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東平尾公園博多の森球技場

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東平尾公園博多の森球技場
ベスト電器スタジアム
東平尾公園博多の森球技場の位置(福岡市内)
東平尾公園博多の森球技場
東平尾公園博多の森球技場の位置(福岡県内)
東平尾公園博多の森球技場
施設情報
所在地 福岡県福岡市博多区東平尾公園2丁目1-1
位置 北緯33度35分9.2秒 東経130度27分38.8秒 / 北緯33.585889度 東経130.460778度 / 33.585889; 130.460778座標: 北緯33度35分9.2秒 東経130度27分38.8秒 / 北緯33.585889度 東経130.460778度 / 33.585889; 130.460778
開場 1995年7月13日
所有者 福岡市
運用者 福岡市森と緑のまちづくり協会
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 144m × 80m
照明 あり(屋根一体型・2,000ルクス)
大型映像装置 フルカラーLED方式2基
設計者 大建設計
建設者 戸田建設
旧称
レベルファイブスタジアム(命名権・2008年3月1日 - 2020年2月29日)
使用チーム、大会
収容人員
21,562人
アクセス
福岡空港市営地下鉄福岡空港駅より徒歩25分

東平尾公園博多の森球技場(ひがしひらおこうえん はかたのもりきゅうぎじょう)は、福岡県福岡市博多区東平尾公園内にある球技場。2020年3月1日から家電量販店のベスト電器(現在はベスト電器の事業を承継したヤマダデンキ)が命名権を取得し「ベスト電器スタジアム」(ベストでんきスタジアム、略称「ベススタ」)の呼称を用いている(後述)。

概要

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施設は福岡市が所有し、福岡市森と緑のまちづくり協会が指定管理者として運営管理を行っている。

日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するアビスパ福岡ラグビートップリーグトップチャレンジリーグを経てリーグワンに加入した九州電力キューデンヴォルテクスなどが、ホームスタジアムとして使用している。また、かつてラグビートップリーグでプレーした、コカ・コーラレッドスパークスもホームとして使用していた。

2019年開催のラグビーワールドカップ2019の会場としても使用され、3試合が行われている。

施設

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立地

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福岡空港滑走路東側に隣接する、糟屋郡志免町との市町境にほど近い丘陵地をスポーツ公園として造成した東平尾公園(通称:博多の森)内にある。1995年に福岡市とその近郊で開催されたユニバーシアード福岡大会のサッカー主会場として使用するために建設された福岡市初のサッカー・ラグビー専用スタジアムである。

スタンド

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ピッチの四辺に平行に一層式のスタンドが設けられている。6,047人収容のメインスタンドと9,155人収容のバックスタンドは屋根付きの個席で、ゴール裏にある6,360人収容サイドスタンドは屋根なしのベンチシートとなっている。最大収容人員は21,562人。

バックスタンドの中央部分には、2018年より青色地に黄色で「FUKUOKA」の文字が入っている。

メインスタンド内部は4階建てとなっており、1階が事務室、会議室、医務室、ロッカー室、審判控室、エントランスホール、トイレに。2階が券売所、エントランスホール、トイレに。3階が特別室、控室に、4階が記者室、放送室になっている。

照明設備は屋根と一体型となっており、照明柱はない。

大型映像装置

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ホーム側ゴール裏のサイドスタンド上部に縦 14.4m×横 5.76m、アウェー側ゴール裏に縦 9.42m×横 16.15mのフルカラーLED方式の大型映像装置が設置されている。アウェー側は2008年12月6日J2第45節・対湘南ベルマーレ戦より稼働開始した。ホーム側は2018年2月25日のJ2第1節・対FC岐阜戦より稼働開始した。

