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ルフトシュトローム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルフトシュトローム
欧字表記 Luftstrom[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 セン[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2017年1月31日(7歳)[1]
抹消日 2023年10月5日
キンシャサノキセキ[1]
ハワイアンウインド[1]
母の父 キングカメハメハ[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)サンデーレーシング[1]
調教師 堀宣行美浦[1]
競走成績
生涯成績 14戦3勝
獲得賞金 8784万6000円
勝ち鞍
GII ニュージーランドT 2020年
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ルフトシュトローム(欧字名:Luftstrom2017年1月31日 - )は、日本競走馬[1]2020年ニュージーランドトロフィーの勝ち馬である。

馬名の意味は、ドイツ語で「気流」。

戦績

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2020年1月19日、中山競馬場の新馬戦でデビューし、1着[2][3]。管理する堀宣行は、この勝利でJRA600勝を達成した[4]。続く3月7日中山の3歳1勝クラスでも、ヴェンチュラスターに1馬身差をつけ快勝した[5]。重賞初挑戦となった4月11日のニュージーランドトロフィーでは、後方追走から直線で鋭く脚を伸ばすと、最後は好位から抜け出したシーズンズギフトに半馬身差をつけ、3連勝で重賞初制覇となった[6][7]。NHKマイルカップは4番人気での出走となるが、5着にとどまり連勝がストップした。秋は京成杯オータムハンデキャップで復帰、2番人気に支持されるが殿負けを喫する。このあと年内は出走しなかった。

2021年は4走したが、そのいずれも二桁着順と凡走が続いた。

2022年も年明け初戦となった中山記念は14着、東風ステークスは12着と大敗し、このあと去勢される。去勢明けの京成杯オータムハンデキャップは、流れも向かず11着。続く富士ステークスでは12着に終わり、5歳シーズンを終えた。

2023年は初ダート戦となったバレンタインステークスで始動。後方から追い込んでハセドンの2着と好走した[8]。この後、ノーザンファーム空港牧場で休養していたが、脚部不安のため現役を引退することになった[9]。引退後は乗馬となる予定だが、行先は未定である[10]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2020.01.19 中山 3歳新馬 芝1600m(稍) 16 6 12 003.40(1人) 01着 R1:37.3(35.0) -0.6 0内田博幸 56 (メリディアン) 492
0000.03.07 中山 3歳1勝クラス 芝1600m(良) 8 7 7 001.90(1人) 01着 R1:34.8(34.5) -0.2 0川田将雅 56 (ヴェンチュラスター) 486
0000.04.11 中山 NZT GII 芝1600m(良) 16 6 11 004.60(2人) 01着 R1:33.0(34.2) -0.1 0石橋脩 56 (シーズンズギフト) 482
0000.05.10 東京 NHKマイルC GI 芝1600m(良) 18 7 14 005.90(4人) 05着 R1:33.0(34.0) -0.5 0D.レーン 57 ラウダシオン 482
0000.09.13 中山 京成杯AH GIII 芝1600m(良) 16 1 1 005.10(2人) 16着 R1:35.3(35.9) -1.4 0石橋脩 54 トロワゼトワル 506
2021.04.03 中山 ダービー卿CT GIII 芝1600m(良) 15 2 4 004.50(2人) 13着 R1:33.9(36.0) -1.3 0C.ルメール 56 テルツェット 506
0000.04.25 阪神 マイラーズC GII 芝1600m(良) 15 5 9 021.10(8人) 13着 R1:32.4(34.4) -1.0 0岩田望来 56 ケイデンスコール 492
0000.10.30 阪神 スワンS GII 芝1400m(良) 18 2 4 075.8(15人) 13着 R1:21.6(34.8) -0.9 0岩田望来 56 ダノンファンタジー 498
0000.11.27 東京 キャピタルS L 芝1600m(良) 17 8 16 023.8(10人) 12着 R1:34.0(34.6) -1.0 0R.ムーア 57 プリンスリターン 500
2022.02.27 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 16 5 10 170.0(15人) 14着 R1:49.0(36.8) -2.6 0石橋脩 56 パンサラッサ 504
0000.03.13 中山 東風S L 芝1600m(良) 14 3 4 100.6(13人) 12着 R1:34.9(34.6) -0.8 0石川裕紀人 57 ボンセルヴィーソ 502
0000.09.11 中山 京成杯AH GIII 芝1600m(良) 13 6 10 019.70(8人) 11着 R1:34.2(34.2) -0.6 0横山和生 55 ファルコニア 504
0000.10.22 東京 富士S GII 芝1600m(良) 15 2 4 089.7(12人) 12着 R1:33.4(35.1) -1.4 0横山和生 56 セリフォス 490
2023.02.12 東京 バレンタインS OP ダ1400m(重) 16 8 15 066.3(11人) 02着 R1:22.2(35.6) -0.2 0福永祐一 60 ハセドン 496

