracture Research in Retrospect: An anniversary volume in honour of G.R. Irwin's 90th birthday. CRC Press. p. 143. ISBN 9054106794. https://books.google.com/books?id=G1vPG891tBsC&q=waloddi+weibull&pg=PA141 
  3. ^ K.B. Broberg (1997). H.P. Rossmanith. ed. Fracture Research in Retrospect: An anniversary volume in honour of G.R. Irwin's 90th birthday. CRC Press. pp. 144–6. ISBN 9054106794. https://books.google.com/books?id=G1vPG891tBsC&q=waloddi+weibull&pg=PA141 
  4. ^ W. Weibull (1961). Fatigue Testing and Analysis of Results. Pergamon Press. ISBN 1483154165. https://books.google.com/books?id=YM4gBQAAQBAJ 

外部リンク

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