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レクサムAFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レクサムAFC
原語表記 Wrexham Association Football Club
愛称 The Red Dragons
The Robins
クラブカラー
創設年 1864年
所属リーグ フットボールリーグ
所属ディビジョン EFLリーグ1
ホームタウン レクサム
ホームスタジアム レースコース・グラウンド
収容人数 15,500
代表者 カナダの旗 ライアン・レイノルズ
アメリカ合衆国の旗 ロブ・マケルヘニー
監督 イングランドの旗 フィル・パーキンソン
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

レクサム・アソシエーション・フットボール・クラブ: Wrexham Association Football Club)は、ウェールズの都市レクサムを本拠地とするサッカークラブである。2024-25シーズンはEFLリーグ1(3部相当)に所属。

来歴

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2007年

ウェールズのレクサムに本拠地を置くクラブではあるが、イングランドのサッカーリーグに参戦している。1864年創設のウェールズ最古のプロクラブであり、世界でもクリスタル・パレスFC(1861年)、ノッツ・カウンティFC(1862年)、ストーク・シティFC(1863年)に次ぐ古いプロクラブである。

ウェールズのカップ戦であるウェルシュカップで最多23度の優勝を経験している。しかし1995年以降イングランドのリーグに所属しているウェールズのチーム(他にもカーディフ・シティFCスウォンジー・シティAFCニューポート・カウンティAFCなど)は同カップ戦に出場出来なくなった為1995年の優勝以来このタイトルからは遠ざかっている。

ウェルシュカップではウェールズのクラブ屈指の成績を残していたが、1921-22シーズンから参入したリーグ戦では長らく低迷し、初めて2部リーグに昇格したのは1978-79シーズンだった。そのシーズンに15位となったのが今までのクラブ歴代最高位であり、カーディフやスウォンジーとは違い、1部リーグの昇格経験はまだ無い。その3年後の1981-82シーズンに21位で2部から降格した。これまでに2部リーグに所属したのも僅か4シーズンのみである。クラブはその後更に低迷の一途を辿り、2007-08シーズンにプロリーグである4部リーグからノンプロリーグの5部に初降格した。

2006年にオーナー変更に伴いクラブ名をレクサム・アソシエーション・フットボール・クラブからレクサム・フットボール・クラブに変更したが、2013年に元の名称であるレクサム・アソシエーション・フットボール・クラブに戻した[1][2]

FAカップの最高成績はベスト8、EFLカップの最高成績もベスト8である。また、UEFAカップウィナーズカップでも1975-76シーズンにベスト8の成績を残している。

2020年11月、カナダ人映画俳優のライアン・レイノルズと、米国人俳優のロブ・マケルヘニーがクラブを買収。この買収は投票したレクサム サポーターズ トラストの 2,000 人のメンバーの 98.6% の支持を受けて、2021年2月に完了した[3][4]

2021-22シーズン

新たにTiktokExpediaがスポンサーにつき、前年のリーグ2(4部)の得点王でリーグ最優秀選手、ベストイレブン受賞のFWポール・マリンサンダーランドボルトンリーグ1(3部)やチャンピオンシップ(2部)の監督を務めたフィル・パーキンソンを監督に迎えるなどの積極的な投資により、クラブはリーグで最終節まで優勝を争ったが2位となり、昇格プレーオフで敗退した。また、FAトロフィーでも決勝に進出したが敗れた。リーグベストイレブンにはマリンのほか、DFアーロン・ハイデンとMFジョーダン・デイビスが選ばれた。

レクサムは同時にFIFA22に登場した。これはシリーズに登場する最初のプロリーグ以外のチームであった。

このシーズンの模様は「ようこそレクサムへ」というドキュメンタリーシリーズとなり、日本ではDisney+で配信された。

2022-23シーズン

マリンを中心に昨年度の勢いのまま好スタートを切ったが、この年はマリンを上回る驚異的なスペースで得点を重ね"ノンリーグのハーランド"と称されたマカーリー・ラングスタッフ[5]を擁するノッツ・カウンティと激しい優勝争いを繰り広げた。

2023年3月23日、正GKのロブ・レイントンの負傷を受け、かつて2005年にレクサムでプレーしていて、すでに引退していた元イングランド代表GKのベン・フォスターをシーズン終了までの短期契約で現役復帰させ獲得した[6]

2023年4月10日、両チームともに勝ち点100で迎えたホームでの首位攻防戦は、3-2のレクサムリードで迎えた後半アディショナルタイムに与えたPKをフォスターが見事セーブしノッツ・カウンティに勝利。レクサムは首位に浮上し、以後首位の座を譲ることなくリーグを制覇。15年ぶりのフットボールリーグ昇格を決めた[7]

最終的にレクサムは勝ち点111のリーグ新記録を達成。最多勝利(34勝)、最小敗戦(3敗)の記録も更新した。得点王こそラングスタッフの42点に及ばなかったが、マリンはこの年38ゴールを記録した。 このシーズンの模様はようこそレクサムへのシーズン2で配信された。

