ムームー (企業)
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種類 | 株式会社 |
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略称 | ムームー |
設立 | 1995年 |
法人番号 | 4011101044955 |
代表者 | 森川幸人 |
特記事項:2021年2月に解散。 |
株式会社ムームー(英: Muu Muu co.,ltd.)は、かつて存在した日本のゲーム開発会社。
概要
[編集]代表となる森川幸人がCG制作で参加していたテレビ番組「ウゴウゴルーガ」がPlayStation開発関係者の目に留まったことがきっかけで1995年に設立された。設立当初の社名は「有限会社ムームー」[1][2]。
初期はPlayStationを中心にコンシューマーゲーム機用ソフトの開発を行なっていたが、後年はもっぱらスマートフォン用アプリの開発が主となっていた[3]。独特の世界観を持った作品が特徴で、ムームー星人、キーウィ、ヒヨコちゃん、ドクターYなど複数のシリーズに共通して登場するキャラクターも存在する。特に社名を冠したムームー星人はPlayStation CLUBのCD-ROMマガジンである「プレプレ」の初期の号でメインキャラクターを務めるなど、最初期のPlayStationにおいてソニー・コンピュータエンタテインメントの看板キャラクター的な扱われ方をされていた。
がんばれ森川君2号、アストロノーカなどAI技術を活用したゲームも多く、後に森川はムームー時代のノウハウを活かしてゲームAI専業を謳う新会社「モリカトロン」を立ち上げている[4][5]。
主な作品
[編集]- ジャンピングフラッシュ!シリーズ(1995年 - )
- PlayStation用ソフト。エグザクトとの共同開発。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント
- がんばれ森川君2号(1997年)
- PlayStation用ソフト。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント
- アストロノーカ(1998年)
- ここ掘れ!プッカ(2000年)
- PlayStation用ソフト。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント
- コスモぐらし(2003年)
- Windows用ソフト。マイクロビジョン、コミュニティーエンジンとの共同開発。発売元はエニックス
- くまうた(2003年)
- PlayStation 2用ソフト。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント
- 福福の島(2005年)
- PlayStation Portable用ソフト。発売元はソニー・コンピュータエンタテインメント
- ガラクテイル(2006年)
- タシテン +たして10にする物語+(2007年)
- ニンテンドーDS用ソフト。発売元は任天堂
- つくってうたう さるバンド(2007年)
- ニンテンドーDSiウェア。発売元は任天堂
- ネコがきたシリーズ(2012年 - )
- スマートフォン用アプリ。自社名義による配信
- にゃんこ将軍あばれ旅(2016年)
- スマートフォン用アプリ。自社名義による配信
- いっぱい!どうぶつこいこい(2018年)
- スマートフォン用アプリ。自社名義による配信
脚注
[編集]- ^ “森川 幸人 プロフィール”. ほぼ日刊イトイ新聞. 2023年1月15日閲覧。
- ^ “AIのソムリエとして、ゲーム業界をサポート”. つくばウェイ (2019年8月19日). 2023年1月15日閲覧。
- ^ “プロダクト”. 株式会社ムームー. 2022年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月15日閲覧。
- ^ “「日本初」ゲームAI専業会社 「がんばれ森川君2号」の森川幸人氏が起業”. ITmedia NEWS (2017年8月16日). 2023年1月15日閲覧。
- ^ “マリオに「自力でクリアしてよ」と思っていた──AIそのものをゲームにした世界最高峰のゲームAI誕生秘話──『がんばれ森川君2号』、『アストロノーカ』、『くまうた』制作者・森川幸人氏インタビュー【聞き手:三宅陽一郎】”. 電ファミニコゲーマー (2019年4月24日). 2023年1月15日閲覧。