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ルー・ウィリアムズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルー・ウィリアムスから転送)
ルー・ウィリアムズ
Lou Williams
アトランタ・ホークスでのウィリアムズ
(2021年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1986-10-27) 1986年10月27日(38歳)
出身地 テネシー州メンフィス
身長 185cm (6 ft 1 in)
体重 79kg (174 lb)
キャリア情報
高校 サウス・グイネット高等学校
NBAドラフト 2005年 / 2巡目 / 全体45位[1]
プロ選手期間 2005年–2022年
ポジション PG / SG
背番号歴 3, 6, 12, 23
経歴
20052012フィラデルフィア・76ers
2006フォートワース・フライヤーズ
20122014アトランタ・ホークス
2014–2015トロント・ラプターズ
20152017ロサンゼルス・レイカーズ
2017ヒューストン・ロケッツ
20172021ロサンゼルス・クリッパーズ
20212022アトランタ・ホークス
受賞歴
NBA通算成績
得点 15,593 (13.9 ppg)
リバウンド 2,484 (2.2 rpg)
アシスト 3,789 (3.4 apg)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ルイス・ティロン・ウィリアムズLouis Tyrone Williams, 1986年10月27日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州メンフィス出身の元プロバスケットボール選手。NBAアトランタ・ホークスなどに所属していた。ポジションはガード

経歴

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地元ジョージア州サウスグウィネット高等学校英語版時代から全米に名を轟かせ、マクドナルド・オール・アメリカンにも選出されていた。高校卒業後はジョージア大学に入学する予定だったが、2005年のNBAドラフトにエントリーを表明。2巡目45位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに指名された。

フィラデルフィア・76ers

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ルーキー当時はアレン・アイバーソンがいたこともあり、なかなか出場機会に恵まなかったが、アイバーソンが移籍した2006-07シーズン頃から出場時間が増えていき、主にシックスマンに定着。2010-11シーズンは、NBAシックスマン賞の投票で6位に入った[1]2011-12シーズンは、シックスマン賞の投票でジェームズ・ハーデンに次ぐ2位に入った[2]

アトランタ・ホークス

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2012年7月、地元のアトランタ・ホークスと契約。しかし、2013年1月に右膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負って以後精彩を欠き、シクサーズ時代の活躍は出来なかった。

トロント・ラプターズ

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2014年7月にトロント・ラプターズに移籍。2014-15シーズンは80試合で平均25.2分、15.5得点1.9リバウンド2.1アシスト1.1スティールなどを記録し、シックスマン賞を初受賞[3][4]

ロサンゼルス・レイカーズ

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2015年7月5日、ロサンゼルス・レイカーズに3年2100万ドルの契約で移籍した[5][6]

ヒューストン・ロケッツ

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2017年2月21日、ヒューストン・ロケッツに移籍[7]。シックスマン賞の投票では3位に入った[8]

ロサンゼルス・クリッパーズ

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しかしシーズン終了後の2017年6月28日にクリス・ポールとの大型トレードでロサンゼルス・クリッパーズに移籍となり、僅か半年でロサンゼルスに帰還となった[9]。2018年1月20日のユタ・ジャズ戦では31得点7アシスト10スティールを記録、NBAで1試合30得点10スティールは1988年1月29日のマイケル・ジョーダン以来30年ぶりであった[10]2017-18シーズンの出場32.8分22.6得点5.3アシストはいずれも自己最高だった。

ホークス復帰

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2021年3月25日にラジョン・ロンドとのトレードで古巣のホークスに復帰した[11]

2021年8月6日、1年500万ドルでホークスと再契約した[12][13]

現役引退

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2023年6月18日、現役引退を発表した。現役引退時点でジャマール・クロフォードと並んで最多タイの3回のシックスマン賞を受賞した。

