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ユーリ・ラリオノフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ユーリ・ラリオノフ
Yuri Larionov
フィギュアスケート選手
2011年欧州選手権の表彰式で
生誕 (1986-08-19) 1986年8月19日(38歳)
ノヴォシビルスク
身長 181 cm
選手情報
コーチ ニーナ・モーゼル
ウラジスラフ・ゾフニルスキー
所属クラブ Orlenok ペルミ
ISUパーソナルベストスコア
総合201.612013 GPロステレコム杯
SP71.702014 欧州選手権
FS131.892013 GPロステレコム杯
獲得メダル
フィギュアスケート
欧州選手権
2011 ベルン ペア
2012 シェフィールド ペア
2014 ブダペスト ペア
グランプリファイナル
2012 ソチ ペア
世界ジュニア選手権
2007 オーベルストドルフ ペア

ユーリ・ユリエヴィチ・ラリオノフロシア語: Ю́рий Ю́рьевич Ларио́новロシア語ラテン翻字: Yuri Yurievich Larionov1986年8月19日 - )は、ロシアノヴォシビルスク出身の男性フィギュアスケート選手(ペア)。パートナーはナタリア・ザビアコベラ・バザロワ

2010年バンクーバーオリンピック2014年ソチオリンピックロシア代表、2012年ヨーロッパ選手権2位、2012年グランプリファイナル2位、2012年ロシア選手権優勝、2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権2位。

人物

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2016年に結婚した。2017年12月17日に第1子となる男児が誕生した[1]

経歴

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ロシアのノヴォシビルスクに生まれ、4歳ころにスケートを始めた。やがてベラ・バザロワとペアを結成し、2006-2007年シーズンよりISUジュニアグランプリに参戦を果たした。JGPスピンオブノルウェーで4位、JGP台湾杯で2位となり、初進出のJGPファイナルでは7位となったものの、世界ジュニア選手権では2位となる。

2007-2008年シーズンはISUジュニアグランプリのJGPジョン・カリー記念で優勝、シニアクラスのISUグランプリシリーズスケートアメリカにも参戦し3位と躍進する。しかし優勝を果たしたはずのJGPファイナルで、競技前に実施されたドーピング検査でラリオノフに陽性反応があり[2]失格、2年間の出場停止が課せられた。

出場停止がとけた2009年のロステレコム杯で4位、ロシア選手権で3位になり、ロシア代表としてヨーロッパ選手権バンクーバーオリンピック世界選手権に出場した。

2010-2011シーズン、グランプリシリーズ2戦に初めて出場し、両大会ともに2位。グランプリファイナルに初出場を果たした。ヨーロッパ選手権では銅メダル獲得、世界選手権では5位入賞し前年よりも良い成績を残した。

2011-2012シーズン、ロシア選手権では初優勝。なお、この大会には前回大会の上位2組は出場していなかった。ヨーロッパ選手権では2年連続でメダルを獲得。ロシアの表彰台独占の一翼を担った。

2012-2013シーズン、ネーベルホルン杯のSPでバザロワが臀部を負傷し棄権。一時は手術の可能性もあったが行わなかった[3]。グランプリシリーズは予定通り出場し、ロステレコム杯で2位、NHK杯ではグランプリシリーズ初優勝、2年ぶりに出場のグランプリファイナルでは2位。ロシア選手権は靴のトラブルのために欠場[4]。つづくヨーロッパ選手権は手首の怪我のために欠場[5]。3月にはニーナ・モーゼルにコーチを変更した[6]

2013-2014シーズン、ソチオリンピックでは6位入賞。世界選手権では7位に入るもバザロワとのペア解消を発表した[7]。4月にはエストニアナタリア・ザビアコとのペアを結成した[8]

2014-2015シーズン、ロシア選手権では7位。2月のカップオブロシアファイナルの前には痛みがあり練習することが出来ず、病院に行ったところ皮膚筋炎で最低でも全治6ヶ月との診断を受けた[9]。シーズン終了後、ザビアコとのペアを解散した[10]

