コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ロシアにおけるドーピング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロシアにおけるドーピングでは、ロシアにおいて国家ぐるみで行われているとされるドーピングについて述べる。ロシア代表選手のドーピング件数はオリンピックのメダル剥奪件数に限っても46件で、これは剥奪された件数全体の1/3に及んでおり、2位に4倍以上の差をつけての1位である[1]。当然ながらドーピングで失格になった選手数でも世界最多で、150人以上を数えている[2]

世界的なドーピング事例の中には他人の常備薬の誤飲や、育毛剤などに禁止薬物が含まれていた例もあるが、ロシアにおいては国家がステロイドを斡旋しており、ドーピングの手法も組織化されている。その状況が世界的に知れてもなお同国はドーピングに手を染め続けるため、ついには世界アンチ・ドーピング機構(WADA)は2019年に全ての主要大会からロシアを4年間追放する措置を課した[3]。ロシア側の訴えによって、翌2020年にスポーツ仲裁裁判所によって2年に減刑されたが[4]、解除明けの2022年にウクライナ侵攻を行った事によって、再び別の形でスポーツへの参加が出来なくなっている。

歴史

[編集]

ソビエト連邦時代

[編集]
モスクワオリンピックは「科学者の大会」と揶揄された。

そもそもロシア成立以前のソビエト連邦時点でドーピングが国家ぐるみで行われていた。これはソビエト連邦に限った事ではなく、共産主義国家では他国でも行われていた[5][6][7][8]アンドリュー・ジェニングスソ連国家保安委員会国際オリンピック委員会のドーピング検査に工作していたと述べている[9][10]1980年モスクワオリンピックについても1989年にオーストラリアで発表された論文では、「金メダルに限らず、メダルを獲った選手の中からドーピングしていない選手を探すのは難しい。「科学者の大会」と呼ぶべきだろう。」と述べている[9]

1984年ロサンゼルスオリンピックをソビエト連邦はボイコットしたが、ボイコット決定以前には陸上選手ステロイド投与計画が存在しており、その詳細が2016年に発表されている[11]。この統括を行っていたセルゲイ・ポルトゥガロフ医師は、後に2016年リオデジャネイロオリンピックのドーピングにも関与した[11]

2000年代

[編集]

2002年ソルトレークシティオリンピックではクロスカントリースキーオリガ・ダニロワラリサ・ラズチナがドーピングによって計5枚のメダルが剥奪されている。その後、2004年アテネオリンピック2006年トリノオリンピックでもドーピングによってメダルを剥奪された。

2008年北京オリンピック開催前に7人の選手が尿検査で陽性反応を示し出場停止となった[12]

2010年バンクーバーオリンピックでは複数のバイアスロン選手がドーピングに関っていた[13][14]国際バイアスロン連合会長も「世界有数の強豪国による大規模で組織的なドーピングの存在に我々は直面しているのだ。」と述べた[15]

とある国の2001年から2009年にかけての7289の血液サンプルを調べたところ、2737のサンプルで疑わしい結果が出たとする発表がある[16]。他国のドーピング陽性比率を大きく上回るこの国家の名前はおそらくロシアであると発表者は推測している[15]

2009年10月、国際陸上競技連盟ヴァレンティン・バラフニチェフに対し、「検査を始めて以降でも有数の割合の陽性比率が血液サンプルから出ており、組織的ドーピングの可能性が強く示唆される結果である。」と書いた[17]

2010年代前半

[編集]
ドーピングを告発したユリア・ステパノワ

2010年、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の職員であるヴィタリー・ステパノフ(ユリア・ステパノワの夫)からWADA宛てに、RUSADAは組織的ドーピングを許可しているとのリークが為された[18][19]。2012年12月にはダリヤ・ピシャルニコワからも組織的ドーピングの詳細がWADAに送られた。ニューヨーク・タイムズによれば、前者の200回ほどのメール、50回ほどの手紙はWADAにきちんと届いていたものの、WADA側はこれを開かず、後者のみを開いたとしている[15]。2008年から2010年にかけてもドーピングで出場停止処分を受けていたピシャルニコワは、2013年4月30日にロシア陸上競技連盟から10年間の出場停止処分および、メダルの剥奪処分となった[20]

ステパノフは「WADAにおいてすらこの話を隠蔽したい人間がいる」と述べたが、ドイツ公共放送連盟(ARD)に対して伝手を作ってくれた人も組織には存在した[18]。WADAのジャック・ロバートソンはWADAが及び腰なのを見て、メディアの関心を引く事が必須だと判断、上司のデイヴィッド・ホーマンの許可を得て、ハジョ・セッペルトに繋げた[21]。2014年12月にARDはGeheimsache Doping: 'Wie Russland seine Sieger macht'(秘密裡のドーピング: ロシアが王者を作った方法)の名でドキュメンタリーを放送、東ドイツ流と名付けられたロシアのドーピング手法が明るみに出た[22]。ステパノフ夫妻は、禁止薬物の供給とドーピング検査結果の偽造に対してアスリート側から5%のキックバックを得ているとも述べた[23][24]マリア・サビノワがモスクワの薬物検査研究所の後援でドーピングしていたという発言をステパノワが密かに録音していたのも一緒にドキュメンタリーで流れたため、大きな話題となった[25]リリア・ショブホワに至ってはドーピング検査陽性を揉み消すために45万ユーロを支払った事が明るみに出た[23]。モスクワオリンピック時代にドーピングに関与しているポルトゥガノフが相変わらず関与している事もわかった[11]

2015年

[編集]
2015年のWADAの調査を主導したディック・パウンド
ウラジーミル・プーチン(左)とラミーヌ・ディアック(右)

2015年1月、全ロシア選手連盟会長のバラフニチェフが国際陸上競技連盟会計を辞任[26]

ARDのドキュメンタリーが放映された事で、ディック・パウンドが中心となりWADAは調査に入った[27][28]。335頁に及ぶ報告書では、ロシアでは国家ぐるみの大規模ドーピングが蔓延していると記され、ガーディアン紙は「決定的(な証拠)だ」と総括した[29]ロシア連邦保安庁が研究所の職員の下に足繁く通い、WADAの調査に協力しないようにお願いしていた事も記されている[27]:196–197。オフィスや電話も盗聴されているかもしれないとの発言も職員二人から出た[27]:196–197。全ロシア選手連盟は反ドーピング憲章を尊重しておらず、国際オリンピック委員会は2016年リオデジャネイロオリンピックへの同連盟の出場を拒否すべきだと記した[27][30]

翌日、WADAはモスクワ反ドーピングセンターに対し、「尿検査や血液検査を含む全ての反ドーピング関係の実行を禁ずる」と通告した[31]。同年11月13日に国際陸上競技連盟はロシアの即時追放を22対1で可決[32]、2016年にチェボクサルで行われる予定であったIAAF世界競歩チーム選手権大会、同年にカザンで行われる予定であった2016年U20世界陸上競技選手権大会の開催地剥奪も決定した[32]。なお、国際陸上競技連盟の構成員資格については5人による監視を条件に継続された[33]。同月18日にロシア反ドーピング機関が資格停止処分となった[34][35]

同月、フランスの機関がラミーヌ・ディアックの調査を開始した。彼は2011年に少なくとも6人のロシア人選手の陽性反応を見なかった事する代価として100万ユーロの収賄を受けていたとされる[36]

2016年

[編集]

2016年1月に国際陸上競技連盟はバラフニチェフとロシア有数のコーチであるアレクセイ・メルニコフの一生涯追放を発表[37]

同月中旬にWADAはロシア支部の独立性に関する第二次報告書を発表[38]。翌月に英国支部が監視をする事となった[39]

2月にはRUSADAの前長官二人が死亡し、不審死が疑われている[40][41][42]サンデー・タイムズによれば、片方は死の直前に「1987年以降のロシアのスポーツ薬学とドーピングの真実」という書籍を出版するために新聞社と接触していた[43]。WADAによって「ロシアのドーピングの心臓」と認識されていたグリゴリー・ロドチェンコフは解任されたどころか、ロシア冬季スポーツ界からの魔女狩りに遭う可能性があって身の安全が保障出来ないため、米国に亡命した[44][45]。彼の証言は「イカロス」として映画化された。

3月、ARDはGeheimsache Doping: Russlands Täuschungsmanöver(ロシアの赤い鰊)と称するドキュメンタリーを放送、RUSADAやARAFが禁止薬物を選手に斡旋する様子が広く知られるようになった[46]。ニューヨーク・タイムズは5月にロドチェンコフの内部告発を掲載、彼曰く、ドーピングの専門家が国の息がかかっている諜報組織と共同で、採取した尿を研究所の窓から流し捨てているとの事であった[47]。耐タンパー性の容器をビル近くで開封、数ヶ月前の尿を入れていたという[48]2014年ソチオリンピックでは少なくとも15人のメダリストが関っていると彼は述べたが、未だに全容は明らかになっていない[47]。5月19日にWADAによるソチオリンピックの調査が始まった[49]

3月15日に国際オリンピック委員会は2008年から2012年にかけての尿検査を新手法でやり直しすると発表。対象は一部の国、競技であり、過去のオリンピックに出場しておりリオデジャネイロオリンピックも出場予定の選手も含まれる。冬季オリンピックも対象であるが、尿の保管期限が10年であるため2006年以降のものに限られた[50]。結果は2017年11月に発表された。

オリンピック以外でも前半期だけでアレクサンデル・ポベトキンマリア・シャラポワメルドニウムで陽性反応を示し、ロシア国籍も持つロマン・エレメンココカインで引っ掛かった[51][52][53]

スポーツ・観光・青年政策大臣のヴィタリー・ムトコ

6月にARDが放映したドキュメンタリーではヴィタリー・ムトコFCクラスノダールの選手のドーピングを揉み消した事を仄めかした[54]。同月に国際陸上競技連盟のニック・デイヴィスがロシア人アスリートから処分緩和の収賄を受けた疑惑で職務停止処分[55]英国放送協会によると2013年7月のメールで、デイヴィスと陽性反応を示したロシア人選手は処分を軽くする方法について議論を交わしていたという[56]

同月にWADAが発表した報告書では、ロシアのドーピング制禦事務所(DCO)には情報が不十分もしくは誤っている選手の所在地情報が非常に多く見られ、中には閉鎖都市でオリンピック予選を開いていた事例も見つかった[57]。DCO側の入場に際して長々と遅延させた他、常に監視下に置かれる、選手一覧ですら遅延する、サンプルに開封の痕跡が見られるなどの報告も記されている[57]。調査中のインタビューも9割方の選手には無言あるいは拒否を受けたという[58]

同月17日に国際陸上競技連盟はロシアの復帰を認めたが[59][60]国際ウエイトリフティング連盟は翌週、他二か国とともにロシアを一年間追放処分にし、国際オリンピック委員会もこれを認めたため、リオデジャネイロオリンピックにおいてロシアはウエイトリフティングは出場不可能となった[61][62]

ロシアオリンピック委員会本部。

7月18日にリチャード・マクラーレンが97頁に及ぶロシアの国家ぐるみのドーピングに関する報告書を発表、これはマクラーレン・レポートと呼ばれる重要文書となった[63][64]。2011年末から2015年8月にかけての物に対する僅か57日の期限での調査であったが[63]:5、バンクーバーオリンピックで揮わなかったロシアは、WADAを掻い潜って国家ぐるみでドーピングを行っているのは「まず疑いない」との結果を示した[65][66]。643の陽性反応が発見され、陸上の139、ウエイトリフティングの117を筆頭に30近いオリンピック競技、さらにはパラリンピックや非オリンピック競技でもそれぞれ30例以上の陽性が検出された[63]:39-41

これに対して国際オリンピック委員会はリオデジャネイロオリンピックに出場するロシア人選手を国際オリンピック委員会側で決定する事とした他、ソチオリンピックの再調査、各スポーツ連盟に対してロシアで開催が決まっている主要大会の開催地変更推奨を行った[67][68]

