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ローハン・デニス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロハン・デニスから転送)
ローハン・デニス
Rohan Dennis
基本情報
本名 Rohan Dennis
ローハン・デニス
生年月日 (1990-05-28) 1990年5月28日(34歳)
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
身長 182cm
体重 71kg
選手情報
所属 チーム・ユンボ・ヴィスマ
分野 ロードレース & トラックレース
役割 選手
特徴 TTスペシャリスト
オールラウンダー
アマチュア経歴
2009
2009
チーム・東芝
オーストラリア・IoS
プロ経歴
2010
2011
2012
2013
2014.8-2018
2019
2020, 2021
2022-
チーム・ジェイコ
ラボバンク・コンチネンタル
チーム・ジェイコ
ガーミン・シャープ
BMC・レーシングチーム
バーレーン・メリダ
イネオス・グレナディアス
チーム・ユンボ・ヴィスマ
主要レース勝利
世界選手権
 個人タイムトライアル (2018,2019)
 チームタイムトライアル (2014,2015)
 団体追抜 2010-2011
 ジュニア世界選 団体追抜 2008
ツール・ド・フランス 区間優勝
ジロ・デ・イタリア 区間優勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間通算2勝
ツアー・ダウンアンダー
 総合優勝(2015)
 区間通算2勝
 新人賞(2012, 2015)
 山岳賞(2012)
クリテリウム・デュ・ドフィネ 新人賞(2013)
エネコ・ツアー 区間優勝
ティレーノ~アドリアティコ 区間優勝
ツール・ド・スイス 区間通算3勝
アブダビ・ツアー 区間優勝
ボルタ・ア・カタルーニャ 区間1勝
ツール・ド・ロマンディ 区間1勝
オーストラリアの旗 オーストラリア選手権
 ITT(2016, 2017, 2018, 2022)
獲得メダル
オーストラリアの旗 オーストラリア
トラックレース
オリンピック
2012 ロンドン 団体追抜
世界選手権自転車競技大会
2010 バレアウプ 団体追抜
2011 アペルドールン 団体追抜
2009 プルシュクフ 団体追抜
2012 メルボルン 団体追抜
ロードレース
オリンピック
2020 東京 個人タイムトライアル
世界選手権自転車競技大会
2019 ヨークシャー 個人タイムトライアル
2018 インスブルック 個人タイムトライアル
2012 リンブルフ U23個人タイムトライアル
コモンウェルスゲームズ
2022 バーミンガム 個人タイムトライアル
2014 グラスゴー 個人タイムトライアル
最終更新日
2023年1月22日

ローハン・デニス(Rohan Dennis、1990年5月28日 - )は、オーストラリアアデレード出身の元自転車競技選手。ロードレーストラックレースの両方で活躍した。ロハン・デニスとも表記される。

経歴

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2012年、オーストラリア選手権U23にて、ロードレースと個人タイムトライアルの両タイトルを制す[1][2]ツアー・ダウンアンダーではUniSAオーストラリアチームとして参加し、山岳賞、新人賞と数ある賞を獲得した[3]

2013年ガーミン・シャープに移籍。クリテリウム・デュ・ドフィネ第4ステージにて区間2位に入り、マイヨジョーヌを手にした[4]

2014年ツアー・オブ・カリフォルニア第3ステージにて勝利、山岳での強さも見せた[5]。8月、シーズン途中でBMC・レーシングチームに移籍

2015年、ツアー・ダウンアンダー第3ステージにて山岳を制し初のUCIワールドツアー区間優勝[6]、そのまま総合ジャージを守りきり、総合優勝も勝ち取った[7]。2月9日、スイス・グレンヘンのヴェロドロームにてアワーレコードに挑戦。52.491kmの新記録(当時)を樹立。ツール・ド・フランス2015では第1ステージの個人タイムトライアルを制覇し、グランツールでの勝利を手に入れた[8]

2018年、ジロ・デ・イタリア第16ステージの個人タイムトライアルにて優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージの同じく個人タイムトライアルにて優勝し、全てのグランツールの個人タイムトライアルで優勝した初の非ヨーロッパ人選手となった[9]

2019年、バーレーン・メリダに移籍。しかし9月13日づけで契約解除となった。世界選手権の個人タイムトライアルではBMCの黒塗りされたTM01で2連覇を成し遂げた。NTTプロ・サイクリングに移籍の噂もあったが、チーム・イネオスと2年契約が結ばれた[10]。イネオスではPINARELLO BOLIBE TT アルカンシェルカラーが用意されている。

2023年2月、自身のSNSで現役引退を表明した[11]

私生活

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2018年に1歳年下の女性サイクリストのメリッサ・ホスキンス英語版と結婚し、2人の子供をもうけた[12]

2023年12月30日の夜、アデレードでピックアップトラックを運転し、妻のメリッサを轢いたことにより逮捕された。妻のメリッサは翌日の朝に亡くなった[12]

主な戦績

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2006年

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2007年

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2008年

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2009年

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2010年

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2011年

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2012年

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2013年

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2014年

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2015年

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2016年

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2017年

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2018年

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2019年

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  • ツール・ド・スイス 総合2位(第1ステージ・個人タイムトライアル優勝)
  • 世界選手権 優勝(個人タイムトライアル)
    • この際、本来はスポンサードされているメリダのバイクを使用せず、昨年まで在籍していたBMCレーシングから引き続きBMCのバイクを使用していた。(この時BMCの自転車は塗装を剥がされ、所属チームのスポンサーに配慮をしたような形となった。)[13]

2021年

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2022年

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2023年

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参考文献

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脚注

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  1. ^ オーストラリアナショナル選手権2012 グリーンエッジがオーストラリア選手権を制圧 ジェランスが男子エリート優勝
  2. ^ オーストラリア 個人タイムトライアルナショナル選手権 若手が活躍した豪TT選手権 エリート男子は20歳ダーブリッジが制す
  3. ^ ツアー・ダウンアンダー2012第6ステージ
  4. ^ クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2013第4ステージ マルティン貫禄の最速タイム コンタドールが失速し、デニスが首位に立つ
  5. ^ ツアー・オブ・カリフォルニア2014 第3ステージ 23歳ローハン・デニスが難関山岳を制覇 ウィギンズは辛くもリーダージャージを守る
  6. ^ ツアー・ダウンアンダー2015第3ステージ BMCのデニスとエヴァンスが1級山岳制覇 総合でワンツー体制を築く
  7. ^ ツアー・ダウンアンダー2015第6ステージ ドラパックのウィッパートが金星 BMCのデニスが第17代王者に輝く
  8. ^ ツール・ド・フランス2015第1ステージ ユトレヒトを55.446km/hで駆け抜けたBMCのデニスがマイヨジョーヌ獲得
  9. ^ ブエルタ開幕!8kmの個人TTで勝利したデニスが2年連続でマイヨロホを着用 cyclowired 2018/08/26
  10. ^ rohan-dennis-joins-team-ineos
  11. ^ 「自転車競技に感謝」ローハン・デニスが今季限りでの引退を発表 Cyclowired 2023年2月11日
  12. ^ a b Rohan Dennis reportedly charged in connection with death of wife Melissa Hoskins” (英語). Escape Collective (2023年12月31日). 2023年12月31日閲覧。
  13. ^ 逆境を跳ね返したオーストラリアのローハン・デニスが世界選TT2連覇を達成”. sanspo (2019年9月26日). 2019年9月30日閲覧。
記録
先代
マティアス・ブレンドレ
UCIアワーレコード (52.491 km)
2015年2月8日 – 2015年5月2日
次代
アレックス・ダウセット