なお、開設当初から2017年まではホーム側に電球式・単色の電光掲示板が設置されていた。

アウェー側はグッズ売り場や売店、トイレなどがあるメインスタンド・バックスタンド双方のコンコースにも同じ映像が流れるモニターと共にソニーブロードバンドソリューションが導入したもの。なお、同社が導入したのは大型映像送出ソリューションであり、大型映像装置そのものはソニー製ではなく、かつてソニーが扱っていたジャンボトロンではない。設置以前には、J1に復帰を果たすアビスパ福岡の2006年シーズンに合わせて、それまでヤフードームで使用されていたホークスビジョンの移設が予定されていた[1] が、折り合いがつかず破談になった。そのために2006年頃から2007年オフの大型映像設置に向けて募金活動を行っていた。ただし福岡市は当初、要望に対し早急な設置は困難との回答を示していた。

改修工事

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ラグビーワールドカップ2019の開催に合わせて2年がかりの改修工事が実施された。2017年の第1期では、ベンチシートだった観客席の個席化、ホーム側ゴール裏の電光掲示板を大型ビジョンに改装、照明設備をLED化し1,500ルクスから2,000ルクスへの変更が行われた。2018年の第2期では、音響設備の改良とフィールドの芝の全面張替えが施されている。なお観客席の個席化に伴い、収容人数は改修前の22,563人から21,562人に減少した[2]

その他

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チャールズ・リンドバーグの愛機「シリウス号」の復元模型が1階エントランスに展示されている。これは、1930年(昭和5年)に開場し、大阪と中国の上海へ水上機による定期空路が開かれ1934年(昭和9年)に閉鎖された、名島飛行場に訪れた物の模型である。

施設命名権

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施設命名権による呼称変遷
命名権による呼称 契約企業 契約料年額(万円) 契約期間
レベルファイブスタジアム レベルファイブ 3,150 2008年3月1日-2011年2月28日
2011年3月1日-2014年2月28日
2014年3月1日-2017年2月28日
2017年3月1日-2020年2月29日
ベスト電器スタジアム ベスト電器(-2021年6月30日) 3,600 2020年3月1日-2023年2月28日
ヤマダデンキ(2021年7月1日-)
2023年3月1日-2026年1月31日

レベルファイブスタジアム

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福岡市は、博多の森球技場に施設命名権を導入することを決定、2007年12月7日から2008年1月8日の約1か月間公募した。期限までに結果数社の応募があり、審査を行った上で、福岡市のゲームソフト開発メーカー・レベルファイブと契約を結び、2008年3月1日より「レベルファイブスタジアム」の名称を使用した。契約期間は2008年3月1日から2011年2月28日の3年で契約年額は3,150万円。略称は当初「L5スタ」(エルゴスタ)にする予定だったが、サポーターなどから呼びづらいとの意見が多数寄せられたため「レベスタ」へ変更された。なお、大型映像装置の命名権もレベルファイブが取得[3] していた。

2010年11月[4]、2013年11月[5]、2016年11月[6] にそれぞれ3年間の契約延長を更新し、2020年3月まで12年間にわたり「レベルファイブスタジアム」の名称を使用した。なお、この期間に開催されたラグビーワールドカップ2019ではワールドラグビークリーンスタジアム規定に基づき「博多の森球技場」の名称を使用した。

2020年3月の契約満了を以てレベルファイブは命名権スポンサーから撤退した。

ベスト電器スタジアム

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福岡市は新たな命名権スポンサーを募集[7]。応募のあった4社のうち福岡市博多区に本店を置く家電量販店のベスト電器が命名権を取得、2020年3月1日から『ベスト電器スタジアム』(略称:ベススタ)の名称を用いている。契約期間は2020年3月1日から2023年2月末までの3年契約(更新オプション付き)で、契約金額は年3,600万円[8]。なお、ベスト電器は2021年7月に同業のヤマダデンキへ吸収合併され法人格が消滅したが、ヤマダデンキが命名権契約を引き継いだ上で、施設名称は「ベスト電器スタジアム」のまま契約満了まで維持されることが発表されている[9]。その後2022年10月28日に、ヤマダデンキが2023年3月1日から2026年1月31日までのネーミングライツ更新を決定した[10]

開催された主な試合

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Jリーグ・トップリーグ・なでしこリーグのリーグ戦は除く。