同月21日にスポーツ仲裁裁判所はロシア人選手67人をリオデジャネイロオリンピック出場禁止に処した[69]。翌日に国際パラリンピック委員会はロシアパラリンピック委員会を活動停止処分にした[70]。翌々日に国際オリンピック委員会はWADAの要請するステパノワ以外のロシア代表の出場禁止処分には従わない事を発表した[71]。WADA側は遺憾の意を示した[72]

リオデジャネイロオリンピックでドーピングをしていたユリア・エフィモワ

8月7日、国際オリンピック委員会はリオデジャネイロオリンピックに出場予定のロシア人選手389人のうち278人の出場を承認した(除外された111人のうち67人はスポーツ仲裁裁判所によって既に出場禁止になっていた)[73]。それでも、政府の干渉で国旗が使えないクウェートに対して、国家ぐるみでドーピングをしていてより性質の悪いロシアが国旗を使っている事には批判が起こった。ディック・パウンドは「クウェートの選手全員が政府の支持者でもないし、南アフリカ共和国の選手全員がアパルトヘイトを支持していた訳でもなかったのに、(無実の人もいる)彼らは除外された、それは一貫した基準ではない。」と述べ、ドイチェ・ヴェレは「クウェートは除外しておいて、ロシアは良い。クウェートは政府からの干渉で出場できない小さな選手団だ。ロシアは組織的なドーピングを多くの選手にしておきながら違うのだ。」と記した[74]

2016年リオデジャネイロパラリンピックに関しては、ロシア側がスポーツ仲裁裁判所に提訴したが、国際パラリンピック委員会側の証拠をひっくり返すような物が見られないとして却下された[75]。さらにスイス連邦最高裁判所に対して「彼らの前で反ドーピングを証明する場所が必要である」と告訴したが却下された[76][77]

10月、ドーピングを揉み消したとの噂があるムトコが副首相に昇格した[78]

11月3日に反ドーピングのコーチを招聘した[79]。15日に検査キットを作るベルゲル社が新型検査キットを発表。会見では「様々な国の鑑識のプロと一緒に作り上げました。ロシアが築き上げたシステムのような偽造に対して常に少しでも助力でありたいと思っております。」と述べ、ロシアを名指した[80]

12月9日にマクラーレン・レポートの第二次報告書が完成した。この報告書では2011年から2015年の間だけで1000人以上の選手が得をしたと述べられたが[81][82][83][84]、法廷であくまで得をした可能性があるというだけの話であると訂正する事となった[85]。なお、15歳の選手もドーピングに関与していた事が判明した[86]

2017年

[編集]

2017年2月、全ロシア選手連盟副会長のアンドレイ・シルノフが記者に対して、東ドイツがドーピングで成功したのだからあれは「良い薬学」なのであって、ソ連の選手も咎められるべきではないと発言した[87]。 同月後半、WADAはマクラーレン・レポートに記されているドーピングした選手に関する証拠がモスクワの研究所から消失した事を発表した[88][89]

4月の中間報告では、「ロシアの調査委員会が相も変わらず生体パスポートの提供を拒否しており、選手も閉鎖都市にいるために接触も難しい。ドーピングの制度について話す事が出来る場所も存在しない。」と述べられている[90][91]。ウエイトリフティング選手のアンドレイ・ドミトリーエフは収監の可能性があったために亡命したとも述べられている[90]

9月、ロシアは亡命したロドチェンコフをモスクワの所長であるために呼び戻そうとしたが、WADAは拒否した。

17の反ドーピング組織が国際オリンピック委員会に対し、「スポーツ史に残るロシアのドーピングという大スキャンダルを認めるのが相変わらず怖いようだ。皮肉塗れの愛のメッセージも送れないとは尸位素餐、オリンピック・ムーブメントに関った国なら無罪なのだろうか。」と批判した[92]。彼らの見立てでは、モスクァの研究所から検体が消えたのは、「国際オリンピック委員会が証拠を掴まないようにするため」であるという[92]。後に20の組織がこれに賛成した[93]

2017年11月にオズワルド委員会が開催され、ソチオリンピックのドーピングに関する処分が話し合われた。9日にウラジーミル・プーチンはこれに対して、米国が3月の2018年ロシア大統領選挙を睨んで行ってきた工作の一つであると述べた[94]。さらにパヴェル・コロブコフも国がドーピングの元締めであるという証拠などどこにもなく、証人として米国に保護されているロドチェンコフの引き渡しを求めると述べた。ロシア政府は重ねてドーピングシステムが存在しない事を主張したが、パウンドは「経験的な証拠は完全に正反対の結論を生み出しており、かの国のメディアが報じている事は全て国内向けのプロパガンダである。」と述べた[93]。17日にレオニド・チャガチェフはロドチェンコフについて「スターリンなら銃殺していた」と発言した[95]

同月10日、WADAは2012年1月から2015年8月にかけての全テストデータを保有している事をリリースで発表した。ロシア側としては公表されると困るデータベースであり[96]、その証左にロシアスキー連盟会長のエレーナ・ヴェルベは「このデータベースを提供した人物は国家の叛逆者である」と述べた[97]。さらにイリア・チェルノウソフをWADAに情報を漏らしたという理由で批判した[98]

2018年平昌オリンピックに向けて提案されたロシアのロゴ。

12月5日、国際オリンピック委員会はロシアオリンピック委員会を2018年平昌オリンピックから除外すると発表した。ただし、ドーピング違反歴がない選手に関しては「ロシアからのオリンピック選手」として出場を許可するとした[99]。同月20日に右記のロゴが提案された[100]。この裁定に対しボイコットで応戦するのではないかとの風説に対し、ドミトリー・ペスコフはこれを否定した[99]。一方でラムザン・カディロフはチェチェン人はロシア国旗が無ければ出場させないと述べた[101]。12月6日、ウラジーミル・プーチンは、国旗がオリンピックで使えないのは屈辱であると述べていたが[102]、政府としては国旗の使用が出来なかったとしても、ボイコットを主張する議員もいるが、個人としての出場を止めはしないと述べた[103][104]ゲンナジー・ジュガーノフ勝利の旗を代用すればいいと述べた[105]セルゲイ・ラブロフは米国は公平な勝負である事実が怖いのだと煽り[106]、国際オリンピック委員会内で影響力を増す米国に言及した[107]コムソモリスカヤ・プラウダの調査では、ロシアにおける同性愛宣伝禁止法に対する国際オリンピック委員会側の応戦であるとの見方が一般的であったため、国民の86%が国旗が使えなかった場合はボイコットすべきだと答えた[108]。ロバートソンはこの決定について「こんなのは懲罰でも何でもなく、ロシアの商売人や政治家の顔を(国際オリンピック委員会が)立てているに過ぎない。(ロドチェンコフの証拠によれば)ロシアの99%の選手はドーピングしており、ロシア人選手が国際舞台に立つ場合、選手に選択の余地などない事はわかっている、ドーピングするかお役御免かだ。見聞きした話からすれば自浄する方法などない事は明白だ。」と発言した[109]。また、ロシア側が米国の政治家に対してロドチェンコフを送還するよう内々にロビー活動していた事も報じられた[110]

当初のロシアが平昌オリンピックに派遣しうる選手として考えていた500人のうち111人が出場不可能となった(うち43人はオズワルド委員会の決定による)[111]。残り389人については過去の検査の再検証も含めて検査を行った。最終的に残ったのは169人であった[112]。しかしオルガ・グラフが「スポーツは汚い政治資金の飛ばし合いになった」と述べたため、168人になった[113]

翌年1月の時点で43人のロシア人選手がオズワルド委員会によって生涯出場停止となっていたが、1人を除いてこれを不服としスポーツ仲裁裁判所に告訴した。結果として28人が生涯の処分は無効となった。これに対して国際オリンピック委員会は「スポーツ仲裁裁判所の裁定は28人をオリンピックに招待した訳ではない。この事案は反ドーピングの歴史にとって非常に大きな一頁になるだろう。」とコメントした。スポーツ仲裁裁判所の裁定に鑑み、39人が平昌オリンピックのみの出場停止に減刑された事については尊重するとした。このアピールが成功したロシア側はさらに平昌オリンピックの出場停止についても告訴したが、五輪の開会式までに裁決が出なかった[114]

12月6日にウラジーミル・プーチンは国際オリンピック委員会調査機関のサムエル・シュミットが「ロシアが関与していた証拠は見当たらない」と述べていたと述べたが[115]、委員会が言っていたのは、あくまでロシア政府省庁は関与していないと述べただけであった[116]。翌日、ミハイル・プロホロフがオリンピック選手にドーピングシステムの口止め料として数百万ルーブルをポケットマネーから出していた事が報じられた。2008年から2014年にかけてロシアバイアスロン連合に対して支払っており、失格する選手に対する法的な細工をしていたと報じられた[117]

2018年

[編集]

1月に行われた陸上大会において主力選手全員がドーピング監視官との面会を拒否した[118]

平昌オリンピックにおいてはロシア出身選手団は国旗を使えなかったが、ファンはロシアの色の服を着用し「ロシア!」とチャントをする事でこの制裁に立ち向かった[119]。また、アレクサンドル・クルシェルニツキーナデジダ・セルゲーヴァが失格処分となったため[120][121]、閉会式での旗の掲揚が禁止された[122]。しかしながら閉会式翌日の2月28日に国際オリンピック委員会はロシアの五輪参加資格を回復したため、国際社会は猛反発した[123]。これ以上の失格が出なければ元々そうする予定であったという[124][125]。終了後スレート誌は国際オリンピック委員会について「ロシアに対する聖域を何が何でも認めないうちに終了した。アリーナにロシア人選手はいっぱいいるにもかかわらず、正直なところ彼らはロシア人が平昌オリンピックにいる事は疎ましく思っているようだ。中途半端に甘い処分にしたせいで選手を守る事よりも自分の面子に関心が行く方が気掛かりらしかった。」と述べた[126]

2018 FIFAワールドカップでもドーピングが疑われている[127][128]国際サッカー連盟はマクラーレン・レポートを見て問い合わせたが[129]、証拠不十分のために処分は為されなかった。大会中、異常な走行距離を出し続けたロシア代表はベスト8で終わり、薬物反応自体は出なかった[130]。しかし9月にデニス・チェリシェフの父は、息子が成長ホルモンを同大会中に摂取していたと述べている。ただ、ドーピング検査では陰性であった[131]

7月20日にアスレティックス・インテグリティ・ユニットは85のオリンピック乃至世界選手権メダリストを含む120のドーピングについて詳細を発表した。そのうち半数弱がロシア人であった[132]

9月20日にWADAはロシア反ドーピング機関の再開を協議、再開する方向で結論が出たものの、国際社会からは批判された。6人会議の構成員であったベッキー・スコットはこの結論に反発し、辞任した[133]。業務を預かる英国支部も再開に反対した[134]。ロドチェンコフも再開は「災害だ」と表現した[135]

WADA側は再開の条件としてマクラーレン・レポートを認める事、モスクワの研究所へのアクセスを許可する事を要請した。ロシア側もこの条件を飲んだ[136]。それでも依然として国際社会の反発は強く[137]、「オリンピック史上最大の真っ当な選手への冒瀆」、「世界の真っ当な選手に対する絶望的な仕打ち」などと揶揄された。クレイグ・リーディーの下には多くの批判が届いたが、覆る事はなかった[138][139][140]

RUSADAが再建されたため、依然として資格停止を続けるアスレティックゲームスに処分撤回を求めたが[141]、拒否された[142]

11月に国際オリンピック委員会は2012年ロンドンオリンピックのサンプルを再検査し、48の検体で新たな禁止薬物が検出、うち22がロシアであった[143]

