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ラッセル第4彗星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラッセル第4彗星
94P/Russell
ラッセル第4彗星。
ラッセル第4彗星。
仮符号・別名 1984 E1, 1984 I, 1984d
1989 X2, 1990 X, 1989g1[1]
分類 周期彗星
発見
発見日 1984年3月7日[1]
発見者 Kenneth S. Russell[1]
発見場所 サイディング・スプリング天文台[1]
軌道要素と性質
元期:TDB 2455519.5(2010年11月19.0日)
軌道長半径 (a) 3.5166 au[1]
近日点距離 (q) 2.2400 au[1]
遠日点距離 (Q) 4.7932 au[1]
離心率 (e) 0.3630[1]
公転周期 (P) 6.59 [1]
軌道傾斜角 (i) 06.183 °[1]
近日点引数 (ω) 92.814 °[1]
昇交点黄経 (Ω) 70.911 °[1]
平均近点角 (M) 35.025 °[1]
前回近日点通過 2016年10月27日[2]
次回近日点通過 2023年5月21日[2]
最小交差距離 1.260 au(地球)[1]
0.456 au(木星)[1]
ティスラン・パラメータ (T jup) 3.003[1]
物理的性質
直径 5.24±0.04 km[3]
自転周期 20.7 時間[1]
絶対等級 (H) 13.2(+コマ[1]
Template (ノート 解説) ■Project

ラッセル第4彗星英語: 94P/Russell)は、太陽系周期彗星である。ティスラン・パラメータが3より大きい点でエンケ彗星と同様であるためETC(Encke-type Comet)に分類される[1]。1984年3月7日にM. Hawkinsが撮影した写真乾板上でKenneth S. Russellが発見した[4]。この写真から、Russellは見かけの等級が13等、尾の長さは5分角と推測した[4]。近日点通過は、発見日前の1984年1月5日だった[2]

遠日点距離は現在4.79 auであり[1]木星の軌道の内側に完全に収まっている[5]

1995年7月、ラッセル第4彗星の半径は約2.6kmで絶対等級は15.1と推定された。この彗星のを楕円体と仮定したとき、長軸と短軸の長さの比は3であり比較的細長い形である[3]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 94P/Russell 4”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c 木下一男 (2017年6月14日). “94P/Russell”. 2022年3月3日閲覧。
  3. ^ a b Snodgrass, C.; Lowry, S. C.; Fitzsimmons, A. (2008). “Optical observations of 23 distant Jupiter Family Comets, including 36P/Whipple at multiple phase angles”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 385 (2): 737-756. arXiv:0712.4204. Bibcode2008MNRAS.385..737S. doi:10.1111/j.1365-2966.2008.12900.x. 
  4. ^ a b Kronk, Gary W.. “94P/Russell 4”. cometography.com. 2022年3月3日閲覧。
  5. ^ 94P/Russell 4 Orbit Viewer”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年3月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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