ルウルウはちいさなともだち
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ルウルウはちいさなともだち | |
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漫画 | |
作者 | 小沢真理 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 別フレ増刊1987年ミステリー特別号、 別冊フレンド1988年2月号、4月号 |
レーベル | 講談社コミックスフレンド |
発表期間 | 1987年 - 1988年 |
巻数 | 全1巻 |
話数 | 全3話 |
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『ルウルウはちいさなともだち』は、小沢真理による日本の漫画作品。1987年から1988年に、『別フレ増刊』『別冊フレンド』(いずれも講談社)に掲載された。読み切り作品のシリーズで全3話。単行本は講談社コミックスフレンドから全1巻。
概要
[編集]メアリー・ノートンによる『床下の小人たち』に登場する借りぐらしと同じ一族の子孫を主人公にした作品。現代の日本で両親や仲間を探す旅をしながら、人間たちと触れ合う様子を描いている。
あらすじ
[編集]病弱な少女・りり子は、自宅で小人の少女・ルウルウと出会う。彼女は、人間の家に住み、さまざまな物を借りながら生活する「借りぐらし」の少女だった。やがて2人は友達となり、ルウルウの両親を捜して横浜に向かうが、離れ離れになってしまう。少年・ヒロミチは、横浜の中華街でルウルウを見つけて家に連れて帰る。次第にルウルウと仲良くなったヒロミチは、母親から昔、小人を森で見たという話を聞き、ルウルウを連れて行くが、はぐれてしまう。森で穴に落ちて困っていたルウルウは、小人のくりとに助けられる。くりとは仲間とはぐれて一人で暮らしていたが、ルウルウと一緒に暮らし始める。北原日和子は、絵を描きに来て森でルウルウたちと出会う。日和子には縁談が持ち上がっていたが、彼女はかつて一度だけ森で会った男性が忘れられずにいた。ルウルウとくりとは力を合わせて日和子と男性を再会させる。
主な登場人物
[編集]- ルウルウ
- 借りぐらしの少女。身長15.5cm、体重450g。ロンドンから柱時計に入って横浜に着いた父と、中国雑貨の店にいた母の間に生まれた。ひらがなの「う」と「し」を左右逆に書いてしまう悪癖がある。物怖じせず人間の前に姿を現し、友達になろうとする。
- りり子(りりこ)
- 千葉県に住む10歳の少女。病弱で学校も休みがち。自分の部屋でルウルウと出会い、仲良くなる。ルウルウの両親を捜すため、横浜にルウルウを連れて行く。
- 大西 裕通(おおにし ひろみち) / ヒロミチ
- 横浜市緑区に住む少年。横浜の中華街でルウルウを見つけて自宅に連れて帰る。自分でルウルウの服を作るなど手先が器用。ルウルウの両親探しを手伝う。
- くりと
- 森の木のうろに住む小人。借りぐらしではなく、生活用品を自作して暮らす。かつては仲間といたが、台風で村が流されて一人暮らし。長い一人暮らしのせいで独り言を言う癖がある。祖父の教えを守って人間を信用していない。
- 北原 日和子(きたはら ひわこ)
- 20歳の女性。大学に通っていたが自宅に連れ戻され、家の事情が理由で親に縁談を勧められている。しかし、かつて一度森で会った髭面の男性が忘れられず、ルウルウたちのいる森に絵を描きに通う。初めてルウルウの姿を見て気絶するほど気が弱い。
書誌情報
[編集]- 小沢真理 『ルウルウはちいさなともだち』 講談社〈講談社コミックスフレンド〉、全1巻、1989年2月13日発売、ISBN 4-06-302759-7[1]
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 単行本奥付による。