ヤマフジ
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ヤマフジ Wisteria brachybotrys | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Wisteria brachybotrys
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Wisteria brachybotrys Siebold et Zucc. (1839)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヤマフジ(山藤)、ノフジ(野藤) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
品種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヤマフジ(山藤[3]、学名: Wisteria brachybotrys)は、マメ科フジ属のつる性落葉木本。別名、フジ(藤)[3]、ノフジ(野藤)[4]ともいう。
特徴
[編集]落葉藤本[3]。つる性の植物で、他の木に巻きついて大きく成長する。蔓は上から見ると左回り(左巻き)で[3]、フジ(ノダフジ)とは逆である。葉は奇数羽状複葉で、小葉が4 - 6対つく。小葉は長さ4 - 6センチメートルの卵状長楕円形[3]。
花期は4 - 5月[3]。花は淡紫色で、花序はフジ(ノダフジ)に比較して短いが花色は濃く、やや大きい[3]。花序は長さ10 - 20センチメートル、花は20 - 30ミリメートルの蝶形花[3]。果期は9 - 10月[3]。果実は豆果で、長さ15 - 20センチメートルになる[3]。
花色が白い品種にシロバナヤマフジ(白花山藤)、園芸品種にムラサキカピタン(紫花美短)、シロカピタン(白花美短)がある[3]。
なお、フジの野生品、あるいは山にあるフジ、ということでフジのことをヤマフジという事例があり、ネット上ではそのような誤用が結構見られるので注意を要する。
分布・生育地
[編集]日本固有種[4]で、本州中部地方以西・四国・九州(暖帯)の山野に自生する[3]。観賞用に庭などにも植えられる[3]。
利用
[編集]脚注
[編集]- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Wisteria brachybotrys Siebold et Zucc. ヤマフジ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月24日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Wisteria brachybotrys Siebold et Zucc. f. albiflora (Makino) J.Compton et Lack”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年8月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 23.
- ^ a b 『樹に咲く花 離弁花2』、96頁。
参考文献
[編集]- 西田尚道監修 学習研究社編『日本の樹木』学習研究社〈増補改訂ベストフィールド図鑑 5〉、2009年8月4日、23頁。ISBN 978-4-05-403844-8。
- 茂木透写真『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2000年、96-97頁。ISBN 4-635-07004-2。
- 尼川大録、長田武正『検索入門樹木 : 総合版』保育社、2011年(原著1988年)、340頁。ISBN 978-4-586-31055-5。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- "Wisteria brachybotrys". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Wisteria brachybotrys" - Encyclopedia of Life
- 波田善夫. “ヤマフジ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学総合情報学部. 2012年2月11日閲覧。
- 福原達人. “フジとマメ科の蝶形花”. 植物形態学. 福岡教育大学教育学部. 2012年2月11日閲覧。