ユズキカズ
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ユズキ カズ(1954年[要出典] - 2024年9月10日)は、日本の漫画家。静岡県榛原郡相良町(現・牧之原市)出身。静岡県立相良高等学校卒業。[要出典]
来歴
[編集]高校卒業後、東京で28歳まで日本料理の板前修業一筋に歩むが、そのころ読んだつげ義春に影響され、独自に漫画を描き始める。[要出典]
1981年、「シカゴパレス」が『ガロ』に採用されてデビュー。その後、『COMICばく』などに作品を発表[1]。
1986年、初の作品集「枇杷の樹の下で」を刊行、商業主義に毒されていない作風が話題となる[2]。
2010年ごろや2021年に至っても『アックス』執筆作家の一員として扱われている[3]。
2024年9月10日に死去。70歳没[4]。
作品リスト
[編集]書籍
[編集]- 『枇杷の樹の下で』日本文芸社、1986年2月、ISBN 4-537-03011-9
- 『枇杷の樹の下で』青林工藝舎、2001年9月25日初版発行[5]、ISBN 4-88379-090-8 ※1986年版と収録作品が一部異なる(「夏の庭-ヘチマ娘危機一髪」追加[5])
- 『天幕の街』(東京三世社、1987年)ASIN: B00A39DXYS
- 『水街』日本文華社、1990年10月1日初版発行、ISBN 4-82119-317-5
- 『水街』青林工藝舎、2003年8月30日初版発行[6]、ISBN 4-88379-134-3
- 『マハラジャ日和』(河出書房新社、1993年5月、ISBN 4-309-72536-8
- 『ヤナギホールで会おう』青林工藝舎、2022年3月31日初版発行[7]、ISBN 978-4-88379-494-2
- 『映画館挿絵画集 シカゴ館』青林工藝舎、2022年3月31日初版発行、限定200部
読み切り
[編集]アンソロジー
[編集]- 『セーラー服コンプレックス』ワイズ出版、2012年4月[9]
その他
[編集]イベント
[編集]- 展覧会「鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界」(2018年5月19日 - 6月3日[11]、東京都ビリケンギャラリー開催[11]) - 参加[11]
- 企画展「天幕の街」(2019年10月26日 - 11月10日[12]、東京都ビリケンギャラリー開催[12]) - 参加[12]
- 『アックス』とビリケンギャラリーのコラボ展「私の映画館展」(2021年3月20日 - 4月4日[13]、東京都ビリケンギャラリー開催[13]) - 参加[13]
- 『ヤナギホールで会おう』 出版記念展(2022年3月26日 - 4月10日、東京都ビリケンギャラリー開催)
脚注
[編集]- ^ 『COMICばく』NO.3(日本文芸社)
- ^ 『漫画家・アニメ作家人名事典』 日外アソシエーツ、1997年4月21日発行。
- ^ “根本、福満ら59名が参加。アックス、大規模展覧会を開催”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年1月19日) 2022年3月20日閲覧。
- ^ “Le mangaka Kazu Yuzuki est décédé” (フランス語). manga-news.com (2024年9月17日). 2024年9月18日閲覧。
- ^ a b “枇杷の樹の下で ユズキカズ”. 青林工藝舎. 2022年3月20日閲覧。
- ^ “水街 ユズキカズ”. 青林工藝舎. 2022年3月20日閲覧。
- ^ “ヤナギホールで会おう ユズキカズ”. アックスストア. 青林工藝舎. 2022年3月22日閲覧。
- ^ “アックス vol.147”. アックスストア. 青林工藝舎. 2022年6月24日閲覧。
- ^ “吾妻ひでお、江口寿史ら参加、セーラー服がテーマの作品集”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年4月17日) 2022年3月20日閲覧。
- ^ a b “アックスつげ義春特集で林静一、池上遼一、南伸坊が座談会、寄稿イラストも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年10月25日) 2022年3月20日閲覧。
- ^ a b c “「鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界」展、青木俊直や森泉岳土ら22名が参加”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年5月15日) 2022年3月20日閲覧。
- ^ a b c “青木俊直、近藤ようこ、島田虎之介、森泉岳土ら28名が「天幕の街」描く企画展”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年10月25日) 2022年3月20日閲覧。
- ^ a b c “「私の映画館展」アックスゆかりの作家陣35組余が大好きな映画をオマージュ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月19日) 2022年3月20日閲覧。