ミスターセキグチ
ミスターセキグチ | |
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現役期間 | 2006年 - 2007年 |
欧字表記 | Mr. Sekiguchi |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 2003年1月28日 |
父 | Storm Cat |
母 | Welcome Surprise |
母の父 | Seeking the Gold |
生国 | アメリカ合衆国(ケンタッキー州[1]) |
生産者 | William S. Farish and W. S. Kilroy[1] |
馬主 | 関口房朗 |
調教師 | ボブ・バファート[2][1][3] |
競走成績 | |
生涯成績 | 4戦2勝[4][1][5][6][7] |
獲得賞金 | 85,800ドル[6] |
ミスターセキグチ (Mr. Sekiguchi) とはアメリカ生まれ[4][1]の競走馬である。2004年9月[8]、キーンランドセプテンバーセールで[8][3][1][6][7]、日本人の森秀行により[8][1]、(当時の)同セール史上最高額となる[8]800万ドル[8][3][1][6][7](約8億8000万円[8])で落札された。引退後に種牡馬となった。
競走馬時代
[編集]関口房朗が馬主となり[4][1]、管理調教師のボブ・バファートにより[2]「ミスターセキグチ」と名付けられた本馬は、2006年(3歳)、2月18日にサンタアニタ競馬場でデビュー[9]。ダート5.5ハロンのレースであった[9]が、ゴール前で同じ厩舎の馬であるライジングレートに交わされ2着だった[9]。4月8日、デビュー2戦目となるダート6.5ハロン戦で初勝利を挙げた[10]。しかしその後は長期休養することになった。
4歳となった2007年1月7日、約9か月ぶりにレースへ出走しクビ差2着となり[11]、3月2日に[12][1]ダート[12]7ハロンのアローワンス競走で2勝目を挙げた[12][1]。その後は脛骨の負傷[1][7]により、復帰することなく引退した[4]。
種牡馬時代
[編集]2008年からアメリカ・ケンタッキー州のヒルンデイルファームで種牡馬となる[1][4]。初年度の種付け料は5000ドル[1](当時約57万円[4])で、97頭に種付けしている[6][7]。2010年の種付けシーズン前にフロリダ州のブライドルウッドファームに移動した[5][7]。2011年に初年度産駒がデビューし、5月27日に初勝利を挙げている[3]。2012年はカナダ・オンタリオ州にあるパークスタッドにて繋養される[13]。
おもな産駒
[編集]- Rose and Shine(2011年カナダ・プリンセスエリザベスステークス[14])
母父としてのおもな産駒
[編集]血統表
[編集]ミスターセキグチの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ストームキャット系 |
[§ 2] | ||
父 Storm Cat 1983 黒鹿毛 |
父の父 Storm Bird1978 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
South Ocean | New Providence | |||
Shining Sun | ||||
父の母 Terlingua1976 栗毛 |
Secretariat | Bold Ruler | ||
Somethingroyal | ||||
Crimson Saint | Crimson Satan | |||
Bolero Rose | ||||
母 Welcome Surprise 1997 |
Seeking the Gold 1985 鹿毛 |
Mr.Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Con Game | Buckpasser | |||
Broadway | ||||
母の母 Weekend Surprise1980 鹿毛 |
Secretariat | Bold Ruler | ||
Somethingroyal | ||||
Lassie Dear | Buckpasser | |||
Gay Missile F-No.3-l | ||||
母系(F-No.) | 3号族(FN:3-l) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Secretariat3×3=25.00%、Buckpasser4×4=12.50%、Native Dancer5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
母はドッグウッドステークス (G3) 勝ち馬[2][6]。伯父(母の兄弟[1][3])にサマースコール (Summer Squall) [1][2][5][7]やエーピーインディ (A.P. Indy) [1][2][3][7]らがいる。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “NEWS「Mr. Sekiguchi to stand at Hill ‘n’ Dale」” (英語). Thoroughbred Times (2007年10月30日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e “9億円馬、その名はミスターセキグチ”. netkeiba.com (2006年1月23日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e f Blood-Horse Staff (2011年5月27日). “Mr. Sekiguchi Sires First Winner” (英語). BloodHorse.com. 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “9億円馬ミスターセキグチが引退、種牡馬入り”. netkeiba.com (2007年10月31日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c “Mr. Sekiguchi to Bridlewood” (英語). BloodHorse.com (2009年10月1日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “Mr. Sekiguchi” (英語). Park Stud. 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “Mr. Sekiguchi to Bridlewood” (英語). Bridlewood Farm (2009年10月2日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “記録ずくめのキーンランドセールが終了”. netkeiba.com (2004年9月28日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c “ミスターセキグチ、デビュー戦は2着”. netkeiba.com (2006年2月19日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ “9億円馬ミスターセキグチ初勝利”. netkeiba.com (2006年4月9日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ “ミスターセキグチ、復帰戦は2着”. netkeiba.com (2007年1月8日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c “9億円馬ミスターセキグチが2勝目”. netkeiba.com (2007年3月3日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ “NEWS「Mr. Sekiguchi to Park Stud」” (英語). Thoroughbred Times (2011年11月29日). 2012年6月26日閲覧。
- ^ Jack Shinar (2011年10月29日). “Rose and Shine Blossoms in Princess Elizabeth” (英語). BloodHorse.com. 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b c d “Mr. Sekiguchi(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- Mr. Sekiguchi - Park Stud Farm in Canada
- 競走馬成績と情報 JBISサーチ、Racing Post