レムス (衛星)
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レムス (87) Sylvia II Remus | |
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小惑星シルヴィアと2つの衛星
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仮符号・別名 | S/2004 (87) 1 |
分類 | 小惑星の衛星 |
発見 | |
発見日 | 2004年8月9日 |
発見者 | フランク・マーキス パスカル・ドスカン ダニエル・ヘストローファー ジェローム・ベルティエ |
軌道要素と性質 | |
軌道長半径 (a) | 706 ± 5 km |
離心率 (e) | 0.016 ± 0.011 |
公転周期 (P) | 1.3788 ± 0.0007 日 (33.09 時間) |
軌道傾斜角 (i) | 2.0 ± 1.0 度 |
(87) シルヴィアの衛星 | |
物理的性質 | |
直径 | 7 ± 2 km |
質量 | ~2 ×1014 kg |
脱出速度 | ~4 m/s |
絶対等級 (H) | 11.1[1] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
レムス ((87) Sylvia II Remus) は、小惑星 (87) シルヴィアの第2衛星。二つ見つかっている衛星のうち、内側の軌道を回っている。
2004年8月に、カリフォルニア大学バークレー校のフランク・マーキス、パリ天文台のパスカル・ドスカン、ダニエル・ヘストローファー、ジェローム・ベルティエらが、ヨーロッパ南天天文台のVLTの一つ、イェプーンによる観測で発見した。2005年にレア・シルウィアの双子の息子の一人でローマの建国者とされるレムスに因んで名付けられた。
シルヴィアと二つの衛星は同じ衝突によって形成されたラブルパイルであり、衛星の密度やアルベドはシルヴィアと同じだと考えられている。[1]
レムスの軌道はヒル球のかなり内側で(ヒル半径の約100分の1)、シルヴィアの自転に同期する軌道よりもかなり外側に位置し、非常に安定していると考えられている。[1]
レムスの地表からのシルヴィアの見かけの大きさは 30°×18°である。ロムルスの見かけの大きさは 1.6°から 0.5°までの間で変化する。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b c F. Marchis et al (2005). “Discovery of the triple asteroidal system 87 Sylvia”. Nature 436: 822 .
外部リンク
[編集]- (87) Sylvia, Romulus, and Remus
- Rubble-Pile Minor Planet Sylvia and Her Twins - ウェイバックマシン(2005年12月21日アーカイブ分) (ESO news release, August 2005) Includes images and artists impressions
- IAUC 8582, reporting discovery of S/2004 (87) 1 and naming Romulus and Remus
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