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ミノールカメレオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミノールカメレオン
ミノールカメレオン
ミノールカメレオン(メス) Furcifer minor
保全状況評価[a 1][a 2]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: カメレオン科 Chamaeleonidae
亜科 : カメレオン亜科 Chameleoninae
: フサエカメレオン属 Furcifer
: ミノールカメレオン F. minor
学名
Furcifer minor (Günther, 1879)
シノニム

Chamaeleo minor Günther, 1879 Brookesia minor

和名
ミノールカメレオン
英名
Southcentral chameleon

ミノールカメレオン学名Furcifer minor)は、カメレオン科フサエカメレオン属に分類されるトカゲ

分布

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マダガスカル中南部[1][2][3]固有種

形態

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全長オス21-24センチメートル、メス14-16センチメートル[3]。頭胴長オス9.5-11センチメートル、メス5.8-7.5センチメートル[1]。種小名minorは「より小さい」の意[3]。後頭部の突起(冠突起、カスク)があまり発達せず、背面の正中線に沿って並ぶ刺状鱗(背稜、クレスト)もあまり発達しない[1]。黄色い斑点や帯模様が入る[1][2]

オスは吻端に扁平な2本の角がある[1]。体色は赤褐色や黄褐色で、黄色い斑点や帯模様が不明瞭[1]。メスの体色は緑色や黒で、上半身側面に赤や青、紫色の眼状斑が入る[1][2]

生態

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乾燥したサバンナに生息する[3]。樹上棲[1]昼行性[1][3]

食性は動物食で、主に昆虫などを食べると考えられている[1]

4月に体内に12個の卵を持ったメスが確認された例がある[1][2]

人間との関係

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分布が限定的で、開発による生息地の破壊などによる生息数の減少が懸念されている[1]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、126、238頁。
  2. ^ a b c d 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、49頁。
  3. ^ a b c d e 千石正一 「カメレオンの分類」『クリーパー』第12号、クリーパー社、2002年、7頁。

外部リンク

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  1. ^ CITES homepage
  2. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Madagascar Reptile & Amphibian Specialist Group 1996. Furcifer minor. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.1.