プレースタイル

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公称185cmというサイズということもあり、ポジション的にはPGだが、プレースタイルそのものはSGにあたる。短時間で高得点を稼ぐスタイルはシックスマンに適しているといえる。守備力はあまり高くないものの、先発出場をした試合で50得点をマークするなど攻撃面ではエースとしても活躍することが可能なほどの活躍を見せている。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2005–06 PHI 30 0 4.8 .442 .222 .615 .6 .3 .2 .0 1.9
2006–07 61 0 11.3 .441 .324 .696 1.1 1.8 .4 .0 4.3
2007–08 80 0 23.3 .424 .359 .783 2.1 3.2 1.0 .2 11.5
2008–09 81 0 23.7 .398 .286 .790 2.0 3.0 1.0 .2 12.8
2009–10 64 38 29.9 .470 .340 .824 2.9 4.2 1.3 .2 14.0
2010–11 75 0 23.3 .406 .348 .823 2.0 3.4 .6 .2 13.7
2011–12 64 0 26.3 .407 .362 .812 2.4 3.5 .8 .3 14.9
2012–13 ATL 39 9 28.7 .422 .367 .868 2.1 3.6 1.1 .3 14.1
2013–14 60 7 24.1 .400 .342 .849 2.1 3.5 .8 .1 10.4
2014–15 TOR 80 0 25.2 .404 .340 .861 1.9 2.1 1.1 .1 15.5
2015–16 LAL 67 35 28.5 .408 .344 .830 2.5 2.5 .9 .3 15.3
2016–17 58 1 24.2 .444 .386 .884 2.3 3.2 1.1 .2 18.6
HOU 23 0 25.7 .385 .315 .867 3.0 2.4 .7 .4 14.9
2017–18 LAC 79 19 32.8 .435 .359 .880 2.5 5.3 1.1 .2 22.6
2018–19 75 1 26.6 .425 .361 .876 3.0 5.4 .8 .1 20.0
2019–20 65 8 28.7 .418 .352 .861 3.1 5.6 .7 .2 18.2
2020–21 42 3 21.9 .421 .378 .866 2.1 3.4 .9 .1 12.1
ATL 24 1 21.0 .389 .444 .870 2.1 3.4 .3 .1 10.0
2021–22 56 0 14.3 .391 .363 .859 1.6 1.9 .5 .1 6.3
通算 1123 122 24.1 .419 .351 .842 2.2 3.4 .8 .2 13.9

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008 PHI 6 0 22.5 .400 .222 .733 2.0 2.0 1.0 .0 12.0
2009 6 0 24.8 .412 .375 .667 2.5 2.8 .5 .2 9.7
2011 5 0 26.0 .327 .300 .737 1.6 3.0 1.0 .0 10.8
2012 13 0 27.5 .352 .167 .788 2.1 3.0 1.0 .0 11.5
2014 ATL 7 0 19.0 .380 .313 .938 2.3 1.1 1.0 .1 8.3
2015 TOR 4 0 25.5 .314 .190 .833 1.8 1.3 1.5 .1 12.8
2017 HOU 11 0 24.7 .424 .308 .897 2.7 1.3 0.6 .1 12.5
2019 LAC 6 0 29.3 .433 .333 .829 2.8 7.7 .8 .2 21.7
2020 13 0 26.2 .425 .235 .811 3.2 4.2 .8 .2 12.8
2021 ATL 18 2 15.4 .455 .433 .963 1.4 2.2 .7 .1 7.7
通算 89 2 23.3 .400 .276 .820 2.2 2.8 .8 .1 11.4

エピソード

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シクサーズ時代、フィラデルフィア市内を自家用車で運転中、10代の少年に拳銃を向けられるという出来事があった。さすがにウィリアムスは「命の危険を感じた」という。しかしウィリアムスは、少年に犯行を思いとどまるように説得し、少年の気持ちを落ち着かせた。その後ウィリアムスは、少年を車に乗せ、食事をおごったという。少年は拳銃を向けた相手がウィリアムスだと知り、ウィリアムスがフィラデルフィアで慈善事業を熱心に取り組んでいたのを知っていたことで、犯行を思いとどまったのだという。

脚注

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  1. ^ 2010-11 NBA Awards Voting”. Basketball-Reference.com. 2018年6月23日閲覧。
  2. ^ 2011-12 NBA Awards Voting”. Basketball-Reference.com. 2018年6月23日閲覧。
  3. ^ ラプターズのL・ウィリアムズがシックスマン賞を初受賞”. NBA.com (2015年4月21日). 2015年4月22日閲覧。
  4. ^ Raptors' Lou Williams wins 2014-15 Kia NBA Sixth Man Award”. NBA.com (2015年4月21日). 2015年4月22日閲覧。
  5. ^ Sources: Lakers reach deal with Sixth Man of the Year Lou Williams
  6. ^ リポート:レイカーズがL・ウィリアムズ、B・バスと契約合意”. NBA.com. 2015年7月6日閲覧。
  7. ^ Lakers trading Lou Williams to the Houston Rockets
  8. ^ 2016-17 NBA Awards Voting”. Basketball-Reference.com. 2018年6月23日閲覧。
  9. ^ Clippers will trade Chris Paul to Rockets for Dekker, Williams, Beverley, Harrell and a pick
  10. ^ Lou Williams becomes 1st player since MJ to record 30 points and 10 steals” (英語). en:theScore Inc. (2018年1月21日). 2018年6月23日閲覧。
  11. ^ Atlanta Hawks Acquire Veteran Lou Williams From LA Clippers”. NBA.com (March 25, 2021). March 25, 2021閲覧。
  12. ^ Atlanta Hawks Re-Sign Lou Williams”. NBA.com (August 6, 2021). August 6, 2021閲覧。
  13. ^ Lou Williams Stays With Hawks For One-Year, $5M”. Real GM (August 5, 2021). August 5, 2021閲覧。

外部リンク

[編集]