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レーヴドスカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レーヴドスカー
欧字表記 Rêve d'Oscar
品種 サラブレッド
性別
毛色 芦毛
生誕 1997年4月24日
Highest Honor
Numidie
生国 フランスの旗 フランス
生産者 S.C.E.A.Haras de Manneville
馬主 Mme.G.de Chateloerron
吉田勝己
調教師 Mme.M.Bollack-Badel(フランス
競走成績
生涯成績 10戦1勝
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レーヴドスカー1997年4月24日 - )はフランス競走馬繁殖牝馬。馬名はフランス語で「オスカーの夢」。2000年サンタラリ賞の勝ち馬。日本にも遠征し、ジャパンカップに出走した。

戦績

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1999年11月にデビューすると、デビュー戦はフォリダンスの2着、セレソレ賞はエジプトバンドの2着、ペネロープ賞もヴォルヴォレッタの2着と3回連続で2着を経験した。2000年5月には未勝利ながらG1競走サンタラリ賞に挑戦し、デビュー戦で敗れたフォリダンスを破って初勝利およびG1競走初優勝を果たした。しかしその後は、 ディアヌ賞でエジプトバンドとヴォルヴォレッタと再戦して4着に敗れ、ノネット賞 (G3) で1番人気に推されるも3着、フランス牝馬クラシック三冠最終戦のヴェルメイユ賞ではエジプトバンドにこそ先着するもヴォルヴォレッタには敗れて2着、さらにオペラ賞カルティエ賞最優秀3歳牝馬ペトルーシュカの2着、イタリアに遠征したジョッキークラブ大賞でも前走で2つ目のG1を勝利したゴールデンスネークの2着と勝ちきれないレースが続いた。11月にはジャパンカップに出走し、テイエムオペラオーの7着に敗れたが、出走した3歳馬のなかでは最高着順だった。このレースを最後に引退・繁殖入りした。

レーヴドスカーの世代はフランスの牝馬のレベルが高いとされ、エジプトバンドはこの年の凱旋門賞シンダーの2着、ヴォルヴォレッタは3着に入っている。

競走成績

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出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
1999.11.30 サンクルー エフルーリー賞 芝2000m 2着 R.トーマス 5馬身 Folie Danse
2000.03.18 サンクルー セレソレ賞 芝2100m 2着 R.トーマス 1/2馬身 Egyptband
4.12 サンクルー ペネローブ賞 G3 芝2100m 2着 A.バデル 6馬身 Volvoreta
5.21 ロンシャン サンタラリ賞 G1 芝2000m 1着 A.バデル 1 1/2馬身 (Folie Danse)
6.11 シャンティイ ディアヌ賞 G1 芝2100m 4着 A.バデル 7馬身 Egyptband
8.19 ドーヴィル ノネット賞 G3 芝2000m 3着 A.バデル 1馬身 Di Moi Oui
9.10 ロンシャン ヴェルメイユ賞 G1 芝2400m 2着 G.モッセ 1 1/2馬身 Volvoreta
10.01 ロンシャン オペラ賞 G1 芝2000m 2着 L.デットーリ 3/4馬身 Petrushka
10.22 サンシーロ ジョッキークラブ大賞 G1 芝2400m 2着 L.デットーリ 1/2馬身 Golden Snake
11.26 東京 ジャパンカップ GI 芝2400m 7着 G.モッセ 0.5秒 テイエムオペラオー

繁殖成績

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引退後は日本のノーザンファームで繁殖入りした。種牡馬を選ばず中央競馬重賞勝ち馬、重賞連対馬、オープン特別勝ち馬を輩出し、繁殖牝馬としては成功している。しかし、早期に怪我や病気で引退・死亡するなど体質が弱いケースが目立つ。

2017年8月9日付けで用途変更となり繁殖牝馬を引退。[1]現在はノーザンファームでリードホースをしている。[2]

