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ルノーサムスン・QM3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルノー・キャプチャー > ルノーサムスン・QM3
QM3

QM3(キューエムスリー)は、韓国ルノーサムスン自動車が販売していた小型クロスオーバーSUVである。

概要

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コンセプトモデル

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ルノーサムスン・キャプチャー
(釜山モーターショー2012出品車両)

2011年ジュネーヴモーターショーならびに東京モーターショーで披露されたコンセプトカールノー・キャプチャー」をベースに、2012年釜山モーターショーにおいて「ルノーサムスン・キャプチャー」(Renault Samsung Captur )の名で発表された。

日産・ジュークをベースとした小型2ドアクロスオーバー (CUV) であることや、ルーフにカーボンファイバー製の着脱式を採用したこと、22インチアルミホイールガルウイングドアLEDヘッドライトを採用する点など、エンブレム以外はルノー版とほとんど同じである。

なお、キャプチャーは一時期、ルノー三星ギャラリーに展示されていたこともある。

市販モデル

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2013年1月 キャプチャーの市販型の情報が公開され、追って3月のジュネーブモーターショーで発表された[1]

ルノーサムスンからも公式に情報が公開され、同年下半期に発売予定と発表した[2]

市販型は2013年3月のソウルモーターショーならびにメーカー公式サイト上で正式に発表。コンセプトモデル時代の名称をルノーサムスンの車名の法則(アルファベット2文字+車格)に則った名称である「QM3」に変更するとともに、エクステリアも5ドア化など市販向けに修正された。デザインは市販型のキャプチャー同様、ルノーデザイン部のローレンス・ヴァン・デン・アッカーが執りまとめた。 ベースはコンセプトモデル同様にジュークだが、キャプチャーとは違い、サイズやメカニズムの詳細はこの段階では公表されていない[3]

初代(2R型、2013年 - 2019年)

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ルノーサムスンQM3
2013-2017年 フロント
2013-2017年 リア
2017-2019年 フロント
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア クロスオーバーSUV
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン K9K型 直4 1.5Lディーゼル(dCi)
変速機 6速パワーシフトDCT
車両寸法
ホイールベース 2,605mm
全長 4,125mm
全幅 1,780mm
全高 1,565mm
その他
製造国 スペインの旗 スペイン
系譜
後継 ルノー・キャプチャー
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ルノーサムスン最小の車種であり、同時にQM5に次ぐ本格的なSUVとなる。

製造は釜山工場ではなく、キャプチャー同様スペインにあるルノー・バリャドリッド工場で行われるため、ルノーサムスンとしては初の輸入モデルとなる[4]

なお、2013年11月にはティザーサイトによる詳細が発表され、1.5Lディーゼル(dCi)+ゲトラグパワーシフトDCTを採用し、グレードは「SE」(モノトーンカラー)、「LE」「RE」(ともに2トーンカラー)の3種を用意した上で翌12月に発表予定とアナウンスされ[5]、同時に行った1000台限定の事前予約はわずか7分で埋まった。その後、12月28日に正式発表された。

2016年からは、公式サイトやYouTube等で「CAPTURE(CAPTUR) LIFE」(前期型)「CAPTURE(CAPTUR)VIVID LIFE」(後期型)のフレーズを前面に押し出すことで、キャプチャーとの関係性を強調している。

  • 2013年12月28日 - 発表・発売。
  • 2014年12月1日 - 2015モデルを発表。REに新色「マリンブルー」(ルーフ部はホワイト)を追加し、キャプチャーで採用済のインテリアカラーを加え、計3種類としたことで、組み合わせを大幅に拡大。SEには電動格納式ドアミラーを追加。グレード体系およびメカニズムに変更はない。
  • 2015年3月1日 - 「RE」をベースに専用車体色の「ソニックレッド」を纏い、スキッドプレートや路面状況に応じてグリップ力を変えられる「グリップコントロール」を標準装備しながらも価格をそのままとした「RE SIGNATURE」を追加。
  • 2015年11月18日 - 2016モデルに移行。全車にオートストップ&スタートを標準装備としながらも、K9K型エンジンはユーロ6基準をクリアする排ガス性能を満たすように改良したため、燃費は18.5km/Lから17.7km/Lに低下した(その後のランニングチェンジで17.3km/Lに低下)。インテリアはセンターコンソールのデザインを改良して移動式カップホルダーを追加し、フロントシートに角度調整レバーを追加することで使い勝手を向上させた。また、外装色には新色「カーボングレー」も追加された。
  • 2016年11月25日 - 2017モデルに移行。「RE SIGNATURE」に「エトワールホワイト」を追加し、「ソニックレッド」「ショコラブラウン」を加えた3種からの選択制とした。「エトワールホワイト」は専用装備として、ホワイト色がベースの2トーンカラーや電子ルームミラー、シルバー色のスキッドプレート等を備える。
  • 2017年7月26日 - マイナーチェンジ(販売は8月1日より)。変更内容は先に改良を施されたキャプチャーにほぼ準拠。ロシア向けキャプチャーに似たフロントマスクに刷新され、フロントには新たにC型のランプシグネチャーを採り入れたバンパー、「LEDピュアビジョン」と呼ばれるLEDヘッドライト、シーケンシャル(連鎖点灯)タイプのターンランプを採用。リヤコンビレンズにもLEDが採用される。外装のカラーリング、内装の素材、アルミホイールのデザインも変更され、REには新たにクラス初のパノラミックガラスルーフを採用した「REパノラミック」を追加した。メカニズムとスリーサイズに変更はない。
  • 2019年12月 - 販売終了。
  • 2020年5月13日 - 2代目がルノー・キャプチャーとして韓国再上陸。

なお、キャプチャーとの差異として以下の点が挙げられる(前後期共通)。

  • 0.9L/1.2Lガソリンエンジンが非設定
  • フロントグリル内のCIマークとモール(CIマークが収まるように形状変更されている)の変更
  • リヤゲートガーニッシュ(キャプチャーは「CAPTUR」のエンボス加工あり、QM3は無印)
  • 車名エンブレムの追加
  • カラーリング設定    など

グレード

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2018年3月現在

  • SE(Sensible Edition)
  • LE(Luxury Edition)
  • RE(Royal Edition)
  • RE PANORAMIC
  • RE SIGNATURE

車名の由来

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車名の「QM3」はQM5同様、Qは追求という意味の「Quest」、Mはドライブを意味する「Motoring」のそれぞれの頭文字、3は車格を意味する。

脚注

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  1. ^ ルノー、新型車キャプチャーを初公開”. Carview (2013年3月6日). 2013年3月6日閲覧。
  2. ^ ルノーサムスン、小型SUV「キャプチャー」の写真公開”. 中央日報. msn (2013年1月14日). 2013年2月7日閲覧。
  3. ^ 【ソウルモーターショー13】ルノーサムスン、QM3 発表”. response (2013年3月29日). 2013年4月3日閲覧。
  4. ^ 陸揚げならびに納車前検査は釜山工場で行われる。
  5. ^ QM3 Teaserルノーサムスン公式サイト内

関連項目

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外部リンク

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  • QM3前期型 ルノーサムスン公式サイト内
  • NEW QM3後期型 ルノーサムスン公式サイト内
サムスン/ルノーサムスン/ルノーコリア/ルノー ロードカータイムライン 1990年代-
タイプ 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
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  1. ^ https://www.youtube.com/watch?v=40-HlWhJY_k