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レガデノソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レガデノソン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
Drugs.com Multum Consumer Information
ライセンス US FDA:リンク
胎児危険度分類
  • US: C
法的規制
データベースID
CAS番号
313348-27-5 チェック 875148-45-1
ATCコード C01EB21 (WHO)
PubChem CID: 219024
ChemSpider 189859 ×
UNII 7AXV542LZ4
KEGG D05711  チェック
ChEMBL CHEMBL317052
別名 1-[6-amino-9-[(2R,3R,4S,5R)-3,4-dihydroxy-5-(hydroxymethyl)oxolan-2-yl]purin-2-yl]- N-methylpyrazole-4-carboxamide
化学的データ
化学式C15H18N8O5
分子量390.354 g/mol
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レガデノソン(Regadenoson)は、アデノシンA2A受容体アゴニストで、冠状動脈血管拡張薬である。心筋血流イメージングにおいて、血管を急速に、検査に必要な時間だけ充血させておくために用いられる[1]

アデノシンドブタミンなどの同用途に用いられる薬剤と比較して、

  • 患者の体重・腎機能に合わせた投与量調節が不要であるため、シリンジを用いた1回での投与が可能である
  • A2A受容体に特異的に作用するため、副作用が少ない
  • 血流の増加量は2.5倍程度で、副作用を防ぎつつ、十分な検査を行うことができる増加量である
  • 血流の増加は2-3分で消失するため、検査中は効果を持続させつつ、終了後には速やかに元に戻る

などの優位性がある[2]

アメリカ食品医薬品局によって2008年4月10日に認可され、アステラス製薬からLexiscanの商標名で販売されている[3]欧州連合では、Rapiscanの名前で使用が認可されている。現在はGEヘルスケアから、イギリスとドイツの両国で販売されている。

出典

[編集]
  1. ^ Cerqueira MD (July 2004). “The future of pharmacologic stress: selective A2A adenosine receptor agonists”. Am. J. Cardiol. 94 (2A): 33D-40D; discussion 40D-42D. doi:10.1016/j.amjcard.2004.04.017. PMID 15261132. http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0002914904005934. 
  2. ^ Johnson, Sara G and Peters, Scott (2010). “Advances in pharmacologic stress agents: focus on regadenoson”. Journal of nuclear medicine technology 38 (3): 163-171. doi:10.2967/jnmt.109.065581. 
  3. ^ CV Therapeutics and Astellas Announce FDA Approval for Lexiscan(TM)