コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

モッツァレラチーズゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

モッツァレラチーズゲームは、道具を用いないパーティーゲームの一種。宴会コンパの席などで多人数で行うゲームの一つで、場の雰囲気が盛り上がった中で行われる。

ルール

[編集]

複数人で集まり、始まりの人を1人選ぶ。始まりの人から時計回りに順番に「モッツァレラチーズ」と言っていくが、前の人よりもハイテンションでなければならないゲーム。

ハイテンションになっているかどうかの判断はその場にいる全員で行い、ハイテンションになっていないと判断されると脱落となる[1]

流行

[編集]

2013年4月、リアリティ番組テラスハウス』(フジテレビ)で出演者の宮城大樹が本ゲームで遊ぶことを持ち掛けたこと[2]から広く知られるようになる[注 1]。同時期に「飲み会ゲーム まとめwiki」というwikiサイトに本ゲームのルールが掲載され、2014年11月にTwitter上でそれを取り上げたツイートが拡散されたことで、「人を狂わせる闇の遊戯」「恐ろしいゲーム」だと話題になって、更に広く知られるようになった[3]

ゲームを継続させるには羞恥心を相当捨てなければならず、酒酔い状態になる飲み会合コン向けのゲームとして紹介されていたが、以降は中高生の間でも流行し[4][5]、2020年代には小学生向けレクリエーションを紹介する書籍で本ゲームが取り扱われることさえある[6]YouTuberによる動画が投稿されるようになったり、バラエティ番組でも扱われるようになったりし、AKB48のメンバーやジャニーズ事務所所属タレントといったアイドルが行うものは特に話題となっている[7][8][9]

備考

[編集]

言うワードに「モッツァレラチーズ」が用いられている理由は明確になっていないが、マイナビの合コンゲームについての記事では、居酒屋で本物のモッツァレラチーズを注文した上で本ゲームを行うと臨場感が増すかもしれないと紹介されている[1]

バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)のコーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」では、2018年・2019年にレギュラー出演していた中島健人Sexy Zone)の決め台詞である「セクシーサンキュー」を言うワードにした「セクシーサンキューゲーム」が遊ばれていた[10]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 宮城が考案したゲームというわけでなく、ネット上では2009年頃には本ゲームの存在が確認できる。

出典

[編集]
  1. ^ a b 山本莉会 (2013年3月19日). “コンパの帝王に聞く! 絶対盛り上がる最新合コンゲーム”. フレッシャーズ マイナビ 学生の窓口. p. 3. 2020年7月24日閲覧。
  2. ^ 敗者は罰ゲーム!「モッツァレラチーズゲーム」に挑戦! (YouTube) (日本語). terracehousech. 16 April 2013. 2023年1月17日閲覧
  3. ^ 人を狂わせる闇の遊戯「モッツァレラチーズゲーム」が話題に 「やばいやばい」「恐ろしいゲームだ」」『ねとらぼ』2014年11月24日。2020年7月24日閲覧。
  4. ^ 面白くて危険!?謎のゲーム『モッツァレラチーズゲーム』がウケる(笑)”. ドーラ (2016年10月28日). 2020年7月24日閲覧。
  5. ^ GENERATIONS、高校生たちとモッツァレラチーズゲーム」『BARKS』2017年4月10日。2020年7月24日閲覧。
  6. ^ 永田智, 原宿, 加藤亮, ARuFa, ダ・ヴィンチ・恐山 (出演者) (18 October 2022). 学校とかでやってた「レク」を大人になった今試す、そんな秋。 (YouTube). オモコロチャンネル (バーグハンバーグバーグ). 2022年10月19日閲覧
  7. ^ 関ジャニ∞錦戸、丸山らが“モッツァレラチーズゲーム”で大狂乱!」『ザテレビジョン』2017年3月16日。2020年7月24日閲覧。
  8. ^ 叶姉妹のセクシー下着に松本が大興奮!? AKB内で流行の“モッツァレラチーズゲーム”とは? 『ダウンタウンDXDX』」『music.jpニュース』2018年11月15日。2020年7月24日閲覧。
  9. ^ 城島茂と大野智のハイテンション対決!? リーダー2人の「モッツァレラチーズゲーム」が全力すぎる」『エンタMEGA』2019年12月22日。2020年7月24日閲覧。
  10. ^ 中島健人:“新時代のアイドル”として示す存在感 カギは“SNS映え”する“ケンティーワード”にあり?」『まんたんウェブ』2020年6月6日。2020年7月24日閲覧。

外部リンク

[編集]