ルーク・エヴァンズ
ルーク・エヴァンズ Luke Evans | |
---|---|
2018年 | |
本名 | Luke George Evans |
生年月日 | 1979年4月15日(45歳) |
出生地 | ウェールズ・Aberbargoed |
国籍 | イギリス |
身長 | 183 cm (6' 00") |
職業 | 俳優、モデル[1]、歌手 |
ジャンル | 舞台、映画、ドラマ、ファッション |
活動期間 | 2000年 - |
主な作品 | |
映画
|
ルーク・ジョージ・エヴァンズ(Luke George Evans, 1979年4月15日 - ) は、ウェールズの俳優、歌手、実業家。身長183cm。体重86kg。現在はロンドン在住。ルーク・エヴァンスと表記されることもある。
来歴
[編集]南ウェールズにあるRhymney ValleyのAberbargoedで生まれ、デイビット・エヴァンズとイボンヌ・エヴァンズの間に一人っ子として育つ[2]。17歳の時にカーディフに移り[3]、そこでルイーズ・ライアン監督(歌のコーチ)のもとで学ぶ。奨学金を得て1997年にはキングズクロス、ロンドンにあるThe London Studio Centreにて学び、2000年に卒業する[4]。
2000年から2008年にかけて『レント』『ミス・サイゴン』『アベニューQ』などのウェスト・エンド作品に出演する。
30歳の時に初めて映像作品のオーディションを受け、2010年に『タイタンの戦い』でアポロンを演じ、以来アメリカのメジャー映画に出演するようになる。『インモータルズ -神々の戦い-』ではゼウスを演じた。『ホビット』三部作では弓の達人バルドを演じる[5]。
2012年には北村龍平監督のホラー映画『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』に初主演した。2013年にはイギリスBBCドラマ『大列車強盗』のブルース・レノルズ役にて主演したほか、同年に『ワイルド・スピード EURO MISSION』に悪役オーウェン・ショウ役として出演し、ヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーと共演した。
2014年には『ドラキュラZERO』にヴラド・ツェペシュ役として主演したほか、同年6月にはベン・ウィートリー監督のSF映画『ハイ・ライズ』にリチャード・ワイルダー役としての出演が発表された。
2017年には『美女と野獣』で悪役ガストン役で出演した。
2019年には歌手としてデビュー・アルバム『アット・ラスト』を発表した。2022年には2枚目のアルバム『ア・ソング・フォー・ユー』を発売し、全英アルバムチャートで4位を記録。
2020年、第9回ヴァージン・アトランティック・アティテュード・アワードの年間男性賞に選ばれた[6]。
2024年、ファッションブランドBDXYを設立[7]。ルークとパートナーのフラン、友人でスタイリストのクリストファー・ブラウンによって立ち上げられたこのブランドは男性用下着や水着のみならず蝋燭やアクセサリーなど多彩な品を取り扱っている[8]。
同年、子供時代を描いた自叙伝『Boy from the Valleys: My Unexpected Journey』を出版[9]。
私生活
[編集]俳優として活動し始める早い段階から、ゲイであることを告白している。2002年のインタビューでは、「皆僕がゲイであることを知っているし、それを隠そうと思ったことはない」と答えている[10]。また、告白していることで、俳優としての人生に支障が出たことはないという[11]。
学校を辞めた後の16歳の時に金融会社に入社、20歳年上の上司と交際を始めた。上司が会社をクビになるなどしながらも関係を続けたが、その後年の差によるギャップなどを理由に破局[12]。
2014年から2016年までモデルのジョン・コルタジャレナと交際[13]、2021年からはフラン・トーマスと交際している[14]。
その他
[編集]映画『マー -サイコパスの狂気の地下室-』ではペニスを晒すシーンがあるが、ペニスの部分だけが映されており、本人によるものか、代役によるものなのか分からないと噂を呼んだ。これに対してルークは噂に自ら言及し「さて、映画を見て、あのシーンについて不思議に思った人はいるかな。どのことか分かるだろ」とだけツイート、ペニスが本人によるものかどうかについては口を閉ざした[15]。
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
2005 | Taboo | ビリー | 英2003年公開 | — |
2009 | Don't Press Benjamin's Buttons | ベンジャミンの父親 | 短編映画 | — |
2010 | Cowards and Monsters | ポール | — | |
Sex & Drugs & Rock & Roll | クライヴ・リチャーズ | 日本未公開 | — | |
タイタンの戦い Clash of the Titans |
アポロ | 土田大(劇場公開版) 諏訪部順一(テレビ朝日版) | ||
ロビン・フッド Robbin Hood |
暴漢な保安官 | |||
タマラ・ドゥルー 〜恋のさや当て〜 Tamara Drewe |
アンディ・コブ | |||
2011 | ブリッツ Blitz |
クレイグ・ストークス | 川原慶久 | |
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 The Three Musketeers |
アラミス | 津田健次郎(劇場公開版) 置鮎龍太郎(テレビ朝日版) | ||
インモータルズ -神々の戦い- Immortals |
ゼウス | 東地宏樹 | ||
Flutter | エイドリアン | 日本未公開 | — | |
2012 | 推理作家ポー 最期の5日間 The Raven |
エメット・フィールズ警視 | 宮内敦士 | |
NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ No One Lives |
ドライバー | 津田健次郎 | ||
Ashes | JB | — | ||
ホビット 思いがけない冒険 The Hobbit: An Unexpected Journey |
谷間の町の領主ギリオン | エクステンデッド・エディションのみ | ||
2013 | ワイルド・スピード EURO MISSION Fast & Furious 6 |
オーウェン・ショウ | 東地宏樹 | |
ホビット 竜に奪われた王国 The Hobbit: The Desolation of Smaug |
弓の達人バルド 谷間の町の領主ギリオン |
山路和弘 | ||
2014 | ドラキュラZERO Dracula Untold |
ヴラド公 | 東地宏樹 | |
ホビット 決戦のゆくえ The Hobbit: The Battle of the Five Armies |
弓の達人バルド | 山路和弘 | ||
2015 | ハイ・ライズ High Rise |
リチャード・ワイルダー | 井木順二 | |
ワイルド・スピード SKY MISSION Furious 7 |
オーウェン・ショウ | (台詞なし) | ||
2016 | キングのメッセージ Message from the King |
