ロガー・シュミット
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SLベンフィカ監督時代 (2023年) | ||||||
名前 | ||||||
ラテン文字 | Roger Schmidt | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | ドイツ | |||||
生年月日 | 1967年3月13日(57歳) | |||||
出身地 | キアシュペ | |||||
身長 | 188cm | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | MF | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
–1985 | キアシュペSC | |||||
1986–1987 | RWリューデンシャイト | |||||
1988–1990 | TuSプレッテンベルグ | |||||
1990–1995 | TuSパーダーボルン・ノイハウス | |||||
1995–2002 | SCフェール | 208 | (53) | |||
2002–2003 | SCパーダーボルン07 | 25 | (2) | |||
2003–2004 | SVリップシュタット08 | 26 | (4) | |||
2004–2005 | デルブリュッカーSC | |||||
監督歴 | ||||||
2004–2007 | デルブリュッカーSC | |||||
2007–2010 | SCプロイセン・ミュンスター | |||||
2011–2012 | SCパーダーボルン07 | |||||
2012–2014 | レッドブル・ザルツブルク | |||||
2014-2017 | バイエル・レバークーゼン | |||||
2017-2019 | 北京中赫国安 | |||||
2020-2022 | PSV | |||||
2022- | ベンフィカ | |||||
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ロガー・シュミット(Roger Schmidt、1967年3月13日 - )は、ドイツ出身の元サッカー選手、サッカー指導者。現在はSLベンフィカの監督を務めている。
経歴
[編集]プロ選手としての経験はなく、ドイツ3部以上のクラブに所属したことはなかった。
37歳でアマチュアクラブのデルブリュッカーSC監督に就任。同クラブに3年間所属し、ドイツ5部から4部への昇格を果たした。
2007年7月に当時ドイツ4部に所属していたSCプロイセン・ミュンスターの監督に就任。この時点から国際的な車両部品製造企業であるベンテラー社(Benteler International AG)でのエンジニアとしての仕事を辞め、監督業に専念した。
SCプロイセン・ミュンスターの監督としてドイツ4部で優勝し、ドイツ3部への昇格を果たす。
2011年の夏に監督としてFCザンクトパウリに移籍したアンドレ・シューベルトの後釜として当時ドイツ2部に所属していたSCパーダーボルン07の監督に就任。クラブの歴史上最高順位となる5位でシーズンを終えた。
あと1年の契約が残っていたものの、オーストリア・ブンデスリーガの強豪FCレッドブル・ザルツブルクでスポーツディレクターを務めていたラルフ・ラングニックに見出され、2012年6月にSCパーダーボルン07との契約は解消し、FCレッドブル・ザルツブルクの監督に就任した。
2シーズンに渡り監督を務めラルフ・ラングニックの提唱する「8秒ルール」をチームに浸透開花させた。2年目となる2013-14年シーズンではオーストリア・ブンデスリーガとオーストリア・カップで優勝、同年のUEFAヨーロッパリーグでラウンド16まで駒を進め「ヨーロッパでも勝てるチーム」に成長させた。ベスト16でバーゼルに敗れたが、スタンダール・リエージュ(2-1、3-1)やアヤックス(3-0、3-1)を破ってのUEFAヨーロッパリーグでの10連勝のインパクトは強く、元オーストリア代表MFのヘルベルト・プロハスカに「オーストリア史上最強のチーム」と評された[1]。
2014年1月、プレシーズンマッチでジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるFCバイエルン・ミュンヘンと対戦。前年のUEFAチャンピオンズリーグとFIFAクラブワールドカップを制したバイエルンを相手に3-0で勝利した。
当時を振り返りジョゼップ・グアルディオラも「2014年の頭、ザルツブルクでロガー・シュミットに敗れたが、それは我々にとって、非常に良い経験だったね。彼が我々に正しい道を示してくれたんだ。常に攻撃的な考えを持つ優秀な監督だよ。ファンにとっても、サッカーにとっても良い」と評している[2]。
2014-15年シーズンからサシャ・レヴァンドフスキの後任としてドイツ・ブンデスリーガに属するバイエル・レバークーゼンの監督に就任。攻撃サッカーを掲げ、2014-15シーズンのリーグは4位、翌2015-16年シーズンはチャンピオンズリーグ出場圏内の3位でフィニッシュして名声を高めたが、2016-17シーズンは一転して不調に陥り、リーグのボルシア・ドルトムント戦で2-6と大敗した翌日に解任された。
2020-21シーズンからPSVの監督に就任した。2021-22シーズン、決勝でアヤックスを破ってKNVBカップ優勝に導いた[3]。
2022年5月18日、SLベンフィカの監督に就任した[4]。
監督成績
[編集]- 2022年5月15日現在
クラブ | 就任 | 退任 | 記録 | ||||
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試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝率 % | |||
デルブリュッカーSC | 2004年7月1日 | 2007年6月30日 | 99 | 40 | 25 | 34 | 40.40 |
SCプロイセン・ミュンスター | 2007年7月1日 | 2010年3月21日 | 93 | 44 | 28 | 21 | 47.31 |
SCパーダーボルン07 | 2011年7月1日 | 2012年6月24日 | 36 | 18 | 10 | 8 | 50.00 |
レッドブル・ザルツブルク | 2012年6月24日 | 2014年5月31日 | 99 | 68 | 18 | 13 | 68.69 |
バイエル・レバークーゼン | 2014年6月1日 | 2017年3月5日 | 128 | 62 | 29 | 37 | 48.44 |
北京中赫国安 | 2017年7月1日 | 2019年7月31日 | 83 | 46 | 15 | 22 | 55.42 |
PSV | 2020年4月28日 | 2022年5月18日 | 105 | 70 | 18 | 17 | 66.67 |
合計 | 669 | 370 | 145 | 154 | 55.31 |
獲得タイトル
[編集]指導者時代
[編集]- デルブリュッカーSC
- ウェストファーレンリーガ:2005
- SCプロイセン・ミュンスター
- ウェストファリアカップ:2008
- レッドブル・ザルツブルク
- ブンデスリーガ:2014
- オーストリア・カップ:2014
- 北京中赫国安足球倶楽部
- 中国FAカップ:2018
- PSVアイントホーフェン
- ヨハン・クライフ・スハール:2021
- KNVBカップ: 2021-22
脚注
[編集]- ^ “新記録続きの攻撃力。ザルツブルクを見逃すな。~「オーストリア史上最強」は本物か~”. Number (2014年4月15日). 2015年7月30日閲覧。
- ^ “グアルディオラ、レヴァークーゼン監督を絶賛 「すごく良い仕事をしている」”. GOAL (2014年12月8日). 2015年7月30日閲覧。
- ^ “堂安律のパフォーマンスが極上すぎる。日本人初のKNVBカップ優勝にオランダメディアも「水を得た魚のよう」と絶賛”. Web Sportiva (April 23 2022). June 3 2022閲覧。
- ^ “Benfica oficializa Roger Schmidt [Benfica confirm Roger Schmidt]” (Portuguese). Record. (18 May 2022) 2022年6月15日閲覧。