血統表

[編集]
ルフトシュトローム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系/ヘイロー系
[§ 2]

*キンシャサノキセキ
2003 黒鹿毛
オーストラリア
父の父
フジキセキ
1992 青鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ミルレーサー Le Fabuleux
Marston's Mill
父の母
*ケルトシャーン
Keltshaan
1994 黒鹿毛
Pleasant Colony His Majesty
Sun Colony
Featherhill Lyphard
Lady Berry

ハワイアンウインド
2009 鹿毛
日本
*キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
母の母
ライクザウインド
2000 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
母系(F-No.) ウインドインハーヘア(IRE)系(FN:2-f) [§ 3]
5代内の近親交配 His Majesty 4 x 5 = 9.38%、Lypahrd 4 x 5 = 9.38%、Northern Dancer 5 x 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [14][15]
  3. ^ [13][15]
  4. ^ [13][15]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m ルフトシュトローム”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月22日閲覧。
  2. ^ “【中山6R新馬戦】ルフトシュトロームが人気に応えて3馬身半差完勝/JRAレース結果”. netkeiba.com (Net Dreamers Co., Ltd.). (2020年1月19日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=166065 2020年4月12日閲覧。 
  3. ^ “【3歳新馬】中山6R 1番人気ルフトシュトロームが好位抜け出しV”. サンケイスポーツ. (2020年1月19日). https://race.sanspo.com/keiba/news/20200119/pog20011913270009-n1.html 2020年4月12日閲覧。 
  4. ^ “堀宣行調教師、JRA通算600勝達成”. 競馬実況web (ラジオNIKKEI). (2020年1月19日). https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/post_19875.html 2020年4月12日閲覧。 
  5. ^ “【3歳1勝クラス】(中山7R) ルフトシュトロームが2戦2勝”. 競馬実況web (ラジオNIKKEI). (2020年3月7日). https://www.radionikkei.jp/keiba_article/news/post_20235.html 2020年4月12日閲覧。 
  6. ^ “【ニュージーランドT】ルフトシュトロームが無傷3連勝で重賞V!/JRAレース結果”. netkeiba.com (Net Dreamers Co., Ltd.). (2020年4月11日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=169866 2020年4月12日閲覧。 
  7. ^ “【ニュージーランドT】ルフトシュトロームが無傷の3連勝で重賞初制覇!”. サンケイスポーツ. (2020年4月11日). https://race.sanspo.com/keiba/news/20200411/pog20041115550008-n1.html 2020年4月12日閲覧。 
  8. ^ 【バレンタインS】ハセドンが4カ月半ぶりを克服してオープン2勝目サンケイスポーツ、2023年2月12日配信・閲覧
  9. ^ 【注目馬動向】ルフトシュトロームが引退 2020年に3連勝でニュージーランドT制覇netkeiba.com、2023年10月3日配信・閲覧
  10. ^ ルフトシュトロームが競走馬登録を抹消日本中央競馬会、2023年10月5日配信・閲覧
  11. ^ ルフトシュトローム 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月22日閲覧。
  12. ^ ルフトシュトロームの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年10月22日閲覧。
  13. ^ a b c ルフトシュトローム 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月12日閲覧。
  14. ^ ルフトシュトローム - Luftstrom - 競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2022年9月16日閲覧。
  15. ^ a b c d ルフトシュトロームの血統表”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月12日閲覧。

外部リンク

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