12月17日にWADAの5人の専門家がモスクワの研究所へと向かったが、全ての情報にアクセスする事は出来なかった[144][145]

2019年

[編集]

WADAは2018年末日までに上述の情報の提出を求めていた[146]。ロシア側からは次段階に向けての話し合いがしたいのですぐに面会したいとの連絡があったが、日取りは1月14日を要請してきたため、WADAを始めとする世界中の組織から顰蹙を買った[147][148]。それでも1月10日には情報へのアクセスが出来るようになり、2262のサンプルを手に入れた[149][150]。結局10日も遅れたがRUSADA側には何ら処分は課されなかった[151]。これについては「ロシア相手なら個人や小国でドーピングを行うよりも寛大な処分だし、機会だって何回もくれる」との批判が為された[152]

2月8日に国際パラリンピック委員会も3月15日付で処分を解除、70の復帰基準のうち69を満たしているとの理由であった[153]。これによって出場禁止を課しているのはアスレティックゲームスのみとなった[154]

3月19日にフランスは2016年に追放処分を受けていたバラフニチェフとメルニコフに対し、ドーピング隠蔽の罪で逮捕状を出した[155]

6月にアンドレイ・シルノフが2013年に採取したサンプルの再検査でドーピングの可能性が報じられたために。アスレティックス連盟の副会長を辞任[156]。2017年にドーピングで追放されたコーチの下、キルギス国内で7人の選手がドーピングに染めていた事も報じられた[157]。7月にはロイターがオリンピック出場経験のある二人のボクサーがWASADAから出場停止処分を受けていたにもかかわらず、2018年のアスレティックゲームスに出場していたと報じた[158]

7月にはモスクワの研究所のサンプルからドーピング違反の物が見つかり始め[159]、298検体のうち43で検出されたとWADAは発表した。このサンプルからの最初の出場停止処分はウエイトリフティングで、12人が該当した[160]

9月21日、モスクワの研究所のサンプルの中にはWADAが手にする前に加工や改竄された形跡が見られるものも交じっている事が広く報じられた。これによって2024年パリオリンピック2022 FIFAワールドカップまでもが出場禁止いなる可能性が出てきた[161][162][163][164]

11月21日にダニル・リセンコの調査を妨害したために陽性である本人と6人の関係者が職務停止となった[165]

その後WADAはロシアが次に違反した場合、全てのスポーツ大会の4年間に及ぶ主催禁止を提唱した[166][167]。結局12月9日に今後4年間の全ての国際大会での出場停止処分が下った。なお、ロシア代表ではない個人参加に限っては許可された。ただし、UEFA EURO 2020に関しては欧州サッカー連盟が主催する主要ではない大会の扱いとなったため、参加は可能である[168]。この処分に対してリーディーは「ロシアがクリーンになるにはあまりに長い時間がかかる。世界的な反ドーピング組織に対して汚名返上する機会は幾らでもあった、それを欺瞞と拒否で返し続けたのは彼らなのだ。」と述べた[169]。これに対してロシアはスポーツ仲裁裁判所に提訴した[170]

2020年

[編集]

1月にWADAはモスクワの研究所の権限を一部剥奪し、2016年5月以降のサンプルの血液検査に限った[171]

3月、ワールドアスレティックスは、ロシア人選手を2020年東京オリンピックに最大10人とする事を発表した。ロシア連盟に対しては1000万ドルの罰金を科し、7月1日迄に半額が支払われなかった場合、オリンピック出場禁止ともした。尤も東京オリンピックは新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴って1年延期された[172]

4月30日にWADAはモスクワの研究所の298の検体について調査完了を発表した。28の国際スポーツ団体に情報が送られた[173]

結局7月1日迄にロシアアスレティックスは1000万ドルを払う事は出来なかった。これについてロシアアスレティック側は罰金を支払える資金がないと述べた[174]オレフ・マティツィンが8月15日まで期限を延ばし、8月12日にコストの131万ドルと500万ドルの罰金を支払った[175]

9月、マリア・ソツコワがドーピング検査3回の偽造によってWASADAから10年間のスポーツ関係活動禁止処分を下された[176]

12月17日、ロシア側はWADAの処分の重さに対してスポーツ仲裁裁判所に提訴。4年間の処分は2年間に減刑となった[177]。オリンピックこそ参加可能になったものの、世界選手権は出場禁止のままであり、ロシア人レーシングドライバーはモータースポーツから追放されたままであった[178]

2021年

[編集]

2月19日、東京オリンピック、2022年北京オリンピックへの参加をロシアオリンピック委員会の名で国際オリンピック委員会が承認した[179]。4月22日にピョートル・チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番を国歌代わりに使用する事が発表された[180]

東京オリンピックでは陸上競技は10人以下、ウエイトリフティング競技は男女1人ずつの制限が設けられた。しかしニキータ・モルガチョフパヴェル・ソリンがメルドニウム陽性、さらにヴェロニカ・アンドルシェンコアレクサンドル・クダシェフがモスクワの研究所から証拠が出て出場禁止となった[181][182]。後者二人はスポーツ仲裁裁判所によって後に出場が認められた[183]。オリンピック本戦に参加する選手からの陽性はイゴール・アンドレイェーヴィチ・ポリャンスキ1人で済み、彼も本戦5日前に発覚した[184]

2022年

[編集]

北京オリンピックではフィギュアスケート競技でロシアオリンピック委員会は金メダルを獲得したが、2月8日に行われるはずのメダル授与式が遅れた。国際オリンピック委員会は日程の摺合せの問題としたが[185]、メディアはカミラ・ワリエワトリメタジジン陽性が理由なのではないかと報じた[186][187]。結局11日に授与式は行われた[188]。ワリエワの検体は前年12月25日に陽性反応が出ていたが、この調査はWADAの管轄下での調査ではなかった。2月8日にWADAに到着したという事情もあった[189]。一旦は出場禁止となったものの、翌日に出場許可が出た[190]。最終的に14日にスポーツ仲裁裁判所が翌日から始まる女子シングルスへの出場を許可した[191][192]。その理由として15歳の彼女は被保護者である事、オリンピック期間中に結果が出たのは偶然である事などがあげられている[193][194][195]

国際大会

[編集]

ロシア開催

[編集]
2018 FIFAワールドカップ開会式におけるウラジーミル・プーチン

国際オリンピック委員会が2016年7月に各スポーツ連盟に対してロシア開催の大会を別国で開催するよう推奨したにもかかわらず[67]、ロシアで結局開催された主要大会も存在した。主なところで言えば、FIFAコンフェデレーションズカップ2017、2018 FIFAワールドカップ、2019年冬季ユニバーシアードがあげられる。また、2021年バイアスロン世界選手権については国際オリンピック委員会が声明を発表する以前に開催地に立候補していたため、その後の9月にロシア開催が決定した[196]。尤もその後、同選手権は開催地を変更している[197]

FIBT世界選手権は2017年大会がソチでの開催となっていたが、スティーヴン・ホルコムマシュー・アントワーヌマルティンス・ドゥクルスリジー・ヤーノルドらは抗議、オーストリアラトビア大韓民国の代表はボイコットを表明するなど大事になった[198]。2016年12月13日に国際ボブスレー・スケルトン連盟が開催地変更を宣言した事でこれらは収まった[199]

バイアスロン・ワールドカップでは2016-17大会のチュメニでのステージをチェコと英国がボイコット[200]。2016年12月22日にロシアは2017年のバイアスロン・ジュニア世界選手権の主催を返上した[201]

同じく22日にはISUスピードスケート・ワールドカップの2016-17大会のチェリャビンスクでのステージを開催地が変更になった[202]

クロスカントリースキー・ワールドカップでは2016-17大会決勝ラウンドの主催地からロシアを外した[203][204]

2017年12月22日、国際サッカー連盟はロシアサッカーにおけるドーピングを調査していたジリ・ドヴォラク医師を解雇したが、国際サッカー連盟側はドーピング調査とは無関係の理由で解雇したと主張している[205]

ロシアの参加

[編集]

国際陸上競技連盟はロシア人選手に対して、国旗、国歌、国の色を使用しない中立選手としての参加のみを認めた[91][206]

平昌オリンピック、パラリンピックでは国家としての参加は許可されず、これも個人参加となったが[207][208][209]、その後、オリンピックはロシア出身選手団としての参加が許可、パラリンピックは中立選手としての参加となった。

国際自動車連盟は2020年末のスポーツ仲裁裁判所の裁定に則って、ロシア出身の選手について、中立選手としての参加のみを認めた[178]。尤も該当者はニキータ・マゼピンただ一人で、彼はロシア自動車連盟の略称であるRAFを国旗の代わりにつけて中立参加する事となった。しかし最終的に2022シーズン前にロシアによるウクライナ侵攻のためにハースF1チームから契約抹消を受けた[210]

メディア

[編集]

ロシアのドーピング問題については、以下のようなドキュメンタリーが制作された。

反応

[編集]

国際社会

[編集]

まず、WADAがロシアに対する制裁について及び腰であった事に対する各界からの批判は多い[15]。これについてWADA側は2015年迄は制裁を実行出来るほどの権威が無かったと述べている[216][217]。2016年6月にはガーディアンが20を超える各国の選手のグループがトーマス・バッハ、クレイグ・リーディー相手に書状を出していたが、メディアが報じるまでは沈黙していたと暴露した[218]。7月18日にWADAは「申し立ては知っていたが、今日出たマクラーレン・レポートを読んで、その規模に仰天した。」と述べた[219]。これに対し、日本、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、エジプト、ニュージーランド、カナダ、米国の各反ドーピング機構は、ロシアのリオデジャネイロオリンピックからの追放を主張した[220]。これに対して及び腰のバッハに対して、パウンドは「国際オリンピック委員会は何らかの理由でロシアを完全に追放する事を避けようとしている。しかし彼らも組織ぐるみであまりに大規模だ。完全追放ではなく、"ロシア以外ならば"完全追放に舵を切るだろう。」と発言した[221]トロント・スターも「ロシアのやっていた事が追放を免れる程度の事でしかなかったのなら、これは驚くべき先例たりうる。」と記した[222]ケバン・ゴスパーは「ロシアのような重要な国について間違った判断をしないように注意すべきだ。」と述べたが、シドニーのデイリー・テレグラフは「どうやらこの世界には国と重要な国の二種類があり、尿検査の瓶も別々のようだ。」と揶揄した[223]

国際オリンピック委員会がロシアを完全追放しなかった事についても選手のみならずライターからも大きく批判された[224][225][226][227][228][229][230][231][232][233][234]。ヨーロッパオリンピック委員会はロシアを「価値のあるメンバー」と述べており、彼らのサポートもあっての決定であった[224]ナショナル・ポストは「(国際オリンピック委員会は)また今回も超大国に対して何ら刄向わなかった。」 と記した[233]ヘイリー・ウィッケンハイザーは国際オリンピック委員会の人間であったが、「ロシアと取引しなければ国ごと出場禁止にするのはもっと簡単だったのではないか、と自分に問いかけている。答えがその通りであったらとても怖いと思わざるを得ない。」と述べた[226]。ドイチェ・ヴェレは、バッハは初めの大きな課題で「落第した」と記し、「この決定は組織への信頼を大きく棄捐し、国家後援ドーピングブームが起こるだろう。」と綴った[235]ビルトはバッハを「プーチンのプードル」と呼び[231]、デイリー・テレグラフは「(白地の旗を持つ)国際オリンピック委員会は白旗を揚げた。ロシアの裏の政治力がこの結果を出したのだ。」と記した[229]

