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ルートヴィヒ・フィリップ (プファルツ=ジンメルン公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルートヴィヒ・フィリップ
Ludwig Philipp
プファルツ=ジンメルン=カイザースラウテルン公
在位 1611年 - 1655年

出生 (1602-11-23) 1602年11月23日
神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国
プファルツ選帝侯領ハイデルベルク
死去 (1655-01-08) 1655年1月8日(52歳没)
神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国
ブランデンブルク選帝侯領クロッセン
配偶者 マリー・エレオノーレ・フォン・ブランデンブルク
子女 一覧参照
家名 プファルツ=ジンメルン家
父親 プファルツ選帝侯フリードリヒ4世
母親 ルイーゼ・ユリアナ・ファン・ナッサウ
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ルートヴィヒ・フィリップ・フォン・プファルツ=ジンメルンLudwig Philipp von Pfalz-Simmern, 1602年11月23日 - 1655年1月8日)は、ドイツプファルツ=ジンメルン家の公子で、プファルツ=ジンメルン=カイザースラウテルン公(在位:1611年 - 1655年)。プファルツ選帝侯領の事実上の摂政(Administrator, 在任:1632年 - 1634年)を務めた。

生涯

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プファルツ選帝侯フリードリヒ4世とその妻でオラニエウィレム1世の娘であるルイーゼ・ユリアナの間の末息子として生まれた。1610年に父が死ぬと、兄のフリードリヒ5世が選帝侯位を継いだ一方で、ルートヴィヒは父の遺言によりシュポンハイム伯領Grafschaft Sponheim)とジンメルン公領を与えられたが、これらの所領は1653年に本家の選帝侯家に返上させられた。

フリードリヒ5世がボヘミア王に選出されると兄に随行してボヘミア入りし、1620年の白山の戦いが起きるまではブレスラウ司教領に滞在していた。神聖ローマ皇帝フェルディナント2世の命令でボヘミアがスペイン軍に占領されると、家族とともに亡命者となった。1632年、三十年戦争に介入してきたスウェーデン軍は、占領したジンメルン公領にルートヴィヒを帰還させ、プファルツ選帝侯領の摂政に任命した。しかし1634年にネルトリンゲンの戦いにスウェーデン軍が皇帝軍に敗れると再び故国を追われ、フランケンタールを経由してスダン公領に落ち延びた。三十年戦争が実質的に終戦を迎えると同時に所領のカイザースラウテルンに戻った。

1624年に文芸愛好団体の実りを結ぶ会に入会し、最終的に帰国した直後の1646年にはカイザースラウテルンの市民14人に同会への入会を許可している。

子女

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1631年12月4日にベルリン・ケルン(Cölln)において、ブランデンブルク選帝侯ヨアヒム・フリードリヒの娘マリー・エレオノーレと結婚した。妻は姉エリーザベト・シャルロッテの夫ゲオルク・ヴィルヘルム選帝侯の叔母という姻戚関係であった。夫妻は7人の子女をもうけ、うち2人が成人した。

  • カール・フリードリヒ(1633年 - 1635年)
  • グスタフ・ルートヴィヒ(1634年 - 1635年)
  • カール・フィリップ(1635年 - 1636年)
  • ルートヴィヒ・カジミール(1636年 - 1652年)
  • エリーザベト・マリー・シャルロッテ(1638年 - 1664年) - 1660年、レグニツァ=ブジェク公イェジ3世と結婚
  • ルートヴィヒ・ハインリヒ・モーリッツ(1640年 - 1674年) - プファルツ=ジンメルン=カイザースラウテルン公
  • ルイーゼ・ゾフィー・エレオノーレ(1642年 - 1643年)

参考文献

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  • Jakob Wille (1884). "Ludwig Philipp von Simmern". Allgemeine Deutsche Biographie (ドイツ語). Vol. 19. Leipzig: Duncker & Humblot. pp. 580–581.
  • Klaus Conermann: Die Mitglieder der Fruchtbringenden Gesellschaft 1617–1650. 527 Biographien. Transkription aller handschriftlichen Eintragungen und Kommentare zu den Abbildungen und Texten im Köthener Gesellschaftsbuch. Edition Leipzig, Leipzig 1985, (Fruchtbringende Gesellschaft 3).
  • Ludwig Häusser: Geschichte der Rheinischen Pfalz nach ihren politischen, kirchlichen und literarischen Verhältnissen. Band 2. Mohr, Heidelberg 1845, (2. Nachdruck: Richter, Pirmasens 1970), Originalausgabe online.
  • Volker Rödel: Ludwig Philipp, Pfalzgraf von Simmern. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 15, Duncker & Humblot, Berlin 1987, ISBN 3-428-00196-6, S. 415 f. (電子テキスト版).