ラトゥーシュ=トレヴィル (駆逐艦)
基本情報 | |
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建造所 | DCNロリアン工廠およびブレスト工廠 |
運用者 | フランス海軍 |
艦種 | 駆逐艦 |
級名 | ジョルジュ・レイグ級駆逐艦(F70型) |
艦歴 | |
起工 | 1984年2月15日 |
進水 | 1988年3月19日 |
就役 | 1990年7月16日 |
退役 | 2022年7月1日[1] |
要目 | |
排水量 |
基準 4,010t 満載 4,910t |
全長 | 139.0m |
最大幅 | 15.0m |
吃水 | 5.5m |
機関 |
CODOG方式 2軸推進 オリンパス TM3Bガスタービン × 2基(52,100hp) SEMT ピルスティク16PA6V280ディーゼル × 2基(10,400hp) |
速力 |
30kt(ガスタービン使用) 21kt(ディーゼル使用) |
航続距離 |
1,000 海里 / 30 kt(ガスタービン使用) 10,000 海里 / 15 kt(ディーゼル使用) |
乗員 | 298名 |
兵装 |
Mle 68 100mm単装砲 × 1基 ブレダ=モーゼル 30mm機関砲 × 2基 クロタル短SAM 8連装発射機 × 1基 MM40 SSM 4連装発射機 × 2基 L5 533mm5連装魚雷発射管 × 2基 |
搭載機 | リンクス WG13 Mk.4 × 2機 |
C4ISTAR | SENIT-4 戦術情報処理装置+リンク 11 |
レーダー |
DRBV-26 対空捜索 DRBV-51C 対空対水上 DRBC-32E射撃指揮 × 1基 KH-1007航海レーダー × 2基 |
ソナー |
DUBV-23艦首 DUBV-43C曳航 |
電子戦・ 対抗手段 |
ARBR-16レーダー妨害装置 × 2基 Syllexチャフ発射機 × 2基 AN/SLQ-25対魚雷曳航デコイ |
ラトゥーシュ=トレヴィル(フランス語:Latouche-Tréville, D 646)は、フランス海軍のジョルジュ・レイグ級駆逐艦7番艦(最終艦)。艦名はフランスの海軍中将で、アメリカ独立戦争やフランス革命戦争、ナポレオン戦争で活躍したルイ=ルネ=マドレーヌ・ド・トゥーシュ=トレヴィルに由来し、この名を受け継いだフランス軍艦としては3代目にあたる。
艦歴
[編集]「ラトゥーシュ=トレヴィル」は、DCNブレスト工廠およびロリアン工廠で建造され1984年2月15日に起工、1988年3月19日に進水、1990年7月16日に就役する。
1989年9月30日にソミュールと命名都市の関係を結ぶ。「ラトゥーシュ=トレヴィル」はブレストに配備され対潜戦を主任務とし海洋における諸任務に当たる。
1991年の湾岸戦争や、2002年5月から7月にかけての不朽の自由作戦でアラビア海に展開した。
2004年1月15日に「F796 コマンダン・ビロ」と共にアジア航海を開始する。1月下旬にオマーン・サラーラ、2月上旬にモルディブ・マレ、2月中旬マレーシア・クラン、2月末から3月初旬に日本・横須賀、3月上旬に大韓民国・仁川、3月中旬中華人民共和国・青島、3月下旬シンガポール、4月中旬オーストラリア・フリーマントル、4月末レユニオン、5月にマヨットからジブチに寄港し5月28日にトゥーロンに帰港した。
2006年11月にロンドンを訪問、2008年にはレバノン沖合いにおいて海上阻止行動に従事し、2009年秋にはNATO各国を訪問し帰国後は定期整備に入った。
2022年4月に北大西洋で行われた演習が「ラトゥーシュ=トレヴィル」最後の長距離航海となり、同年7月1日に退役した。本艦の退役で、ジョルジュ・レイグ級駆逐艦は全艦退役した[1]。
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- Latouche-Tréville (D 646) - ウェイバックマシン(2007年10月15日アーカイブ分)海軍公式ページ
- Frégate Latouche-Tréville