13の反ドーピング機関は、国際オリンピック委員会が「選手からWADAの定める厳格な規定に則った試合に参加する基本的権利を脅かすものであり、スポーツを清廉潔白に保つという厳粛な決定ですらも商業的、政治的な要求でひっくり返るのであるから、独立性が欠如している事は明白である。」と声明を出した[236]。WADAも「あくまで反ドーピング規定は今はただ規定でしかなく、従うも従わないも自由であるため、我々はただ国際オリンピック委員会にオリンピックまでもう時間がないという言い訳を一年近く言い続けさせる余地を与えたのだ。」と述べた[21]。マクラーレンもこの決定には不満を示し、「これは国家ぐるみのドーピングや検査結果捏造であるにもかかわらず、彼らは個人の問題に転嫁した。(中略)私が報告書で書いた内容とは逆の結論であり、ロシア以外の全ての国際組織からの信用を失う結果だ。」と述べた[237][238]

ロシア国内

[編集]
2014年2月24日、アレクサンドル・ズブコフ(右)を褒賞するウラジーミル・プーチン(左)。この3年半後にズブコフは金メダル3つを剥奪される。

ロシア国内では、ドーピングの申し立ては反ロシア工作の一つである、「他国と同じ事をしているだけだ」という見方が一般的である[239][240][241]。ウラジーミル・プーチンは、「国家レベルで後援した事は一回もなく、今後もなく、我々はスポーツを壊すような真似をした事はない。報道は西側の反ロシア工作の一つである」と述べた[242] [243]。 アレクセイ・プシュコフは国際陸上競技連盟が追放を続ける事実に対して「国家から独立した機関であるはずなのだから我が国に対する叛逆である」と述べた[243]。ヴァディム・デンギンは「全てのドーピング・スキャンダルは単なる捏造で、ロシアを扱下ろすための工作である」と発言した[244]。スポーツ仲裁裁判所がイシンバエワの訴えを棄却すると、イシンバエワは「他国の似非潔白アスリートどもの吐息を検査してみろ、我々が不在の間に偽金メダルを取るがいいさ。奴らは本物の強さにビビっているんだ。」と綴った[245]ロシア外務省は裁定に対して「スポーツに対する犯罪」と表明した[246]レヴァダ・センターの調査によれば、ソチオリンピックでロシア人選手がドーピングしていたと思うと回答した者は14%、WADAの報告は虚偽であるとする者は71%、15%は無回答という結果であった[247]

プーチン側はステパノワをユダであると名指しで批判した[248]。同国メディアもまたステパノワを批判している。ステパノワはこれに対し「どのメディアも私を叛逆者と言うが、ただの叛逆者ではなく、"母国の"叛逆者と呼ぶ。」と述べ[18]、夫のステパノフも「私がしたかったのはロシアを晒す事ではなく、スポーツを滅茶苦茶にする関係者を晒す事であって、ロシア国内のみならず世界中にいる人間である。」と述べた[19]フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは、ロシアメディアはドイツで放送されたドキュメンタリーについて「ウラジーミル・プーチンを引き摺り落とし超大国の地位を下げようとする西側の策謀の一つである」と報じていると報じた[249]

パウンドはロシアの受け止め方を「スピード違反で警察に止められた時に「なんで俺だけ?」と言っている人間のようだ。そして(国として)返答に時間をかける事によってリオデジャネイロオリンピックに易々と出場、嫌疑をかけられている被害者面でプレーする算段だった。」と表現した[250]ブルームバーグ・ニュースのロシア人記者であるレオニド・ベルシドスキーは、「(ロシアの)関係者はwhataboutismは調査を止めさせるものではない事に気付くべきだ。」と記した[240]。ドイチェ・ヴェレのモスクワ特派員はロシア国内の反応を見て「別の世界線にいるようだ」と記した[251]。ニューヨーク・タイムズは「特に西側では根據もない反ロシアの策謀に対して抗議する文化があり被害者であると思っているようだ」と記した[243]。同紙はソビエト連邦時代から受け取り方が変わっていないと指弾し、「毎回毎回、政治的な陰謀だ、これは挑発だ、断じて許されない行動だ。冷戦はとうに終わったのにウラジーミル・プーチンはまだ同じ事をやっている、ロシアのファールプレーに対して何ら省みることなく被害者面である。」とも指摘した[252]。ロイターも「ロシアが国際社会に戻ってくる事を妨げているという冷戦下の西のやり方を引き合いに出す事で、上手く責任転嫁している。」と述べた[253]。これに対するロシアの反応はお約束の「政治的な~」であり、WADAのロバートソンは「リーディーがロシア政府に対して仲裁のメールを打った時」にこの定型句を見たという[21]

マッチTVはこのスキャンダルを主導したのは米国であると主張し、アレクサンダル・レスンは「ドーピングはどの国もやっているし、違反者なんてどこにでもいる。」と述べた[254]。マクラーレン・レポートに対してロシアの出場を認めた国際オリンピック委員会の決定が出ると、ムトコは「我々が望むのはただ一つ、全ての連盟が公平な決定をする事だけである。ドーピングが罪であるのはロシアだけではない、世界共通なのだから。」と述べ[255]、同国メディアの反応もまた「陶酔しているかのようであった」と記された[254]

ロシア国営放送の記者はバッハに対し「あなたの人間性によって我々は助けられた」と述べ、ドーピングの調査自体が「政治的な」案件だったのではないかと質問した[256]。ロシア人選手がマクラーレン・レポートを スポーツというより「政治的」であったと主張し出すと、英国バイアスロン協会がこれに噛みつき、「洗脳、詐欺、不正直」と宣言、ロシア国内で行われる大会のボイコットを決定した[257]。ムトコはこのボイコットに対して「(選手が従えば)天誅が下る」と発言した[201]

4年の追放が決まるとロシア側は当然嚇怒した。ウラジーミル・プーチンはこの決定的に対し「政治的な~」の文言を使い、「オリンピック憲章に矛盾する」と述べ、「ロシアオリンピック委員会に咎められるべき点は無く、本当にないなら国旗の下に参加できるのが道理だ。」と付け加えた。ドミートリー・メドヴェージェフも政治的な策謀であると認識しており、「今回もまた反露ヒステリーであり、(彼らは)とっくに慢性だ。」と語った[169]

ハッシュタグ問題

[編集]

ロイターによれば、ロシアの荒らしTwitterで#NoRussiaNoGames(ロシア無くしてゲーム無し)のハッシュタグを平昌オリンピック出場停止直後から使い始めたという。このハッシュタグ運動の火付け役と目されたアカウントはオレンブルクが居住地として設定されており、ハッシュタグを含めたリプライを238個送りつけていたため、ボットネットと認定された。その後5つ以上のアカウントが関係ないロシア語のニュースにもこのハッシュタグをつけて投稿、リツイートを繰り返していた事が明らかになっている[258]

統計

[編集]

WADAは反ドーピング規定違反(ADRV)について毎年統計を公開している[259]

反ドーピング規定違反者[259]
ロシア人 世界計 比率 世界順位 統計確認日
2013 225 1,953 11.5% 1 2015年5月15日
2014 148 1,647 9% 1 2016年2月21日
2015 176 1,901 9.3% 1 2017年1月31日
2016 69 1,326 5.2% 6 2017年12月31日
2017 82 1,459 5.6% 5 2019年5月31日
2018 144 1,640 8.7% 1 2020年3月2日
2019 167 1,888 8.8% 1 2022年6月3日

剥奪されたメダル

[編集]

オリンピックのメダルが剥奪された個数は現在46個で、これは剥奪された件数全体の1/3に及んでいる。2位に4倍以上の差をつけての圧倒的な1位である[1]2002年ソルトレークシティオリンピックでいきなり5個の剥奪を受けて以来ドーピングによる剥奪件数では世界を牽引し続けており、2012年ロンドンオリンピックでは15個ものメダルが剥奪されている。内訳は金12枚、銀20枚、銅11枚である。

五輪 選手 メダル 競技 出典
2002 オリガ・ダニロワ 11位 金 クロスカントリースキー女子10km複合 [260]
22位 銀 クロスカントリースキー女子10kmクラシカル [260]
ラリサ・ラズチナ 11位 金 クロスカントリースキー女子30kmクラシカル [260][261]
22位 銀 クロスカントリースキー女子15kmフリー [262]
22位 銀 クロスカントリースキー女子10km複合 [262]
2004 イリーナ・コルジャネンコ 11位 金 女子砲丸投 [263]
スベトラーナ・クリベリョワ 33位 銅 女子砲丸投 [264]
オレグ・ペレペチェノフ 33位 銅 ウエイトリフティング男子77kg級 [265]
2006 オルガ・メドヴェージェバ 22位 銀 バイアスロン女子15km [266]
2008 リレー(ユリア・チェルモシャンスカヤ 11位 金 女子4×100mリレー [267]
リレー(アナスタシヤ・カパチンスカヤタチアナ・フィロワ 22位 銀 女子4×400mリレー [269]
マリア・アバクモワ 22位 銀 女子やり投 [270]
タチアナ・レベデワ 22位 銀 女子三段跳 [271]
22位 銀 女子走幅跳 [271]
ハッサン・バロエフ 22位 銀 レスリング男子グレコローマンスタイル120kg級 [272]
マリーナ・シャイノワ 22位 銀 ウエイトリフティング女子58kg級 [269]
リレー(デニス・アレクセーエフ 33位 銅 男子4×400mリレー [270]
エカテリーナ・ヴォルコワ 33位 銅 女子3000m障害 [273][274]
アンナ・チチェロワ 33位 銅 女子走高跳 [275][276]
ハジムラト・アッカエフ 33位 銅 ウエイトリフティング男子94kg級 [272]
ドミトリー・ラピコフ 33位 銅 ウエイトリフティング男子105kg級 [272]
ナデズダ・エヴスチュヒナ 33位 銅 ウエイトリフティング女子75kg級 [269]
タチアナ・チェルノワ 33位 銅 女子七種競技 [277]
2012 タチアナ・ルイセンコ 11位 金 女子ハンマー投 [278]
ユーリヤ・ザリポワ 11位 金 女子3000m障害 [279][280]
セルゲイ・キルジャプキン 11位 金 男子50km競歩 [281]
マリア・サビノワ 11位 金 女子800m [282]
イワン・ウーホフ 11位 金 男子走高跳 [283]
ダリヤ・ピシャルニコワ 22位 銀 女子円盤投 [284]
イェフゲニヤ・コロドゥコ 22位 銀 女子砲丸投 [285]
オルガ・カニスキナ 22位 銀 女子20km競歩 [286]
アプティ・アウハドフ 22位 銀 ウエイトリフティング男子85kg級 [287]
アレクサンドル・イワノフ 22位 銀 ウエイトリフティング男子94kg級 [280]
ナタリア・ザボロトナヤ 22位 銀 ウエイトリフティング女子75kg級 [280]
スヴェトラナ・ツァルカエワ 22位 銀 ウエイトリフティング女子63kg級 [288]
リレー(アントニーナ・クリヴォシャプカユリア・グシュチナ、タチアナ・フィロワ) 22位 銀 女子4×400mリレー [289][290]
タチアナ・チェルノワ 33位 銅 女子七種競技 [291]
スベトラーナ・シュコリナ 33位 銅 女子走高跳 [283]
2014 ボブスレー(アレクサンドル・ズブコフアレクセイ・ヴォエヴォダ 11位 金 ボブスレー2人乗 [292][293]
11位 金 ボブスレー4人乗 [292][293][294]
リレー(エフゲニー・ウスチュゴフ 11位 金 バイアスロン男子リレー [295]
リレー(オリガ・ザイツェワ 22位 銀 バイアスロン女子リレー [296][297]
2016 ミハイル・アロヤン 22位 銀 ボクシングフライ級 [298]

関連項目

[編集]

