ウプサラ大学
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Uppsala universitet | |
ラテン語: Universitas Regia Upsaliensis | |
モットー |
Gratiae veritas naturae (ラテン語:恩寵と自然の真理) |
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モットー (英語) |
Truth through the grace of God and through nature (神の恩寵と自然を通じた真理) |
種別 | 公立 |
設立年 | 1477 |
予算 | SEK5.9 billion[1] |
学長 | Prof. Eva Åkesson[2] |
教員数 | 1,841 |
職員数 | 6,505[1] |
学生総数 | 23,886[1] |
学部生 | 18,733[1] |
大学院生 | 5,153[1] |
博士課程在籍者 | 2,427[1] |
所在地 |
スウェーデン ウプサラ |
スクールカラー | 栗色、白 |
コインブラ・グループ EUA Matariki Network of Universities | |
公式サイト | www.uu.se |
ウプサラ大学(ウプサラだいがく、スウェーデン語: Uppsala universitet、英語: Uppsala University)は、スウェーデンのウプサラにある、1477年に創設された北欧では最古の中世大学。これまでに15人の大学関係者(卒業生・教員等)がノーベル賞を受賞している[3]。
世界最先端の研究施設を兼ね備え、ウプサラ生物医学センター(BMC:The Uppsala Biomedical Centre)は、生命科学に関するヨーロッパ最大の拠点の1つであり、オングストローム研究所(Ångström Laboratory)は、材料科学に関するヨーロッパ最先端研究所の1つである[4]。また、卒業生でもある元国連事務総長ダグ・ハマーショルドの名を冠した図書館が設置されており[5]、平和と紛争研究における世界的な拠点の1つとなっている[6]。また、大学間及び産学協力に積極的であり、世界の1,000以上の大学と約3,000にのぼる共同研究を行なっている[4]。
評価
[編集]世界大学学術ランキングにおいて、世界第82位(2023年)[7]。QS世界大学ランキングにおいて、世界第103位(2025年)[8]。THE世界大学ランキングにおいて、世界第130位[9]。
主な出身者
[編集]- カール・フォン・リンネ(植物学(分類学)の父)[10]
- アンデルス・オングストローム(天文学・物理学者、分光学の父、オーロラ研究で著名)
- ハンス・ブリックス(元国際原子力機関(IAEA)事務局長)
- アンデルス・セルシウス(天文学者、温度を測る尺度「摂氏(セルシウス)」に名を残す)
- イェンス・ベルセリウス(ジョン・ドルトンの原子記号に反論し、元素記号をアルファベット表記することを提案)
- カール・ミカエル・ベルマン(宮廷詩人)
- ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ(作家)
- クヌート・ヴィクセル(経済学者、北欧学派の祖)
- オスカル・モンテリウス(考古学者、型式学的研究法の提唱)
- V・ヴァルフリート・エクマン(海洋物理学の権威)
- パー・ジャコブソン(元IMF専務取締役)
- ニクラス・ゼンストローム(Skype共同創業者)
- エマヌエル・スヴェーデンボリ(オカルト的研究をはじめ様々な学問に業績を残す)
- アブドルラヒーム・ゴヴァーヒー(駐日イラン大使、駐スウェーデン・イラン大使、旭日重光章受章者)
- ペールエリック・ヘーグベリ(駐日スウェーデン大使、在ベトナムスウェーデン大使)
ノーベル賞受賞者
[編集]- ダグ・ハマーショルド(第二代国連事務総長、ノーベル平和賞)
- ナータン・セーデルブロム(聖職者、ノーベル平和賞)
- スヴァンテ・アレニウス(科学者、ノーベル化学賞)
- アルヴァル・グルストランド(眼科医、ノーベル生理学・医学賞)
- テオドール・スヴェドベリ(化学者、ノーベル化学賞)
- マンネ・シーグバーン(物理学者、ノーベル物理学賞)
- ウィルヘルム・ティセリウス(化学者、ノーベル化学賞)
- ハンス・アルヴェーン(地球物理学者、ノーベル物理学賞)
- カイ・シーグバーン(物理学者、ノーベル物理学賞)
- エリク・アクセル・カールフェルト(詩人、生前ノーベル文学賞を辞退したが、死後同賞受賞)
- ペール・ラーゲルクヴィスト(作家、詩人、ノーベル文学賞)
- カール・ヤルマール・ブランティング(政治家、ノーベル平和賞)
- アルバ・ライマル・ミュルダール(外交官、政治家、作家、ノーベル平和賞)
- ヒューゴ・テオレル(生化学者、ノーベル生理学・医学賞)
- ローベルト・バーラーニ(耳鼻科医、ノーベル生理学・医学賞)
名誉博士
[編集]名誉学員
[編集]対外関係
[編集]世界中の500を超える大学と学生の交換留学協定を結んでいる。
日本国内の大学との提携
[編集]その他
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f “Årsredovisning 2013, Uppsala universitet” (PDF) [Annual Report 2013] (Swedish). Uppsala universitet. 2014年2月25日閲覧。
- ^ University Management, Uppsala University, retrieved 16 January 2012
- ^ "Eight Nobel laureates have been connected with the Uppsala University". http://www.uu.se/en/node124. Retrieved 2010-06-12.
- ^ a b https://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&biw=1366&bih=572&q=%E3%82%A6%E3%83%97%E3%82%B5%E3%83%A9%E5%A4%A7%E5%AD%A6+%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E8%B3%9E&aq=1&aqi=g3&aql=&oq=%E3%82%A6%E3%83%97%E3%82%B5%E3%83%A9%E5%A4%A7%E5%AD%A6
- ^ http://www.ub.uu.se/en/About-the-Library/Libraries-and-sections/Dag-Hammarskjold-Library/
- ^ https://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Theme/Pol/Conflict/links.html
- ^ “ShanghaiRanking's Academic Ranking of World Universities”. www.shanghairanking.com. 2024年12月21日閲覧。
- ^ “Uppsala University” (英語). Top Universities. 2024年12月21日閲覧。
- ^ “World University Rankings” (英語). Times Higher Education (THE) (2024年10月4日). 2024年12月21日閲覧。
- ^ 五十嵐圭日子 (2017年4月7日). “学問が息づく街 スウェーデンの古都ウプサラ”. NIKKEI STYLE. 2018年9月17日閲覧。
- ^ http://www.uu.se/en/news/news-document/?id=3364&area=&typ=pm&na=vanligt&lang=en
外部リンク
[編集]- Uppsala University
- Uppsala University Student page
- THE Rankings – Uppsala University(2008)
- Study Abroad Uppsala – A guide for international students attending Uppsala University
- American Friends of Uppsala University
- 『ウプサラ大学』 - コトバンク