主な戦績

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大会/年 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15
冬季オリンピック 11 6
世界選手権 8 5 6 7 7
欧州選手権 5 3 2 3
世界国別対抗戦 1
ロシア選手権 7 6 3 3 1 2 7
GPファイナル 5 2
GPエリック杯 2 2 4
GPロステレコム杯 4 2 2
GP NHK杯 2 1
GPスケートアメリカ 3 5
NRW杯 1
ネーベルホルン杯 1 2 棄権
世界Jr.選手権 2
JGPファイナル 7 失格
JGP J.カリー記念 1
JGP B.シュベルター杯 2
JGP台湾杯 2
JGP S.ノルウェー 4

詳細

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2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年12月24日 - 28日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 5
59.96
7
106.07
7
166.03
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月24日 - 30日 2014年世界フィギュアスケート選手権さいたま 7
67.41
6
122.03
7
189.44
2014年2月6日 - 22日 ソチオリンピックソチ 8
69.66
6
129.94
6
199.60
2014年1月13日 - 19日 2014年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ブダペスト 3
71.70
3
129.91
3
201.61
2013年12月22日 - 27日 ロシアフィギュアスケート選手権ソチ 2
75.08
1
138.94
2
214.02
2013年12月3日 - 8日 2013年NRW杯ドルトムント 1
63.05
1
115.70
1
178.75
2013年11月22日 - 24日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 2
69.72
2
131.89
2
201.61
2013年11月15日 - 17日 ISUグランプリシリーズ エリックボンパール杯パリ 3
65.67
5
114.40
4
180.07
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年3月10日 - 17日 2013年世界フィギュアスケート選手権ロンドン 7
61.91
6
122.81
7
184.72
2012年12月6日 - 9日 2012/2013 ISUグランプリファイナルソチ 2
70.14
1
131.46
2
201.60
2012年11月23日 - 25日 ISUグランプリシリーズ NHK杯利府 1
65.61
1
126.41
1
192.02
2012年11月9日 - 11日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 2
66.02
2
125.06
2
191.08
2012年9月27日 - 29日 2012年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 4
52.43
- 棄権
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年4月19日 - 22日 2012年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 2
62.02
1
118.68
1
180.70
2012年3月26日 - 4月1日 2012年世界フィギュアスケート選手権ニース 4
65.02
7
118.66
6
183.68
2012年1月23日 - 29日 2012年ヨーロッパフィギュアスケート選手権シェフィールド 2
66.89
2
126.90
2
193.79
2011年12月24日 - 28日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 1
68.83
1
126.03
1
194.86
2011年11月18日 - 20日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 3
59.06
2
125.85
2
184.91
2011年10月21日 - 23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカオンタリオ 3
59.62
5
114.32
5
173.94
2011年9月22日 - 24日 2011年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 4
52.50
2
112.73
2
165.23
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年4月24日 - 5月1日 2011年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 4
64.64
5
122.49
5
187.13
2011年1月24日 - 30日 2011年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ベルン 3
62.89
3
125.35
3
188.24
2010年12月25日 - 29日 ロシアフィギュアスケート選手権サランスク 3
67.83
3
127.94
3
195.77
2010年12月9日 - 12日 2010/2011 ISUグランプリファイナル北京 3
63.86
5
112.94
5
176.80
2010年11月26日 - 28日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 2
64.18
2
118.82
2
183.00
2010年10月22日 - 24日 ISUグランプリシリーズ NHK杯名古屋 2
60.16
2
113.67
2
173.83
2010年9月22日 - 25日 2010年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 1
57.30
1
108.00
1
165.30
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年3月22日 - 28日 2010年世界フィギュアスケート選手権トリノ 7
59.78
8
112.26
8
172.04
2010年2月12日 - 28日 バンクーバーオリンピックバンクーバー 12
56.54
11
106.96
11
151.83
2010年1月18日 - 24日 2010年ヨーロッパフィギュアスケート選手権タリン 5
55.84
6
104.00
5
163.50
2009年12月25日 - 26日 ロシアフィギュアスケート選手権サンクトペテルブルク 3
62.26
3
116.39
3
178.65
2009年10月22日 - 25日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 4
54.42
3
101.86
4
156.28
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年1月3日 - 7日 ロシアフィギュアスケート選手権サンクトペテルブルク 3
57.47
6
91.26
6
148.73
2007年12月6日 - 9日 2007/2008 ISUジュニアグランプリファイナルグダニスク 1
58.45
1
98.90
失格
2007年10月25日 - 28日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレディング 3
56.76
3
102.82
3
159.58
2007年10月18日 - 21日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 1
51.85
1
87.47
1
139.32
2007年10月10日 - 14日 ISUジュニアグランプリ ブラオエン・シュベルター杯ケムニッツ 1
51.33
2
77.46
2
128.79
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年2月26日 - 3月4日 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権オーベルストドルフ 2
55.06
3
92.25
2
147.31
2007年1月4日 - 7日 ロシアフィギュアスケート選手権モスクワ 7
48.92
8
88.61
7
137.53
2006年12月7日 - 10日 2006/3007 ISUジュニアグランプリファイナルソフィア 4
47.37
8
77.79
7
125.16
2006年10月12日 - 15日 ISUジュニアグランプリ 台湾杯台北 1
48.95
2
86.83
2
135.78
2006年9月28日 - 10月1日 ISUジュニアグランプリ スピンオブノルウェーオスロ 6
40.97
3
75.49
4
116.46