参考文献

[編集]
  1. ^ a b Will Russia Be Thrown Out of the Olympics on Monday? A Primer”. The New York Times (8 December 2019). 9 January 2022閲覧。 “To give some perspective, Russia has had 43 Olympic medals retroactively stripped for doping violations, which represents more than a third of the global total.”
  2. ^ WADA Executive Committee unanimously endorses four-year period of non-compliance for the Russian Anti-Doping Agency”. World Anti-Doping Agency (9 December 2019). 21 December 2021時点のオリジナルよりアーカイブ9 January 2022閲覧。
  3. ^ Perrigo, Billy (9 December 2019). “Russia Banned From Global Sports Competitions, Including Olympics, for 4 Years For State-Sponsored Doping”. Time. オリジナルの16 December 2021時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211216231445/https://time.com/5746344/russia-banned-olympics-2019/ 9 January 2022閲覧。. 
  4. ^ Bachman, Rachel (2020年12月17日). "Sports Court Cuts Russia Doping Ban in Half". The Wall Street Journal. 2021年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。www.wsj.comより2022年1月9日閲覧
  5. ^ 小澤考人 (16 December 2016). “オリンピックとナショナリズム」へのまなざしを転回する”. 法学館憲法研究所. 7 June 2022閲覧。
  6. ^ 北川和徳 (1 August 2016). “弱腰のIOC、五輪を崩壊させるつもりか”. 日本經濟新聞. 7 June 2022閲覧。
  7. ^ Mixed reactions as evidence of communist-era doping of athletes comes to light” (15 August 2006). 7 June 2022閲覧。
  8. ^ The State-Sponsored Doping Program”. 7 June 2022閲覧。
  9. ^ a b Hunt, Thomas M. (2011). Drug Games: The International Olympic Committee and the Politics of Doping. University of Texas Press. p. 66. ISBN 978-0-29273957-4. https://books.google.com/books?isbn=0292739575 
  10. ^ The 1980 Olympics Are The 'Cleanest' In History. Athletes Recall How Moscow Cheated The System.”. Radio Free Europe/Radio Liberty (July 22, 2020). December 26, 2021閲覧。
  11. ^ a b c Ruiz, Rebecca R. (2016年8月13日). "The Soviet Doping Plan: Document Reveals Illicit Approach to '84 Olympics". The New York Times. ISSN 0362-4331. 2016年9月3日閲覧
  12. ^ "Dobriskey slams 'Russian seven'". 2008年11月28日. news.bbc.co.ukより2008年11月28日閲覧
  13. ^ "In Biathlon, Concerns About Russia's program". The New York Times (英語). 2010年2月22日. 2017年11月15日閲覧
  14. ^ "Rogge's doping warning for Russia". eurosport.com (英語). 2010年2月9日. 2017年11月15日閲覧
  15. ^ a b c d Ruiz, Rebecca R.; Macur, Juliet; Austen, Ian (2016年6月15日). "Even With Confession of Cheating, World's Doping Watchdog Did Nothing". The New York Times.
  16. ^ Sottas, PE; Robinson, N; Fischetto, G; Dollé, G; Alonso, JM; Saugy, M (May 2011). “Prevalence of Blood Doping in Samples Collected From Elite Track and Field Athletes”. Clin Chem 57 (5): 762–9. doi:10.1373/clinchem.2010.156067. PMID 21427381. 
  17. ^ Leicester, John (2016年1月12日). "IAAF knew of Russians' rampant doping years before ban: report". CBC Sports. Associated Press.
  18. ^ a b c Schwartz, Daniel (2016年1月13日). "Whistleblowers Yuliya and Vitaly Stepanov describe Russia's sports doping system". CBC News.
  19. ^ a b Cherry, Gene (2016年5月10日). "Whistleblower nearly aborted efforts to expose Russian doping". Reuters.
  20. ^ Fyodorov, Gennady (2013年4月30日). "Pishchalnikova given 10-year doping ban". Reuters. 2013年4月30日閲覧
  21. ^ a b c Epstein, David (2016年8月4日). "On Eve of Olympics, Top Investigator Details Secret Efforts to Undermine Russian Doping Probe". ProPublica.
  22. ^ Olterman, Philip (2014年12月3日). "Russia accused of athletics doping cover-up on German TV". The Guardian. 2015年11月9日閲覧
  23. ^ a b c *"ARD-Dokumentation deckt Doping und Vertuschungsapparat in Russland auf" [ARD documentary on doping in Russia] (ドイツ語). Westdeutscher Rundfunk. 2014年12月3日.
  24. ^ "Russian doping claims: 99% of athletes guilty, German TV alleges". BBC News. 2014年12月4日.
  25. ^ "Russian Olympic champion Savinova stripped of gold, banned". Yahoo News. Associated Press. 2017年2月10日. 2017年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ
  26. ^ IAAF investigating Russian Olympic gold medallist Elena Lashmanova”. The Guardian. 31 December 2016閲覧。
  27. ^ a b c d Independent Commission – Report 1”. World Anti-Doping Agency (9 November 2015). 9 November 2015閲覧。
  28. ^ "Ban All Russian Track Athletes: World Anti-Doping Agency Panel". NBC. 2015年11月9日. 2015年11月9日閲覧
  29. ^ Gibson, Owen (2015年11月9日). "Russia accused of 'state-sponsored doping' as Wada calls for athletics ban". The Guardian. 2015年11月9日閲覧
  30. ^ "Athletics doping: Wada commission recommends Russia suspension". BBC. 2015年11月9日. 2015年11月9日閲覧
  31. ^ "WADA suspends Moscow anti-doping laboratory". Deutsche Welle. 2015年11月10日.
  32. ^ a b IAAF provisionally suspends Russian Member Federation ARAF”. IAAF (13 November 2015). 31 December 2016閲覧。
  33. ^ "Athletics doping: IAAF names team to inspect Russian reforms". BBC. 2015年11月17日. 2015年11月17日閲覧
  34. ^ Faloyin, Dipo (2015年11月19日). "WADA Suspends Russia's Anti-Doping Agency". Newsweek. 2015年11月20日閲覧
  35. ^ Ingle, Sean (2015年11月18日). "Russian Anti-Doping Agency suspended by Wada for non-compliance". Guardian. 2015年11月20日閲覧
  36. ^ Prosecutors: Former IAAF president Diack under investigation”. Sports Illustrated (4 November 2015). 31 December 2016閲覧。
  37. ^ Phillips, Mitch (2016年1月7日). "Former top officials get life bans for doping blackmail". Reuters.
  38. ^ The Independent Commission Report #2”. WADA (14 January 2016). 14 January 2016閲覧。
  39. ^ "IAAF freezing nationality switches, upholding Russia ban". Yahoo News. Associated Press. 2017年2月6日.
  40. ^ Ellingworth, James (2016年2月21日). "Nikita Kamaev, leading Russian anti-doping official, was planning on writing a book before sudden death". CBC News. Associated Press.
  41. ^ "Very unexpected death" for ex-Russian anti-doping chief”. CBS (15 February 2016). 7 June 2022閲覧。
  42. ^ Suspicious Russian deaths: Sacrificial pawns or coincidence?”. USA Today (2 May 2017). 7 June 2022閲覧。
  43. ^ "Late Russian anti-doping agency boss was set to expose true story: report". Reuters. 2016年2月21日.
  44. ^ Keteyian, Armen (2016年5月8日). "Russian doping at Sochi Winter Olympics exposed". www.cbsnews.com. CBS News. 2021年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ
  45. ^ "Russian sports gripped by distrust, anger ahead of key doping vote". Canadian Broadcasting Corporation. 2017年11月14日. 2017年11月14日閲覧
  46. ^ a b "WADA dismayed by latest doping allegations in Russian athletics". WADA. 2016年3月7日.
  47. ^ a b Ruiz, Rebecca R.; Schwirtz, Michael (2016年5月12日). "Russian Insider Says State-Run Doping Fueled Olympic Gold". The New York Times.
  48. ^ Rebecca R. Ruiz; K.K. Rebecca Lai; Yuliya Parshina-Kottas; Jeremy White (2016年5月13日). "Russian Doctor Explains How He Helped Beat Doping Tests at the Sochi Olympics". The New York Times. 2021年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月31日閲覧
  49. ^ "WADA Names Richard McLaren to Sochi Investigation Team". WADA. 2016年5月19日.
  50. ^ "Targeted reanalysis of London and Beijing samples underway ahead of Olympic Games Rio 2016 - Olympic News". International Olympic Committee, Medical And Scientific Commission Fight against doping (英語). 2016年3月15日. 2021年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月17日閲覧
  51. ^ ワイルダーvsポベトキン延期、WBCが通達”. Boxing News (16 May 2016). 7 June 2022閲覧。
  52. ^ シャラポワが全豪OPでドーピング陽性、暫定的な処分へ”. www.afpbb.com. 2022年6月7日閲覧。
  53. ^ CSKAモスクワのフィンランド代表に2年間の出場停止処分。CLでコカイン陽性反応”. フットボールチャンネル (19 November 2016). 7 June 2022閲覧。
  54. ^ "Doping: TV revelations cast further doubt on Russia's Olympic participation". Deutsche Welle. 2016年6月6日.
  55. ^ "IAAF: Nick Davies one of three officials provisionally suspended in ethics case". BBC News. 2016年6月10日.
  56. ^ Roan, Dan; Nathanson, Patrick (2015年12月22日). "Athletics doping crisis: Secret plan to delay naming Russian cheats". BBC News.
  57. ^ a b Update on the status of Russia testing”. WADA (15 June 2016). 15 June 2016閲覧。
  58. ^ Pells, Eddie (2016年6月16日). "Anti-doping leader has no sympathy for unhelpful Russians". Associated Press.
  59. ^ "'RusAF has not met reinstatement conditions' – IAAF Council Meeting, Vienna". IAAF. 2016年6月17日.
  60. ^ Trevelyan, Mark; Stubbs, Jack (2016年6月17日). "IAAF votes to keep Russia banned, Rio participation in balance". Reuters.
  61. ^ "Rio 2016: Russia, Kazakhstan & Belarus weightlifting teams face doping ban". BBC News. 2016年6月23日.
  62. ^ Court of Arbitration for Sports – Media Release: 18 cases registered – Status as of 3 August 2016”. Court of Arbitration for Sports. 3 August 2016閲覧。
  63. ^ a b c McLaren Independent Investigations Report into Sochi Allegations”. WADA (18 July 2016). 18 July 2016閲覧。
  64. ^ Ruiz, Rebecca R. (2016年7月18日). "Russia May Face Olympics Ban as Doping Scheme Is Confirmed". The New York Times.
  65. ^ "Takeaways from McLaren report? Confusion, corruption, cynicism". ESPN.com. 2016年7月18日.
  66. ^ "The damning McLaren Report on Russian Olympic doping, explained". 2016年7月18日.
  67. ^ a b Statement of the Executive Board of the International Olympic Committee on the WADA Independent Person Report”. International Olympic Committee (19 July 2016). 23 July 2016閲覧。
  68. ^ [1]. helsinkitimes.fi (19 July 2016). Retrieved 21 July 2016.
  69. ^ "Athletics – CAS rejects the claims/appeal of the Russian Olympic Committee and 68 Russian athletes" (PDF). Court of Arbitration for Sport. 2016年7月21日.
  70. ^ "The IPC opens suspension proceedings against NPC Russia". International Paralympic Committee. 2016年7月22日. 2016年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ
  71. ^ "Decision of the IOC Executive Board concerning the participation of Russian athletes in the Olympic Games Rio 2016". International Olympic Committee. 2016年7月24日.
  72. ^ "WADA acknowledges IOC decision on Russia, stands by Agency's Executive Committee recommendations". WADA. 2016年7月24日.
  73. ^ Russian athletes participating in Rio Olympic Game by federation”. Europe Online Magazine. 9 August 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。9 August 2016閲覧。
  74. ^ Weber, Joscha (2017年4月27日). "Doping pressure mounts on IOC at German parliament". Deutsche Welle.
  75. ^ "CAS dismisses the appeal filed by the Russian Paralympic Committee" (PDF). Court of Arbitration for Sport. 2016年8月23日.