生年 馬名 毛色 厩舎 馬主 戦績 主な勝ち鞍・備考 馬名の由来
2002 Regal Silk 栗毛 Dubai Millennium - ゴドルフィン 不出走 2004年死亡 豪奢な絹
2003 ナイアガラ 芦毛 ファンタスティックライト 栗東松田国英川崎山崎尋美 金子真人ホールディングス 28戦5勝 すみれステークス(OP)
2010年9月28日地方競馬登録抹消
ナイアガラ瀑布の白さから。
Niagara
2005 レーヴダムール 栗毛 ファルブラヴ 栗東・松田博資 サンデーレーシング 2戦1勝 阪神ジュベナイルフィリーズ2着
2008年12月19日死亡[3]
愛の夢
Rêve d'Amour
2006 アプレザンレーヴ 芦毛 シンボリクリスエス 栗東・池江泰郎 7戦3勝 青葉賞
2009年10月8日競走馬登録抹消
夢の後で
Après un rêve
2007 レーヴドリアン 芦毛 スペシャルウィーク 栗東・松田博資 8戦2勝 きさらぎ賞2着
2010年11月11日死亡[4]
東洋の夢
Rêve d'Orient
2008 レーヴディソール 芦毛 アグネスタキオン 6戦4勝 阪神ジュベナイルフィリーズ
2012年2月29日競走馬登録抹消
→繁殖入り
飛翔の夢
Rêve d'Essor
2011 レーヴデトワール 黒鹿毛 ゼンノロブロイ 栗東・松田博資→栗東・斉藤崇史 31戦3勝 紫苑ステークス
2017年3月22日競走馬登録抹消
→繁殖入り
星の夢
Rêve d'Étoile
2012 レーヴミストラル 鹿毛 キングカメハメハ 栗東・松田博資→栗東・高野友和 17戦4勝 青葉賞
日経新春杯
2018年9月5日競走馬登録抹消
→種牡馬入り
2023年10月4日死亡[5]
夢+見事な
Rêve Mistral
2013 レーヴァテイン 鹿毛 ディープインパクト 美浦・堀宣行 3戦2勝 2017年8月17日競走馬登録抹消
→乗馬入り→死亡
北欧神話に登場する武器
Lævateinn
2015 レーヴドリーブ 栗毛 オルフェーヴル 栗東・高野友和 シルクレーシング 9戦2勝 2019年8月21日競走馬登録抹消
→繁殖入り
夢+オリーブ
Rêve d'Olive
2016 レーヴドカナロア 鹿毛 ロードカナロア 栗東・斉藤崇史 6戦1勝 2020年8月5日競走馬登録抹消
→繁殖入り
カナロアの夢
Rêve d'Kanaloa

馬なり1ハロン劇場

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出走回数に対して2着の割合が高く、G1競走でも2着を3回経験していた。この成績からジャパンカップ出走時によしだみほの漫画『馬なり1ハロン劇場』で、ステイゴールドらの「ブロコレ倶楽部」に対抗して「ル・サロン・ダルジャン(銀の会)」を立ち上げ、同じく当時2着続きだったメイショウドトウを勧誘する(のちに入会)というネタにされた。

血統表

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レーヴドスカー (Reve d'Oscar)血統ゼダーン系 / Sir Gaylord 4×4=12.50%、Nasrullah 5.5×5=9.38%) (血統表の出典)

Highest Honor
1983 芦毛
父の父
Kenmare
1975 芦毛
kalamoun *Zeddaan
Khariunissa
Belle of Ireland Milesian
Belle of the Ball
父の母
High River
1978 鹿毛
Riverman Never Bend
River Lady
Hairbrush Sir Gaylord
Bug Brush

Numidie
1988 鹿毛
*Baillamont
1982 鹿毛
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
Lodeve Shoemaker
Locust Time
母の母
Yamuna
1981 鹿毛
Green Dancer Nijinsky II
Green Valley
Yeovil Sir Gaylord
Sunda F-No.1-p

姪にアイリッシュ1000ギニーの勝ち馬ベスラー (Bethrah) がいる。

脚注

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  1. ^ 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル”. www.studbook.jp. 2024年12月6日閲覧。
  2. ^ ECLIPSE_202411_12-15”. carrotclub.net. 2024年12月6日閲覧。
  3. ^ 07年阪神JF2着のレーヴダムールが急死”. 日刊スポーツ (2008年12月25日). 2012年6月9日閲覧。
  4. ^ レーヴドリアン死亡 盲腸破裂で予後不良”. デイリースポーツ (2010年11月12日). 2012年6月9日閲覧。
  5. ^ レーヴミストラルが11歳で死す 15年青葉賞など重賞2勝 - netkeiba.com 2023年10月4日

外部リンク

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