ポール・ウェントワース | Netflixオリジナル映画 | てらそままさき |
ガール・オン・ザ・トレイン The Girl on the Train |
スコット・ヒプウェル | 東地宏樹 | ||
2017 | 美女と野獣 Beauty and the Beast |
ガストン | [16] | 吉原光夫 |
ワイルド・スピード ICE BREAK The Fate of the Furious |
オーウェン・ショウ | 東地宏樹 | ||
ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密 Professor Marston and the Wonder Women |
ウィリアム・モールトン・マーストン | 日本劇場未公開 | 上田燿司 | |
2018 | 10x10 テン・バイ・テン 10x10 |
ルイス | (吹き替え版なし) | |
ポイズン あるスキャンダルの秘密 State Like Sleep |
エミール | 日本劇場未公開、WOWOWにて放映 別題『夫の秘密』 | ||
2019 | マー -サイコパスの狂気の地下室- Ma |
ベン・ホーキンス | 日本劇場未公開 | 藤沼建人 |
マーダー・ミステリー Murder Mystery |
チャールズ・キャヴェンディッシュ | Netflixオリジナル映画 | 東地宏樹 | |
ANNA/アナ Anna |
アレクセイ | 藤真秀 | ||
アンストッパブル Angel of Mine |
マイク | (吹き替え版なし) | ||
ミッドウェイ Midway |
ウェイド・マクラスキー少佐 | 桐本拓哉 | ||
スタードッグ・アンド・ターボキャット StarDog and TurboCat |
フェリックス | 声の出演 | 関口雄吾 | |
2021 | クライシス Crisis |
ビル・シモンズ | 日本劇場未公開 | 西垣俊作 |
2022 | ピノキオ Pinocchio |
コーチマン | 吉原光夫 | |
スクルージ:クリスマス・キャロル Scrooge: A Christmas Carol |
エベネーザ・スクルージ | 声の出演 | 山路和弘 | |
2023 | Our Son | ニッキー | — | |
ため息に乾杯 Good Grief |
オリヴァー | てらそままさき | ||
2024 | Weekend In Taipei | ジョン・ローラー | ||
5lbs of Pressure | アダム | |||
TBA | World Breaker | ポストプロダクション |
テレビシリーズ
[編集]年 | 題名 | 役名 | 備考 | 吹替 |
---|---|---|---|---|
2013 | 大列車強盗 The Great Train Robbery |
ブルース・レノルズ | ミニシリーズ:2部構成 | |
2018-2020 | エイリアニスト The Alienist |
ジョン・ムーア | NetflixオリジナルTVシリーズ 計18話出演 |
東地宏樹 |
2020-2021 | Crossing Swords | King Merriman | 計20話声の出演 | — |
2021 | ペンブルックシャー・マーダー 21年目の真実 The Pembrokeshire Murders |
スティーヴ・ウィルキンス | ミニシリーズ、計3話出演 | 諏訪部順一 |
ナイン・パーフェクト・ストレンジャー Nine Perfect Strangers |
ラース | ミニシリーズ | (吹き替え版なし) | |
2022-2023 | エコー3 Echo 3 |
バンビ | Apple TV+オリジナル作品 計10話出演 |
東地宏樹 |
TBA | Criminal | トレイシー・ローレス |
ディスコグラフィー
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]タイトル | 詳細 | 最高順位 | 認定 | ||
---|---|---|---|---|---|
UK [17] |
AUS Dig. [18] |
IRE [19] | |||
『アット・ラスト』 - At Last | 11 | 30 | 84 | ||
『ア・ソング・フォー・ユー』- A Song for You |
|
4 | — | — |
サウンドトラック
[編集]タイトル | 発売日 |
---|---|
『美女と野獣』オリジナル・サウンドトラック - Beauty and the Beast | 2017年3月10日 |
シングル
[編集]タイトル | 発売年 | アルバム |
---|---|---|
"Love Is a Battlefield"[23] | 2019 | At Last |
"Changing"[24] | ||
"Horizons Blue"[22] | 2022 | A Song for You |
"Come What May" (featuring Charlotte Church)[25] | ||
"Say Something" (featuring Nicole Kidman)[26] |
ツアー
[編集]- At Last! The Live Tour (2021)[27]
出典
[編集]- ^ IMG Models London MEN
- ^ WalesOnline - Lifestyle - Showbiz - Evans finds himself among the stars
- ^ Luke Evans Interview TAMARA DREWE
- ^ Luke Evans | MYmovies
- ^ Fleming, Mike (2011年6月16日). “Luke Evans To Play Bard in 'The Hobbit'” (英語). Deadline New York. PMC. 2011年8月6日閲覧。
- ^ “2020 Virgin Atlantic Attitude Awards: From Taylor Swift to Luke Evans”. Attitude. Stream Publishing Limited (1 December 2020). 2 December 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。2 December 2020閲覧。
- ^ Chan, Tim (2024年3月19日). “Luke Evans on Foray Into Fashion, Travel Must-Haves and Why Men Should Never Skip Leg Day”. The Hollywood Reporter. 2024年10月16日閲覧。
- ^ Cocharian, Joseph (2024年3月21日). “Luke Evans shares behind the scenes snaps as he discusses new brand BDXY”. Attitude. 2024年10月16日閲覧。
- ^ Larman, Alexander (2024年11月24日). “In brief: Boy from the Valleys; The Wood at Midwinter; A Bird in Winter – review”. The Guardian. 2024年12月16日閲覧。
