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ロールス・ロイス・30HP

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

30HPはF・H・ロイス(後のロールス・ロイス)が1904年に試作[1]1904年から1906年[2][3]に製造した乗用自動車である。

フレデリック・ヘンリー・ロイスと、ロイス・10HPを評価したチャールズ・ロールズ間の契約により、以後の車両はロールス・ロイスブランドで生産されC・S・ロールズが独占販売することとなった[1]。またチャールズ・ロールズの要請により多気筒車が設計されることになり、2気筒の10HPをほぼそのまま直列6気筒化した30HPが企画された[注釈 1][1]。エンジンは内径φ4in(約101.6mm)×行程5in(約127mm)、6,175cc[2]

エンジンは10HPと共通部品が非常に多く、試作車は1904年中に完成した[1]。しかし2気筒型そのままの太さのクランクシャフトを用いていたことが仇となり、強度不足で微妙ながら振動が発生、これを解消した後継車が40/50HP(シルヴァーゴースト)である[1]

ホイールベースはショート版で116.5in(約2,692.4mm)、ロング版で118in(約2,997.2mm)[2]

40台が生産された[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 同時に3気筒化した15HP、4気筒化した20HPが企画された。

出典

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  1. ^ a b c d e 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.21-50「創業から戦前」
  2. ^ a b c d 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』pp.171-185「スペック」
  3. ^ 『世界の自動車-21 ロールス・ロイス - 戦前』p.126。

参考文献

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