レイランド・ロードランナー
レイランド・ロードランナー | |
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概要 | |
別名 | DAF・600/800/1000シリーズ(大陸ヨーロッパ) |
販売期間 | 1984年 - 1993年(生産終了) |
系譜 | |
先代 | レイランド・スーパーG |
後継 | DAF・45/55 |
ロードランナー(Roadrunner )は、かつてレイランドが販売していた貨物自動車で、当時レイランドが掲げていたT45プロジェクトの最後の車種である[注釈 1]。
レイランドDAF発足後(1987年-)は、DAF・600/800/1000シリーズとして大陸ヨーロッパで販売された。
概要
[編集]1984年に発売されたロードランナーは、フォード・カーゴ(1981年発売)の競合車として開発され、1960年代の設計に基づいていたレイランド・スーパーGに取って代わられた。
ロードランナーは当初、ポスターや商用車の雑誌、テレビスポットでの大規模な広告キャンペーンで集中的に宣伝され、モダンなデザイン、経済性、クラス最高のペイロードの基準が評価され、すぐに国内市場のマーケットリーダーになった。
ロードランナーの系譜は45/55、LFと続いており、ロードランナーの築き上げた地位は今日まで引き継がれている。
レイランドDAF・45/DAF・45(1990-1993)
[編集]1990年、レイランドDAFはモデルの範囲を合理化した。ロードランナーは、インテリアとエクステリアのデザインに一部変更を実施。加えて車名も変更し、レイランドDAF・45またはDAF・45と名乗るようになった。
エンジン系では、カミンズ製Bシリーズエンジンのインタークーラー仕様が180馬力に高出力化。全車、Euro1排出ガス基準に対応するBosch噴射システムが装備されていた。これらのエンジンは全てターボチャージャー付。1993年末に生産を停止し、DAF・45/55が後継車となった。
車名の由来
[編集]ロードランナーは、北米大陸南部に生息するオオミチバシリ(英名:Greater roadrunner)のこと。
クライスラー(現:フィアット・クライスラー・オートモービルズ)がプリムスブランドで販売していたマッスルカー「ロードランナー」との関係は無い。また綴りは、プリムス製はRoad Runnerなのに対しレイランド製はRoadrunnerである。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ロードランナーの登場により旧態化した従来車の更新が完了し、加えて幅広いユーザーのニーズに応じたフルラインナップが完成することになる。