サッカー

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ラグビー

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エピソード

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交通アクセス

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  • 福岡空港および市営地下鉄福岡空港駅より徒歩25分
  • 西鉄バス「福岡空港前」バス停(地下鉄福岡空港駅4番出口前)から【3】「宇美営業所」行き及び【無番】「イオンモール福岡」行きにて「東平尾公園入口」バス停下車
  • 博多バスターミナル14番乗り場(博多駅前)から西鉄バス【39B】「ひばりヶ丘」行きにて「東平尾公園入口」バス停下車
    • Jリーグ試合開催時には「天神(日銀前)発博多バスターミナル経由」及び「福岡空港前」バス停よりシャトルバスが運行されている(往路はスタジアム正門前行き、復路は「東平尾公園入口」バス停発)。

脚注

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注釈

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  1. ^ その後日本サッカー協会がスタジアム基準(スタジアム標準・サッカースタジアムの建設・改修にあたってのガイドライン (PDF) )を改正し、日本代表(A代表)の試合についてはクラスS(収容人員40,000人以上)を一つの目安としているため、現在はA代表の公式戦は開催できない。ただし、年齢別代表の公式戦は開催可能。

出典

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  1. ^ 大型ビジョンが博多の森移設へ 西日本スポーツ 2005年11月24日
  2. ^ レベルファイブスタジアム改修完了 アビスパ開幕へ準備万端 - データ・マックス NETIB-NEWS 2018年2月22日
  3. ^ レベルファイブスタジアムに大型ビジョン完成 6日にこけら落とし」『九州企業特報』2008年12月2日。2024年12月5日閲覧。
  4. ^ 株式会社レベルファイブ 『レベルファイブ スタジアム』ネーミングライツ契約延長のお知らせ』(プレスリリース)株式会社レベルファイブ、2010年11月22日http://www.level5.co.jp/news/20101122/popup.html2022年9月7日閲覧 
  5. ^ 株式会社レベルファイブ 『レベルファイブ スタジアム』ネーミングライツ契約更新のお知らせ』(プレスリリース)株式会社レベルファイブ、2013年11月22日http://www.level5.co.jp/news/20131122/popup.html2022年9月7日閲覧 
  6. ^ 『レベルファイブ スタジアム』ネーミングライツ契約更新(4期12年目)のお知らせ』(プレスリリース)株式会社レベルファイブ、2013年11月17日http://www.level5.co.jp/news/20161117/2022年9月7日閲覧 
  7. ^ “「レベスタ」球技場名称を変更へ、12年で幕 福岡”. 日本経済新聞. (2019年11月29日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52790130Z21C19A1LX0000/ 2019年12月12日閲覧。 
  8. ^ “博多の森球技場、「ベススタ」に ベスト電器が命名権”. 日本経済新聞. (2020年1月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54226210Z00C20A1LX0000/ 2020年1月10日閲覧。 
  9. ^ “ベスト電、吸収合併後も「ベススタ」の名称存続 社長「応援続ける」”. 西日本新聞 (西日本新聞). (2021年1月23日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/683845/ 2021年1月23日閲覧。 
  10. ^ ベスト電器スタジアムのネーミングライツの更新について』(PDF)(プレスリリース)福岡市住宅都市局公園部運営課、2022年10月28日。オリジナルの2022年10月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20221031114252/https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/101223/1/besutodennkisutaziamunone-minnguraitunokousinnnituite.pdf?202210281427302022年12月29日閲覧 
  11. ^ 第18回ユニバーシアード大会'95福岡 競技日程表 - ユニバーシアード福岡大会公式サイト内
  12. ^ サッカーU-24、5日に福岡でガーナ戦 冨安の先発濃厚”. 西日本新聞me. 2021年6月15日閲覧。
  13. ^ 試合日程・結果 - U20世界ラグビー選手権公式サイト
  14. ^ ヘキサゴンオールスターズ「泣いてもいいですか」をみんなで歌おう!全国弾丸イベント実施決定! - BIGLOBE MUSIC 編集日記 2009年7月2日
  15. ^ 2017 J1昇格プレーオフ 出場決定 11/26(日) 準決勝 チケット販売について』(プレスリリース)アビスパ福岡、2017年11月15日https://www.avispa.co.jp/news/post-145012017年11月23日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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