  76. ^ "Swiss court holds firm on Russian paralympic athletes' Rio ban". Reuters. 2016年8月31日.
  77. ^ "German court rejects 10 Russian athletes' Paralympic bid". Associated Press. 2016年9月5日.
  78. ^ Ruiz, Rebecca R. (2016年10月19日). "Russia Sports Minister Promoted to Deputy Prime Minister". The New York Times.
  79. ^ "Russia approves anti-doping law targeting coaches". 2016年11月3日.
  80. ^ "New design for doping sample bottles after Russian scandal". Associated Press. 2016年12月13日. 2016年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ
  81. ^ Electronic Documentary Package of the IP Professor Richard H. McLaren, O.C.”. IP evidence disclosure package (31 December 2016). 31 December 2016閲覧。
  82. ^ McLaren Independent Investigation Report into Sochi Allegations – Part II”. World Anti-Doping Agency (9 December 2016). 31 December 2016閲覧。
  83. ^ Ruiz, Rebecca R. (2016年12月9日). "Russia's Doping Program Laid Bare by Extensive Evidence in Report". The New York Times.
  84. ^ Ostlere, Lawrence (2016年12月9日). "McLaren report: more than 1,000 Russian athletes involved in doping conspiracy". The Guardian.
  85. ^ ARBITRAL AWARD” (2018年8月1日). 2018年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月22日閲覧。
  86. ^ Ellingworth, James (2016年12月13日). "Emails show how Russian officials covered up mass doping". Associated Press. 2016年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ
  87. ^ Ellingworth, James (2017年2月7日). "Russia picks fight over doping after IAAF ban extended". Yahoo News. Associated Press. 2017年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ
  88. ^ Winters, Max (2017年2月25日). "WADA confirms McLaren evidence may not be sufficient to sanction some Russian athletes". Inside the Games.
  89. ^ A letter of Christophe De Kepper, director-general and member of the executive board of the International Olympic Committee (IOC) to IOC”. The International Olympic Committee. 25 February 2017閲覧。
  90. ^ a b Andersen, Rune (8 April 2017). “IAAF Taskforce: Interim report to IAAF Council, 12‐13 April 2017”. International Association of Athletics Federations. 13 April 2017閲覧。
  91. ^ a b Harris, Rob (13 April 2017). “IAAF: Little progress by Russia to secure athletics return”. Yahoo News. 25 April 2017時点のオリジナルよりアーカイブ25 April 2017閲覧。
  92. ^ a b "Doping Crisis Threatens 2018 Winter Olympic Games" (PDF). Institute of National Anti-Doping Organisations. 2017年9月14日. 2017年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ (PDF)
  93. ^ a b "Doping scandal: WADA to decide whether Russia is in compliance with code". usatoday.com (英語). 2017年11月14日. 2017年11月14日閲覧
  94. ^ "Putin: Doping allegations 'US plot against Russian election'". BBC News. 2017年11月9日. 2017年11月14日閲覧
  95. ^ "Russian Olympic official says doping whistleblower should be executed". The Guardian (英語). 2017年11月17日. 2017年11月23日閲覧
  96. ^ "Antidoping Officials Obtain Trove of Russian Lab Data". The New York Times (英語). 2017年11月10日. 2017年11月14日閲覧
  97. ^ "Елена Вяльбе: "Для меня любой информатор – предатель родины"". sports.ru (英語). 2017年11月10日. 2017年11月14日閲覧
  98. ^ "Юрий Бородавко: "Черноусов сдает своих товарищей, желая получить медаль Сочи-2014"". sports.ru (英語). 2017年11月9日. 2017年11月14日閲覧
  99. ^ a b Ruiz, Rebecca C.; Panja, Tariq (2017年12月5日). "Russia Banned From Winter Olympics by I.O.C." The New York Times. 2017年12月5日閲覧
  100. ^ IOC's OAR implementation group releases guidelines for uniforms accessories and equipment's”. olympic.org (20 December 2017). 20 December 2017閲覧。
  101. ^ Кадыров: ни один чеченский спортсмен не будет выступать под нейтральным флагом” (ロシア語). Championat.com. 6 December 2017閲覧。
  102. ^ "Putin says US pressured IOC to ban Russia from Winter Games". Yahoo Sports. Agence France-Presse. 2017年10月19日. 2017年12月5日閲覧
  103. ^ Жириновский предложил отказаться от участия в Олимпиаде-2018” (ロシア語). Interfax.ru. 6 December 2017閲覧。
  104. ^ "Vladimir Putin won't tell Russian athletes to boycott Winter Olympics". CNN. 2017年12月6日. 2017年12月6日閲覧
  105. ^ "Зюганов предложил отправить на Олимпиаду болельщиков со знаменем Победы". mk.ru (ロシア語). 2018年1月30日. 2018年2月5日閲覧
  106. ^ "US fears honest competition in energy, arms industry and sports, Lavrov warns". TASS. 2018年1月15日. 2018年1月18日閲覧
  107. ^ "Putin: Doping allegations 'US plot against Russian election'". BBC News (英語). 2017年11月9日. 2018年1月18日閲覧
  108. ^ "Опрос "КП": Стоит ли спортсменам из России ехать на Олимпиаду под нейтральным флагом". kp.ru (ロシア語). 2017年12月20日. 2018年2月4日閲覧
  109. ^ "The 2018 Winter Olympics Are Already Tainted". The New York Times. 2017年12月27日. 2017年12月27日閲覧
  110. ^ IOC accused of cowardice for failing to address Russian retaliation against Rodchenkov”. Inside the Games (26 December 2017). 27 December 2017閲覧。
  111. ^ Reduced Pool of Russian Athletes and Officials Who Can Be Considered for Invitation to PyeongChang 2018 Determined”. International Olympic Committee (25 January 2018). 30 January 2018閲覧。
  112. ^ "Russia Is Barred From Winter Olympics. Russia Is Sending 169 Athletes to Winter Olympics". The New York Times. 2018年1月25日. 2018年2月4日閲覧
  113. ^ Winter Olympics 2018: Olga Graf turns down IOC invite for Pyeongchang”. bbc.co.uk (9 February 2018). 9 February 2018時点のオリジナルよりアーカイブ9 February 2018閲覧。
  114. ^ Archived copy”. 9 February 2018時点のオリジナルよりアーカイブ9 February 2018閲覧。
  115. ^ Путин считает важным, что в заключении МОК нет выводов о господдержке допинга в России”. Тасс. 6 December 2018閲覧。
  116. ^ IOC suspends Russian NOC and creates a path for clean individual athletes to compete in PyeongChang 2018 under the Olympic Flag”. Olympic (5 December 2017). 5 December 2017閲覧。
  117. ^ "Mikhail Prokhorov, Nets owner, paid Russian Olympic athlete millions of rubles to keep quiet amid doping scandal: report". Daily News (New York). 2017年12月7日. 2017年12月13日閲覧
  118. ^ Russian Athletes Disappear From Competition After Doping Agency Arrives”. The Moscow Times (17 January 2018). 6 February 2018閲覧。
  119. ^ Ortiz, Eirk (2018年2月14日). "Russian fans spurn 'stupid' ban on athletes at Olympic Games". NBC News.
  120. ^ CAS Anti-Doping Division – Olympic Winter Games Pyeongchang 2018 – Media Release 6 – Aleksandr Krushelnitckii is found guilty of an anti-doping rule violation with meldonium”. Court of Arbitration for Sport (22 February 2018). 9 March 2018閲覧。
  121. ^ CAS Anti-Doping Division – Olympic Winter Games Pyeongchang 2018 – Media Release 7 – Nadezhda Sergeeva is found guilty of an anti-doping rule violation with trimetazidine”. Court of Arbitration for Sport (24 February 2018). 9 March 2018閲覧。
  122. ^ Winter Olympics: IOC votes to lift Russia ban if no further doping violations – BBC Sport”. bbc.co.uk (25 February 2018). 26 February 2018閲覧。
  123. ^ "Russia's Olympic membership restored by IOC after doping ban". The Guardian. 2018年2月28日. 2018年3月1日閲覧
  124. ^ IOC Statement”. www.olympic.org. Lausanne: International Olympic Committee (28 February 2018). 1 March 2018閲覧。
  125. ^ "Russia's Olympic membership restored by International Olympic Committee – BBC Sport". bbc.co.uk. 2018年2月28日. 2018年3月1日閲覧
  126. ^ Peters, Justin (12 February 2018). “"Olympic Athletes From Russia" Is a Craven Euphemism for a Craven Olympic Games”. Slate. 16 February 2018時点のオリジナルよりアーカイブ17 February 2018閲覧。
  127. ^ "Russian World Cup player recognised by doping whistleblower". The Guardian (英語). 2018年5月31日. 2018年6月7日閲覧
  128. ^ ドーピング? 廊下での行為が話題を集めたロシア代表、嗅いでいたのは…”. サッカーキング (10 July 2018). 1 June 2022閲覧。
  129. ^ "Fifa contacts McLaren over doping claims in football" (イギリス英語). 2017年11月21日. 2019年1月17日閲覧
  130. ^ Russia has run a remarkable 74 miles-per-game at the World Cup, more than any other team”. The Athletic (2 July 2018). 7 June 2022閲覧。
  131. ^ "Denis Cheryshev: Russia midfielder cleared of doping violation by authorities". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月13日. 2018年9月15日閲覧
  132. ^ "Ruth Jebet: Olympic champion among 120 doping cases revealed by Athletics Integrity Unit". BBC Sport (イギリス英語). 2018年7月20日. 2018年7月20日閲覧
  133. ^ "Wada vice-president Linda Helleland to oppose lifting Russia doping suspension". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月18日. 2018年9月18日閲覧
  134. ^ "Russia doping ban: Panel advises Wada to uphold Rusada ban". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月13日. 2018年9月15日閲覧
  135. ^ "Lifting Russia doping ban would be catastrophic - whistleblower Grigory Rodchenkov". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月19日. 2018年9月19日閲覧
  136. ^ "Russia doping ban: Wada suggested compromise to bring end to Rusada ban". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月15日. 2018年9月15日閲覧
  137. ^ Lowell, Hugo (2018年9月20日). “Russia doping ban ends as Wada lifts three-year suspension over state-sponsored drug scandal” (英語). inews.co.uk. 2019年2月10日閲覧。
  138. ^ "Russia reinstated by Wada after doping scandal suspension". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月20日. 2018年9月20日閲覧
  139. ^ "Russia doping: Wada head Sir Craig Reedie defends Russian reinstatement decision". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月24日. 2018年9月26日閲覧
  140. ^ Lowell, Hugo (2018年11月1日). “Wada president Reedie lashes out amid criticism over Russia return” (英語). inews.co.uk. 2019年2月10日閲覧。
  141. ^ "Russia calls on IAAF to lift doping ban". BBC Sport (イギリス英語). 2018年9月26日. 2018年9月26日閲覧
  142. ^ Lowell, Hugo (2018年9月20日). “Russian athletics to remain in wilderness despite Wada ruling” (英語). inews.co.uk. 2019年2月10日閲覧。
  143. ^ The International Olympic Committee reanalyses further London 2012 samples for banned substances - Olympic News” (英語). International Olympic Committee (2018年11月15日). 2018年12月28日閲覧。
  144. ^ "Russian doping: Rusada on verge of suspension again". BBC Sport (イギリス英語). 2018年12月21日. 2018年12月28日閲覧
  145. ^ "Russian doping: Rusada chief appeals to President Vladimir Putin for 'urgent resolution'". BBC Sport (イギリス英語). 2018年12月27日. 2018年12月28日閲覧
  146. ^ "Russian doping: Russia set to miss end-of-year Wada deadline". BBC Sport (イギリス英語). 2018年12月30日. 2019年1月7日閲覧