2023-24シーズン

15年ぶりのフットボールリーグのシーズンは、開幕前のプレシーズンツアーでマリンが肋骨4本の骨折と肺挫傷の重症を負い、エースを欠いて開幕を迎えた。8月20日の5-5の試合後にGKベン・フォスターが引退を表明。急遽アーセナルからGKアーサー・オコンクウォをレンタルで獲得。オコンクウォはリーグ14試合で完封するなどこのシーズンのベストイレブンに選ばれる活躍をし、9月に復帰したマリンもリーグのベストイレブンに選ばれる活躍を見せ、チームは2位で昇格を決め、1シーズンでEFLリーグ1へと進んだ。 このシーズンの模様はようこそレクサムへのシーズン3で配信された。

クラブ各種記録

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1試合最多観客動員試合

1試合最多得点勝利試合

1試合最多失点敗戦試合

タイトル

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国内タイトル

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国際タイトル

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  • なし

過去の成績

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シーズン ディビジョン FAカップ EFLカップ 欧州カップ / その他 最多得点者
リーグ 順位 選手 得点数
2004-05 フットボールリーグ1 46 13 14 19 62 80 43 22位 2回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 優勝
2005-06 フットボールリーグ2 46 15 14 17 61 54 59 13位 1回戦敗退 1回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 1回戦敗退
2006-07 フットボールリーグ2 46 13 12 21 43 65 51 19位 3回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 1回戦敗退
2007-08 フットボールリーグ2 46 10 10 26 38 70 40 24位 1回戦敗退 2回戦敗退 フットボールリーグトロフィー 1回戦敗退
2008-09 カンファレンス・ナショナル 46 18 12 16 64 48 64 10位 予選4回戦敗退 FAトロフィー 4回戦敗退
2009-10 カンファレンス・ナショナル 44 15 13 16 45 39 58 11位 2回戦敗退 FAトロフィー 1回戦敗退
2010-11 カンファレンス・ナショナル 46 22 15 9 66 49 81 4位 予選4回戦敗退 FAトロフィー 2回戦敗退
2011-12 カンファレンス・ナショナル 46 30 8 8 85 33 98 2位 3回戦敗退 FAトロフィー
ウェルシュカップ
1回戦敗退
3回戦敗退
2012-13 カンファレンス・ナショナル 46 22 14 10 74 45 80 5位 1回戦敗退 FAトロフィー 優勝
2013-14 カンファレンス・ナショナル 46 16 11 19 61 61 59 17位 2回戦敗退 FAトロフィー 2回戦敗退
2014-15 カンファレンス・ナショナル 46 17 15 14 56 52 66 11位 3回戦敗退 FAトロフィー 準優勝
2015-16 ナショナルリーグ 46 20 9 17 71 56 69 8位 予選4回戦敗退 FAトロフィー 2回戦敗退
2016-17 ナショナルリーグ 46 15 13 18 47 61 58 13位 予選4回戦敗退 FAトロフィー 1回戦敗退
2017-18 ナショナルリーグ 46 17 19 10 49 39 70 10位 予選4回戦敗退 FAトロフィー 1回戦敗退
2018-19 ナショナルリーグ 46 25 9 12 58 39 84 4位 2回戦敗退 FAトロフィー
ナショナル・プレーオフ2019
2回戦敗退
準々決勝敗退
2019-20 ナショナルリーグ 37 11 10 16 46 49 43 19位 1回戦敗退 FAトロフィー
チャレンジカップ
1回戦敗退
準々決勝敗退
2020-21 ナショナルリーグ 42 19 11 12 64 43 68 8位 予選4回戦敗退 FAトロフィー 3回戦敗退
2021-22 ナショナルリーグ 44 26 10 8 91 46 88 2位 1回戦敗退 FAトロフィー 準優勝 ポール・マリン 26
2022-23 ナショナルリーグ 46 34 9 3 116 43 111 1位 4回戦敗退 FAトロフィー 4回戦敗退 ポール・マリン 38
2023-24 フットボールリーグ2 46 26 10 10 89 52 88 2位 4回戦敗退 EFLトロフィー ベスト32敗退 ポール・マリン 24

欧州の成績

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歴代監督

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歴代所属選手

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参考文献

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  1. ^ Fans vote on changing Reds' name back to Wrexham AFC” (英語). The Leader (2013年6月11日). 2024年5月1日閲覧。
  2. ^ Club” (英語). The Wrexham Insider. 2024年5月1日閲覧。
  3. ^ "DONE DEAL: Ryan Reynolds and Rob McElhenney acquire Wrexham AFC". The Non-League Paper. 16 November 2020. Retrieved 16 November 2020.
  4. ^ "Ryan Reynolds and Rob McElhenney: Hollywood stars to take over Wrexham". BBC Sport. 16 November 2020. Retrieved 16 November 2020.
  5. ^ https://sport.optus.com.au/news/powered-by-the-athletic/os49508/the-non-league-haaland-macauley-langstaffs-bid-to-be-the-countrys-top-goalscorer-powered-by-the-athletic ]- Sports.optus.com.au 2023年3月22日
  6. ^ Ben Foster signs until end of season - Official website of Wrexham AFC 2023年3月23日
  7. ^ Hunter, Andy (10 April 2023). “Ben Foster save takes Wrexham close to promotion with win over Notts County” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/football/2023/apr/10/wrexham-notts-county-national-league-match-report 10 April 2023閲覧。 

外部リンク

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