リヴィエラ線
リヴィエラ線 | |
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ダウリッシュ駅付近のリヴィエラ線 | |
概要 | |
種別 | Heavy rail |
系統 | ナショナル・レール |
現況 | 運行中 |
所在地 | デヴォン(イギリス) |
起終点 |
エクセター・セント・デイヴィッズ駅 ペイントン駅 |
駅数 | 11 |
運営 | |
開業 | 1846–59 |
所有者 | ネットワーク・レール |
運営者 |
グレート・ウェスタン・レールウェイ クロスカントリー (列車運行会社) |
路線構造 | 本線 |
車両基地 | エクセター車両基地 |
使用車両 | 143形、150形, 158形および43形, 220形, 221形,800形,802形 |
路線諸元 | |
路線総延長 | 28.25マイル (45 km) |
軌間 | 1,435 mm (4 ft 8+1⁄2 in) 標準軌 |
運行速度 | 60 mph (97 km/h)[1] |
リヴィエラ線(英: Riviera Line)はエクセターからダウリッシュ、テインマスを通ってイギリスのリヴィエラと呼ばれるリゾート地、デヴォン州トーベイまでを結ぶイギリスの鉄道路線である。エクセター-プリマス線とサウス・デヴォン鉄道防波堤付近で線路を共有している。ナショナル・レールの戦略経路のうちウェールズ・アンド・ウェスタンルートを構成する[2] 。かつてはルート12(2004-2009年)[1]、Kルート(2014-2019年)を構成していた。
歴史
[編集]エクセターからテインマスまでの鉄道はサウス・デヴォン鉄道によって1846年5月30日に開通し、同年12月30日にニュートン・アボット駅まで延伸された。本線がプリマスまで延伸すると1848年12月18日にニュートン・アボットからトルケー(現・トーレ駅)までの支線が開業した。9年後、これらとは別にダートマス・アンド・トーベイ鉄道が1859年8月2日にペイントン駅まで開業した[3]。
この路線は当初7 ft 0+1⁄4 in (2,140 mm)広軌の単線としてイザムバード・キングダム・ブルネルにより建設された。大気圧鉄道として計画されたがこれは1847年9月13日から1848年9月9日までの約1年間しか使用されなかった[4] 。サウス・デボン鉄道の機関庫は現在でも沿線で見ることができる。線路は1892年5月21日に標準軌に改軌され、数年かけて複線化された。この際テインマス近辺の数カ所のトンネルが撤去されている。
ダートマス・アンド・トルケー鉄道は1872年にサウス・デヴォン鉄道と合併した。この企業は1876年2月1日にグレート・ウェスタン鉄道(GWR)に統合された。GWRは1947年運輸法によって1948年に国有化され、イギリス国鉄の一部となった。
1977年、国有産業に関する特別委員会は国鉄各線の電化を勧告し、1979年までにイギリス国鉄(BR)は2000年までの計画を発表した[5]。ブリストル-エクセター線、エクセター-プリマス線、リヴィエラ線、コーニッシュ本線もこれらに含まれていた[6]。電化計画はジェームズ・キャラハン政権ですすめられたが、マーガレット・サッチャー政権に変わると中断され、復活することはなかった。
民営化後はサウスウェスト・トレインズがウォータールー駅からソールズベリー駅を経由してペイントンやプリマス、ペンザンスへの路線を経営した。2009年12月からはエクセター・セント・デイヴィッズ駅より東側のみの運行となった[7]。
脚注
[編集]- ^ a b “Network Rail Business Plan 2019-2024” (PDF). 11 September 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月21日閲覧。
- ^ “Network Rail Business Plan 2019-2024” (PDF). 2020年8月21日閲覧。
- ^ Gregory, R.H. (1982). The South Devon Railway. Salisbury: Oakwood Press. ISBN 0-85361-286-2
- ^ Kay, Peter (1991). Exeter – Newton Abbot: A Railway History. Sheffield: Platform 5 Publishing. pp. not cited. ISBN 1-872524-42-7
- ^ Central Publicity Unit 1979, pp. 0–2.
- ^ Central Publicity Unit 1979, p. 8.
- ^ “Route Plans 2009 Route 12 Reading to Penzance”. Network Rail. 10 July 2016閲覧。
参考文献
[編集]- Beck, Keith; Copsey, John (1990). The Great Western in South Devon. Didcot: Wild Swan Publications. ISBN 0-906867-90-8
- Central Publicity Unit (Winter 1979). Railway Electrification. ブリティッシュ・レールウェイズ・ボード. pp. 0–2, 8
- Great Western Railway (1924). Number 1 – Paddington to Penzance. Through the Window. London: Great Western Railway. pp. not cited
- Hesp, Martin (7 July 2008). “My magnificent rail journey”. ウエスタンモーニングニュース. オリジナルの25 November 2010時点におけるアーカイブ。 14 July 2008閲覧。
- St John Thomas, David (1973). West Country Railway History. Newton Abbot: David and Charles. ISBN 0-7153-6363-8