  147. ^ "Russian doping: Head of key Wada panel defends waiting to decide on next action". BBC Sport (イギリス英語). 2019年1月3日. 2019年1月7日閲覧
  148. ^ "Rusada missed deadline response like a 'lynch mob' says Dick Pound". BBC Sport (イギリス英語). 2019年1月7日. 2019年1月7日閲覧
  149. ^ "World Anti-Doping Agency retrieves 2,262 samples from Russian lab" (イギリス英語). 2019年4月30日. 2019年5月1日閲覧
  150. ^ "World Anti-Doping Agency retrieves data from Russian lab" (イギリス英語). 2019年1月17日. 2019年1月17日閲覧
  151. ^ "Russian Anti-Doping Agency remains compliant despite missing World Anti-Doping Agency deadline" (イギリス英語). 2019年1月22日. 2019年1月22日閲覧
  152. ^ iNADO – Institute of National Anti-Doping Organisations: Press Releases”. www.inado.org. 25 January 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月24日閲覧。
  153. ^ "International Paralympic Committee to reinstate Russia" (イギリス英語). 2019年2月8日. 2019年2月8日閲覧
  154. ^ "Russia doping scandal: IAAF upholds the ban on Russian athletes until further notice" (イギリス英語). 2019年3月11日. 2019年3月19日閲覧
  155. ^ "Arrest warrants issued in doping probe" (イギリス英語). 2019年3月19日. 2019年3月19日閲覧
  156. ^ Olympic gold medallist steps down as first vice-president of Russian Athletics Federation while facing doping case”. www.insidethegames.biz (14 June 2019). 2019年6月14日閲覧。
  157. ^ Ellingworth, James (2019年6月14日). “Russian track and field faces a wave of disciplinary cases”. AP NEWS. 2019年6月15日閲覧。
  158. ^ "EXCLUSIVE-Two Russian boxers competed despite doping bans". Reuters (英語). 2019年7月17日. 2019年7月18日閲覧
  159. ^ Reuters. “Doping: First cases on Russia cheats sent to federations | CreaWorldNews” (英語). 11 July 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月11日閲覧。
  160. ^ IWF provisionally suspends seven more athletes based on McLaren and Moscow Lab”. www.insidethegames.biz (16 August 2019). 2019年9月24日閲覧。
  161. ^ "Russian doping scandal: Wada suspects Russia manipulated laboratory data" (イギリス英語). 2019年9月21日. 2019年9月24日閲覧
  162. ^ "Russian doping scandal: Russian athletes remain suspended after Wada launches action" (イギリス英語). 2019年9月23日. 2019年9月24日閲覧
  163. ^ "Russian doping scandal: Russia faces ban from all major sports events - Wada" (イギリス英語). 2019年9月23日. 2019年9月24日閲覧
  164. ^ WADA ban on Russia may not cover 2020 Olympics, but will then cover 2024 Olympics - CRC”. www.uniindia.com. 2019年9月24日閲覧。
  165. ^ Russian Athletics Federation President among officials charged by AIU”. www.insidethegames.biz (21 November 2019). 2019年11月26日閲覧。
  166. ^ Euro 2020: Russia's staging of games under threat after Wada recommends ban”. BBCSports.com (26 November 2019). 26 November 2019閲覧。
  167. ^ Russia's sports officials cry foul as WADA eyes four-year Olympic ban”. EuroNews (26 November 2019). 26 November 2019閲覧。
  168. ^ "Russia banned for four years to include 2020 Olympics and 2022 World Cup". BBC News (イギリス英語). 2019年12月9日. 2019年12月9日閲覧
  169. ^ a b Russia reacts with anger after doping ban from Olympics, World Cup”. Singapore: CNA (10 December 2019). 13 December 2019閲覧。
  170. ^ Russia's doping appeal set for May”. 2020年1月23日閲覧。
  171. ^ WADA suspend status of Moscow Laboratory in response to Russian data tampering”. www.insidethegames.biz (2020年1月22日). 2020年1月23日閲覧。
  172. ^ Ingle, Justin McCurry Sean (2020年3月24日). "Tokyo Olympics postponed to 2021 due to coronavirus pandemic". The Guardian (イギリス英語). ISSN 0261-3077. 2020年7月4日閲覧
  173. ^ WADA hands over priority athlete cases to Anti-Doping Organizations in Russia investigation (30 April 2020)” (英語). World Anti-Doping Agency (2020年4月30日). 2020年4月30日閲覧。
  174. ^ "World Athletics criticises Russia over fine". BBC Sport (イギリス英語). 2020年7月4日閲覧
  175. ^ RusAF pay outstanding fine to World Athletics”. www.insidethegames.biz (12 August 2020). 2020年8月12日閲覧。
  176. ^ Russian figure skater Sotskova faces 10-year ban for forged document”. www.insidethegames.biz (19 September 2020). 2020年9月19日閲覧。
  177. ^ Dunbar, Graham (December 17, 2020). “Russia can't use its name and flag at the next 2 Olympics”. Associated Press. December 17, 2020閲覧。
  178. ^ a b Luke Smith (5 February 2021). “Mazepin set to race under neutral flag after CAS ruling extends to F1”. Motorsport.com. 5 February 2021閲覧。
  179. ^ "Olympics: Russia to compete under ROC acronym in Tokyo as part of doping sanctions". Reuters. 2021年2月19日. 2021年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月20日閲覧
  180. ^ "Tchaikovsky Selection To Replace Banned Russian Anthem At Tokyo 2020 and Beijing 2022 Olympics". RadioFreeEurope/RadioLiberty. 2021年4月22日.
  181. ^ Times, The Moscow (2021年7月15日). “Russian Swimmers Suspended From Tokyo Games Over Doping Violations” (英語). The Moscow Times. 2021年7月15日閲覧。
  182. ^ Russian rowers removed after failed drug tests” (英語). ESPN.com (2021年7月7日). 2021年7月15日閲覧。
  183. ^ CAS clears 2 Russian swimmers to compete in Tokyo Olympics” (英語). The Seattle Times (2021年7月18日). 2021年7月20日閲覧。
  184. ^ Triathlon, World (2021年8月12日). “World Triathlon asserts a potential anti-doping rule violation against Igor Polyanskiy” (英語). World Triathlon. 2021年8月17日閲覧。
  185. ^ Olympic medals in team figure skating delayed by legal issue” (英語). The Associated Press (9 February 2022). 9 February 2022閲覧。
  186. ^ Tétrault-Farber, Gabrielle; Axon, Iain; Grohmann, Karolos (2022年2月9日). "Figure skating-Russian media say teen star tested positive for banned drug". Reuters (英語). 2022年2月9日閲覧
  187. ^ Brennan, Christine (9 February 2022). “Positive drug test by Russian Kamila Valieva has forced a delay of Olympic team medals ceremony”. USA Today. 9 February 2022閲覧。
  188. ^ Thompson, Anna (2022年2月11日). "Winter Olympics: Kamila Valieva failed drug test confirmed". BBC Sport. 2022年2月12日閲覧
  189. ^ Macur, Juliet; Keh, Andrew (2022年2月12日). "Star Russian Figure Skater Tested Positive for Banned Drug". The New York Times.
  190. ^ Pavitt, Michael (12 February 2022). “RUSADA blames COVID-19 wave for delayed analysis of Valieva sample”. Inside the Games. 12 February 2022閲覧。
  191. ^ Lonas, Lexi (2022年2月12日). "Russian figure skater's drug test case to be heard Sunday". The Hill.
  192. ^ Ritchie, Hannah; Watson, Angus; Regan, Helen (2022年2月11日). "Kamila Valieva: Russian anti-doping agency allowed teenage figure skater to compete in Olympics despite failed drug test". CNN. 2022年2月12日閲覧
  193. ^ PA Media (2022年2月12日). "Kamila Valieva: IOC welcomes investigation of Russian figure skater's entourage as 15-year-old awaits CAS decision at Winter Olympics". Sky Sports.
  194. ^ Russian skater Kamila Valieva cleared to compete at Olympics” (英語). AP NEWS (2022年2月14日). 2022年2月14日閲覧。
  195. ^ https://www.tas-cas.org/fileadmin/user_upload/CAS_Ad_Hoc_Media_Release_Beijing_8.pdf [PDFファイルの名無しリンク]
  196. ^ Morgan, Liam (2016年9月6日). "Exclusive: International Biathlon Union vice-president claims credibility of IOC undermined after Russia awarded 2021 World Championships". Inside the Games.
  197. ^ "IBU Press Release - International Biathlon Union - IBU - International Biathlon Union - IBU". www.biathlonworld.com.
  198. ^ Reynolds, Tim (2016年12月13日). "Bobsled, skeleton officials moving worlds out of Russia". Associated Press. 2016年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ
  199. ^ "Sochi loses right to host bobsleigh & skeleton World Championships". BBC News. 2016年12月13日.
  200. ^ Butler, Nick (2016年12月21日). "Pressure growing on IBU to strip events from Russia as Czech Republic and Britain lead boycott calls". Inside the Games.
  201. ^ a b "Russia loses sporting events as federations act on doping storm". Agence France-Presse. Yahoo News. 2016年12月22日.
  202. ^ "ISU Statement McLaren Report follow-up relocation of ISU World Cup Speed Skating - Chelyabinsk RUS". International Skating Union. 2016年12月22日. 2016年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月23日閲覧
  203. ^ "IOC investigates 28 Russian athletes over Sochi samples".
  204. ^ "IBU Press Release: Extraordinary IBU Executive Board Meeting". International Biathlon Union - IBU.
  205. ^ "Doctor sacked by Fifa was investigating alleged Russian football doping". The Guardian. 2017年12月20日. 2017年12月22日閲覧
  206. ^ Ellingworth, James (2017年8月2日). "Russians are back at track worlds as 'neutral athletes' with no anthem or colours". Toronto Star. Associated Press.
  207. ^ "With one year until 2018 Winter Games, Russia's status murky". 2017年2月9日.
  208. ^ "Russia might be barred from the 2018 Paralympic Games". 2017年2月1日.
  209. ^ Heroux, Devin (2017年8月14日). "'That country should be banned': Canadian athletes still angry about Russian doping". CBC News.
  210. ^ https://www.skysports.com/f1/news/36799/12557500/nikita-mazepin-haas-terminate-russian-drivers-contract-with-immediate-effect”. sky sports (5 March 2022). 7 July 2022閲覧。
  211. ^ "Neue Doping-Vorwürfe gegen Russland und Kenia". Die Welt (ドイツ語). 2015年8月1日.
  212. ^ Doping: top secret – Russia's red herrings”. Sportschau (6 March 2016). 16 May 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。16 May 2016閲覧。
  213. ^ Keteyian, Armen (2016年5月8日). "Russian doping at Sochi Winter Olympics exposed". 60 Minutes. CBS News. 2016年5月16日閲覧
  214. ^ Guillou, Clément (2016年6月2日). "Lanceurs d'alerte olympique, plongée documentaire dans les coulisses du dopage" [Olympic whistleblowers, documentary explores behind the scenes of doping]. Le Monde (フランス語).
  215. ^ Netflix's wild documentary 'Icarus' exposes Russian doping scandal”. USA Today. 5 August 2017閲覧。
  216. ^ Pells, Eddie (2016年5月8日). "60 Minutes: WADA received 200 emails from whistleblower about Russian doping scandal". CBC News. Associated Press.
  217. ^ Gibson, Owen (2016年6月1日). "New doping report will influence decision on Russia's place at Olympics". The Guardian.
  218. ^ Ingle, Sean (2016年6月14日). "Athletes 'have lost faith' in IOC and Wada over Russia failures". The Guardian.
  219. ^ WADA Athlete Committee Statement on the McLaren Report”. WADA Athlete Committee (18 July 2016). 23 July 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。23 July 2016閲覧。