プログラム使用曲

[編集]
シーズン SP FS EX
2014-2015 All I Ask of You ミュージカル『オペラ座の怪人』より
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
Requiem pour un fou
ボーカル:ララ・ファビアン
2013-2014[11] テーマ:古びた写真
映画『ライフ・イズ・ビューティフル』サウンドトラックより
作曲:ニコラ・ピオヴァーニ
ティティナ 映画『モダン・タイムス』サウンドトラックより
演奏:スタンリー・ブラック
Paris By Night
作曲:ボブ・サンクラー
だったん人の踊り 歌劇『イーゴリ公』より
作曲:アレクサンドル・ボロディン
歌劇『トスカ』より
作曲:ジャコモ・プッチーニ
編曲:マキシム・ロドリゲス
2012-2013 愛の夢
作曲:フランツ・リスト
振付:タチアナ・タラソワ
バレエ『スパルタクス』より
作曲:アラム・ハチャトゥリアン
振付:イーゴリ・シュピリバンドマリナ・ズエワ
Remember 映画『トロイ』より
ボーカル:ジョシュ・グローバン、ターニャ・カロフスカ
2011-2012 歌劇『トスカ』より
作曲:ジャコモ・プッチーニ
編曲:マキシム・ロドリゲス
映画『ドクトル・ジバゴ』より
作曲:モーリス・ジャール
2010-2011 アダージョ
作曲:シークレット・ガーデン
映画『仮面の男』より
作曲:ニック・グレニー=スミス
2009-2010 sadness
作曲:イーゴリ・カメンスキー
映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』サウンドトラックより
作曲:ジョン・ウィリアムズ
映画『Tale of Wandering』サウンドトラックより
作曲:アルフレート・シュニトケ
2008-2009 映画『アルティメットウェポン』より
作曲:アレクセイ・シェリギン
映画『エラゴン』より
作曲:パトリック・ドイル
2007-2008 映画『ある愛の詩』より
作曲:フランシス・レイ
映画『アメリ』より
作曲:ヤン・ティルセン

脚注

[編集]
  1. ^ ユーリ・ラリオノフのInstagram 2017年12月18日の投稿
  2. ^ http://www.juniorworlds2008.com/?go=news&p=more&newsId=9
  3. ^ Юрий Ларионов: к счастью, операция Вере не потребовалась
  4. ^ Фигуристы Базарова/Ларионов не выступят на ЧР из-за проблем с ботинком
  5. ^ Горшков: Базарова и Ларионов не выступят на ЧЕ из-за травмы партнёра
  6. ^ Мозер будет тренировать Базарову и Ларионова
  7. ^ Тренер Нина Мозер: фигуристы Вера Базарова и Юрий Ларионов не будут выступать вместе
  8. ^ Партнершей Ларионова будет Забияко
  9. ^ Юрий Ларионов: «Из-за травмы придется пропустить полгода»
  10. ^ Горшков подтвердил образование новой спортивной пары фигуристов Забияко/Энберт
  11. ^ Новости фигурного катания в России сегодня, 14 августа

外部リンク

[編集]