- ^ Barclay, Paris (2002年9月3日). “Breaking the Taboo”. The Advocate August 4, 2011閲覧。
- ^ “Luke Goes Hardcore”. QX Magazine (July 2004). 2011年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月8日閲覧。
- ^ Hattenstone, Simon (2024年10月26日). “‘I thought I’d die at Armageddon’: Hollywood action hero Luke Evans on growing up gay as a Jehovah’s Witness”. The Guardian. 2024年12月17日閲覧。
- ^ “Luke Evans splits from Jon Kortajarena”. The Times of India. (29 January 2017). オリジナルの15 April 2019時点におけるアーカイブ。 7 December 2018閲覧。
- ^ Phillips, Hedy (9 January 2023). “Luke Evans and Boyfriend Fran Tomas Hit the Miami Shore in Speedos After Red Carpet Debut as Couple”. People. オリジナルの19 July 2023時点におけるアーカイブ。 24 October 2023閲覧。
- ^ Handler, Rachel (2019年6月7日). “Luke Evans Knows You’re Wondering If That’s His Actual Dick in Ma”. Vulture. 2024年12月17日閲覧。
- ^ “ディズニー「美女と野獣」実写版は2017年4月公開、ビジュアル解禁”. 映画ナタリー. (2016年10月18日) 2016年10月18日閲覧。
- ^ “Luke Evans | full Official Chart history”. Official Charts Company. 28 January 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。30 November 2019閲覧。
- ^ “ARIA Australian Top 50 Digital Albums”. Australian Recording Industry Association (2 December 2019). 30 November 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。30 November 2019閲覧。
- ^ “Irish Albums Chart: 29 November 2019”. Irish Recorded Music Association. 28 July 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。30 November 2019閲覧。
- ^ “Luke Evans”. Genius. 19 November 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。20 November 2019閲覧。
- ^ "British certifications – Luke Evans". British Phonographic Industry.
{{cite web}}
: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) Type Luke Evans in the "Search BPI Awards" field and then press Enter. - ^ a b “Horizons Blue, my new single, is out now! Horizons Blue is taken from my new album A Song For You”. Facebook (23 September 2022). 10 October 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。10 October 2022閲覧。
- ^ “Love Is A Battlefield was released #onthisday in 2019 and it was the first single to be taken from my debut album!”. Twitter (October 2022). 10 October 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。10 October 2022閲覧。
- ^ “Luke Evans Changing”. Facebook (23 October 2019). 10 October 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。10 October 2022閲覧。
- ^ “Luke Evans Teams Up with Charlotte Church”. Entertainment Focus (14 October 2022). 14 October 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。14 October 2022閲覧。
- ^ “Listen to Luke Evans and Nicole Kidman become musical icons on new duet 'Say Something'”. EW (26 October 2022). 28 October 2022時点のオリジナルよりアーカイブ。28 October 2022閲覧。
- ^ @thereallukevans (2020年4月7日). "Hey guys, I'm really happy to announce that my postponed tour dates have now been rescheduled!!..." 2020年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2020年6月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- Luke Evans (@thereallukeevans) - Instagram
- Luke Evans (@TheRealLukevans) - X(旧Twitter)
- Luke Evans - YouTubeチャンネル
- Luke Evans (@thereallukeevans) - TikTok
- ルーク・エヴァンス - allcinema
- ルーク・エヴァンス - KINENOTE
- Luke Evans - IMDb
- BDXY 公式サイト