  220. ^ Brennan, Christine (2016年7月20日). "Anti-doping leaders call on IOC to ban Russia immediately from Rio Olympics". USA Today.
  221. ^ Ingle, Sean (2016年7月20日). "Dick Pound fears IOC reluctant to ban entire Russia team from Olympics". The Guardian.
  222. ^ Arthur, Bruce (2016年7月23日). "Russian doping scandal has IOC wandering into uncharted territory". Toronto Star.
  223. ^ Hinds, Richard (2016年7月23日). "Banning Russia from Rio won't mark success in the war on doping, it will just highlight previous failings". The Daily Telegraph.
  224. ^ a b "Olympics: No blanket ban for Russia -- who's saying what". Global Post. Agence France-Presse. 2016年7月24日.
  225. ^ "Rio Olympics 2016: Wada criticises IOC for failing to ban Russian team". BBC News. 2016年7月24日.
  226. ^ a b "Canadian athletes critical of IOC decision". The Hamilton Spectator. The Guardian Press. 2016年7月24日.
  227. ^ Ingle, Sean (2016年7月24日). "Greg Rutherford calls IOC decision over Russia team for Rio 'spineless'". The Guardian.
  228. ^ "British Olympians slam 'spineless IOC' over Russia". Agence France-Presse. Yahoo Sports. 2016年7月25日.
  229. ^ a b Hayward, Paul (2016年7月25日). "International Olympic Committee's dereliction of duty over Russia weakens bond between spectator and spectacle". The Daily Telegraph.
  230. ^ Gibson, Owen (2016年7月24日). "IOC chooses obfuscation and chaos on Russia competing at Olympics". The Guardian.
  231. ^ a b Macur, Juliet (2016年7月26日). "Russia Decision Muddies Legacy of I.O.C. President Thomas Bach". The New York Times.
  232. ^ Armour, Nancy (2016年7月24日). "IOC's decision on Russia a copout". USA Today.
  233. ^ a b Cole, Cam (2016年7月24日). "IOC abdicates its responsibility in Russian doping case on the wings of money and mythology". National Post.
  234. ^ Hines, Nico (2016年7月24日). "Spineless IOC Surrenders Olympic Integrity to Russia Forever". The Daily Beast.
  235. ^ Gerstenberger, Olivia (2016年7月24日). "Opinion: A non-decision from the IOC". Deutsche Welle. 2016年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  236. ^ National Anti-Doping Organisations of Austria, Canada, Denmark, Finland, Germany, Japan, Netherlands, New Zealand, Norway, Poland, Sweden, Switzerland, US (2016年7月31日). "Russian doping scandal: 'When it mattered most, the IOC failed to lead'". The Guardian.
  237. ^ Kelso, Paul (2016年9月16日). "Investigator who exposed Russian doping hits out at IOC". Sky News.
  238. ^ Ford, Bonnie D. (2017年3月15日). "Are Russian authorities ready to cooperate in drug scandal investigation?". ESPN.
  239. ^ MacFarquhar, Neil (2016年7月21日). "A Doping Scandal Appears Unlikely to Tarnish Russia's President". The New York Times.
  240. ^ a b Bershidsky, Leonid (2015年11月10日). "Doping Shows Russia Is Rotten, But Not Hopeless". Bloomberg View.
  241. ^ Grohmann, Karolos; Stubbs, Jack (2016年8月14日). "Russia athletics suffers final disgrace as last competitor barred". Reuters.
  242. ^ Ferguson, Kate (2016年6月18日). "Vladimir Putin insists 'Russia does not support doping'". The Scotsman.
  243. ^ a b c Kramer, Andrew E. (2016年6月17日). "Olympic Ban Adds to Russia's Culture of Grievances". The New York Times.
  244. ^ Nemtsova, Anna (2016年6月17日). "Russia: America and the West 'Invented' Olympic Doping Scandal to 'Humiliate' Us". The Daily Beast.
  245. ^ McGowan, Tom; Sinnott, John (2016年7月21日). "Russia Olympic ban: Six questions answered". CNN.
  246. ^ "Rio Olympics 2016: Russia fails to overturn athlete ban for next month's Games". BBC News. 2016年7月21日.
  247. ^ "Most Russians Unconvinced by WADA Doping Reports – Poll". The Moscow Times. 2016年7月29日.
  248. ^ "IAAF Taskforce: Interim report to IAAF Council, 17 June 2016" (PDF). IAAF. 2016年6月17日.
  249. ^ Schmidt, Friedrich; Hanfeld, Michael (2016年6月11日). "Stell dir vor, das russische Staatsfernsehen kommt" [When Russian TV shows up]. Frankfurter Allgemeine Zeitung (ドイツ語).
  250. ^ Majendie, Matt (2016年6月16日). "Dick Pound warns of chaos if IOC overrule IAAF over Russia's bid for Olympic Games". London Evening Standard.
  251. ^ Rescheto, Juri (2016年6月9日). "Opinion: Russia's parallel universe". Deutsche Welle.
  252. ^ "Russia Blames Others for Its Doping Woes". The New York Times. 2016年8月29日.
  253. ^ Osborn, Andrew (2016年7月22日). "Doping scandal rocks Russian sport but Putin's ratings look safe". Reuters.
  254. ^ a b Luhn, Alec (2016年7月24日). "Russia greets IOC decision on Rio Games with relief and jubilation". The Guardian.
  255. ^ US doping chief says IOC have left a 'confusing mess'”. www.rte.ie. 2016年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月25日閲覧。
  256. ^ Powell, Michael (2016年8月4日). "I.O.C. Chief Thomas Bach Supports a Peculiar Form of Justice on Doping". The New York Times.
  257. ^ "GBR Lead Boycott of WC 8 in Tyumen RUS". British Biathlon. 2016年12月21日.
  258. ^ Stubbs, Jack (2017年12月9日). "#NoRussiaNoGames: Twitter 'bots' boost Russian backlash against Olympic ban". Reuters.
  259. ^ a b
  260. ^ a b c Muehlegg, Lazutina test positive, stripped of golds”. ESPN.com (24 February 2002). 24 February 2002閲覧。
  261. ^ "Drugs test denies Lazutina gold". BBC News. 2002年2月24日.
  262. ^ a b "Lazutina loses Olympic medals". BBC News. 2003年6月29日.
  263. ^ "Shot-put champion will lose gold". CNN. 2004年8月22日.
  264. ^ "Four Athens competitors stripped of medals". Al Jazeera. 2012年12月5日.
  265. ^ "Russian weightlifter, Oleg Perepetchenov, stripped of Athens bronze medal". The Times of India. Reuters. 2013年2月12日.[リンク切れ]
  266. ^ Russian Woman Stripped of Biathlon Medal”. NBCSports.com (16 February 2006). 19 May 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。8 December 2016閲覧。
  267. ^ IOC sanctions Yulia Chermoshanskaya for failing anti-doping test at Beijing 2008” (25 January 2017). 25 January 2017閲覧。
  268. ^ "IOC sanctions three athletes for failing anti-doping tests at Beijing 2008". International Olympic Committee. 2016年8月19日. 2016年8月19日閲覧
  269. ^ a b c "IOC sanctions six athletes for failing anti-doping tests at Beijing 2008". International Olympic Committee. 2016年8月31日. 2016年8月31日閲覧
  270. ^ a b "IOC sanctions four athletes for failing anti-doping tests at Beijing 2008 and London 2012". International Olympic Committee. 2016年9月13日. 2016年9月13日閲覧
  271. ^ a b IOC sanctions two athletes for failing anti-doping test at Beijing 2008” (31 May 2017). 31 May 2017閲覧。
  272. ^ a b c "IOC sanctions 16 athletes for failing anti-doping tests at Beijing 2008". International Olympic Committee. 2016年11月17日. 2016年11月18日閲覧
  273. ^ "9 Olympians, including 6 medallists, caught for Beijing doping". cbc.ca. 26 October 2016. Retrieved 27 October 2016.
  274. ^ "IOC sanctions nine athletes for failing anti-doping tests at Beijing 2008". International Olympic Committee. 2016年10月26日. 2016年10月26日閲覧
  275. ^ "Russian Chicherova stripped of 2008 Olympics high jump medal". reuters.com. 6 October 2016. Retrieved 13 October 2016.
  276. ^ IOC sanctions Anna Chicherova for failing anti-doping test at Beijing 2008” (25 January 2017). 25 January 2017閲覧。
  277. ^ IOC sanctions two athletes for failing anti-doping test at Beijing 2008 and London 2012” (18 May 2017). 18 May 2017閲覧。
  278. ^ IOC sanctions Tatyana Lysenko for failing anti-doping test at London 2012” (25 January 2017). 26 January 2017閲覧。
  279. ^ The decisions of the Lausanne (Switzerland) Court of Arbitration for Sport regarding the Russian Athletes” (16 March 2016). 25 June 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。8 December 2016閲覧。
  280. ^ a b c "IOC sanctions 12 athletes for failing anti-doping test at London 2012". International Olympic Committee. 2016年11月21日. 2016年11月21日閲覧
  281. ^ London 2012 50km walk men - Olympic Athletics” (3 June 2017). 3 June 2017閲覧。
  282. ^ "London gold medallist Savinova banned". BBC Sport (イギリス英語). 2021年7月15日閲覧
  283. ^ a b "Athletics-Russian former indoor 1,500 metres champion Soboleva gets eight-year doping ban". Reuters (英語). Reporting by Arvind Sriram in Bengaluru Editing by Christian Radnedge. 2021年4月7日. 2021年7月15日閲覧
  284. ^ "Russia's Pishchalnikova given 10-year doping ban". Reuters. 2013年5月1日. 2013年5月1日閲覧
  285. ^ "IOC sanctions Evgeniia Kolodko for failing anti-doping test at London 2012". olympic.org. 20 August 2016. Retrieved 21 August 2016.
  286. ^ London 2012 20km race walk women - Olympic Athletics” (3 June 2017). 3 June 2017閲覧。
  287. ^ "IOC sanctions two athletes for failing anti-doping test at London 2012". International Olympic Committee. 2016年10月18日. 2016年10月18日閲覧
  288. ^ IOC sanctions three athletes for failing anti-doping test at Beijing 2008 and London 2012” (英語). International Olympic Committee (14 July 2021). 15 July 2021閲覧。
  289. ^ "IOC sanctions three athletes for failing anti-doping tests at London 2012". International Olympic Committee. 2017年2月1日. 2017年2月1日閲覧
  290. ^ More Russian track athletes banned for doping at London Olympics - CBC Sports”. 1 February 2017閲覧。
  291. ^ Sean, Ingle (29 November 2016). “Jessica Ennis-Hill in line for 2011 gold as Chernova is stripped of world title”. 29 November 2016閲覧。
  292. ^ a b IOC sanctions four Russian athletes as part of Oswald Commission findings” (24 November 2017). 24 November 2017閲覧。
  293. ^ a b Russian bobsledder banned over doping”. France 24 (18 December 2017). 19 December 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。19 December 2017閲覧。
  294. ^ IOC sanctions five Russian athletes and publishes first full decision as part of the Oswald Commission findings” (27 November 2017). 28 January 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。9 December 2016閲覧。
  295. ^ "Russia's Ustyugov loses Olympic gold". BBC Sport (イギリス英語). 2021年7月15日閲覧
  296. ^ "IOC sanctions five Russian athletes and publishes first full decision as part of the Oswald Commission findings". International Olympic Committee (英語). 2017年11月27日. 2017年11月27日閲覧
  297. ^ IOC sanctions three Russian athletes as part of Oswald Commission findings” (1 December 2017). 1 December 2017閲覧。
  298. ^ "CAS to strip Olympic medals from Russian boxer, Romanian weightlifter". espn.com. 8 December 2016. Retrieved 9 December 2016.

外部リンク

[編集]