ラサール・インベストメント・マネージメント
本社所在地 | 米国・イリノイ州シカゴ |
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設立 | 1999年 |
業種 | 投資顧問 |
主要株主 | ジョーンズ・ラング・ラサール |
関係する人物 |
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外部リンク | 公式ウェブサイト |
ラサール・インベストメント・マネージメント (英語: LaSalle Investment Management) は、世界大手の不動産投資会社である。略称はラサール(LaSalle)。
日本においては、不動産ファンドブームの象徴的存在。
概要
[編集]総合不動産サービス企業であるジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)の子会社で、アメリカイリノイ州・シカゴに本部を置く多国籍企業である。
オープンエンド型・クローズドエンド型ファンド、セパレートアカウント、上場証券などの投資エンティティがある。
ラサールは、世界17カ国に24拠点を構え、世界の公的年金基金、企業年金基金、保険会社等の機関投資家の資金運用を行い、総運用資産残高は2020年6月末時点で約650億ドルである[1]。
日本法人
[編集]本社所在地 |
日本 東京都千代田区丸の内1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内14階 |
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法人番号 | 8010001084934 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ラサール不動産投資顧問株式会社(ラサールふどうさんとうしこもんかぶしきがいしゃ)は、ラサール・インベストメント・マネージメントの日本における現地法人である。2012年11月26日に「ラサール インベストメント マネージメント株式会社」から名称変更した。
先進的物流施設などの物流不動産への投資にも取り組んでおり、「ロジポート」ブランドの施設に投資するJ-REITであるラサールロジポート投資法人のスポンサー。
子会社
[編集]- ラサールREITアドバイザーズ株式会社 - ラサールロジポート投資法人の資産運用会社
- ラサール インベストメント アドバイザーズ株式会社 - かつてラサール ジャパン投資法人の資産運用会社であった企業
投資実績等
[編集]- 御堂筋フロントタワー
- 目黒雅叙園 - 2014年8月に森トラストが取得したが、半年後の2015年1月にラサールのSPCに転売される[2]。
- ラサール・ジャパン・プロパティ・ファンド[3](2019年11月~) - オープン・エンド型私募コアファンド
ファンドバブル
[編集]ラサールは、2005年9月に東証に上場したイーアセット投資法人を、2007年に運用会社を買収した。同時に、私募ファンドで運用していた商業施設を576億円でイーアセット投資法人に組み入れ、イーアセット投資法人の運用資産総額を約1200億円と一気に2倍近くに引き上げた[4]。また、条件が整えば、上海などにあるラサールの運用物件をイーアセット投資法人に組み入れることを検討していた。
2008年1月に商号をラサール ジャパン投資法人に変更。その後、リーマンショックの影響を受け、ラサールジャパン投資法人は運用困難に陥り、2010年2月に上場廃止、2010年3月に日本リテールファンド投資法人に吸収合併され消滅した[5]。
脚注
[編集]- ^ 千葉県松戸市で「(仮称)松戸物流センター」を着工~大消費地近接の物流適地に大手EC企業専用物流施設を開発~ - Lasalle
- ^ “呪われた目黒雅叙園、森トラストが買収直後に売却の怪 みずほ銀の債権飛ばしの受け皿か(Business Journal) 赤かぶ”. www.asyura2.com. 2021年7月24日閲覧。
- ^ 11/18/2019 ラサール、オープン・エンド型私募コアファンド 「ラサール・ジャパン・プロパティ・ファンド」運用開始 - Lasalle
- ^ 日経不動産マーケット情報. “【REIT】ラサールがイーアセット投資法人を買収、576億円の物件を供給”. 日経不動産マーケット情報. 2021年7月24日閲覧。
- ^ “REIT DATA”. www.reit-data.com. 2021年7月24日閲覧。
関連項目
[編集]- ジョーンズ・ラング・ラサール (JLL) - 親会社